黒馬とマホイップとミュウツーと私
※9/11編集済(輝くサーナイト入りました)
ギラティナのロストインパクト280をミュウツーVstarが耐えれるようになったり、崩スタの為にベンチ埋めれたりするので強いです。
おはこんばんにちは、じぇねほ(https://twitter.com/geneho_poke)です!
チームSoDD Pro's所属。まだまだ若輩者ではありますが、私の黒馬との歩みを記録として一度残しておこうと思います。
ロストアビス環境時点のデッキリスト及び解説と共に、今までの変遷も綴っていけたらと思いますので、解説記事というよりも一つの読み物としてぜひ最後まで読んでいってやってください!
これまでの軌跡
ポケカ入門~黒馬との出会い
私がポケカを始めたのは、連撃・一撃(2021/1/22発売)が実装してからしばらく経った頃です。まだ1年半しか経ってないってマジ?
当時の私は剣盾の実機対戦にハマっており、YouTubeでも剣盾の対戦動画をよく見ていましたが、あるときいつも見ているぽへチャンネルの1本の動画が私の運命を大きく変えました。
小学生の時は公園のベンチでデュエル・マスターズを楽しんでいた私ですが、周りの友達が引退したり中学受験の為だったりもあって仕方なく引退しました(多分そういう人たくさんいそう)。剣盾での対戦に丁度飽きかけていた頃、眠っていたカードゲーマーの血が騒ぎ始めた訳です。
そこからぽきぽき(@pokipokipoke)やらんでぃー(@daipakizzudaze)、いぬっころ(@colocolo_wanco)達、今もお互いにしのぎを削っている仲間たちとの出会いもあり、初めて完成したデッキがコチラ。
やばい、懐かしすぎて涙出てきそう・・・
コンセプトとしては、場のポケモンに特殊エネを何枚でもつけられる特性「クレイジーコード」を持つポリゴンZでエネをドカドカつけ、青天井火力をぶっ放す大砲マホイップを作ります。トラッシュに行く代わりに手札に戻る「リサイクルエネルギー」が4枚手札にあれば、毎ターン60×4=240ダメージが約束される訳で。皆さんお察しの通り全然回らなかったケド。
余談としては、当時初心者の私はマホイップVmaxの下技「キョダイホイッパー」が、エネルギーの個数×60ダメージだと勘違いしていたというネタ話があります。超お手軽(実質)0エネ180ダメージは今考えてもヤバすぎる。。。
当然勝てない訳で、その間に仲間たちは当時最強だった三神ザシアンでシティリーグベスト8になったりしていました。私自身もスピードザシアンに逃げたりしてマホイップを見放しかけていましたが。。。
2021年4月23日。後に全国大会を席捲する、最高にして最強の相棒がついに登場します。
最強、現る。~黒馬過渡期まで
という訳で満を持して登場した「こくばバドレックスVmax」。実装した当初は、ミュウツー&ミュウGXやゲンガー&ミミッキュGX、オーロット&ヨノワールGXと組み合わせた型の方が主流でした。
しかし、マホイップVmaxを擦り続けて来た(というかそれしか知らなかった)私はこう思ったわけです。
「こいつら1パンできる上に返しで倒されないマホイップの方が黒馬の相方として優秀なのでは?」
そうして完成したのが、原点にして(当時の環境の)頂点である「黒馬マホイップ」。絶対王者君臨の瞬間でした。
しかし1強を許してくれないのがTCGというもの。当然、天敵も存在します。
Vmaxは倒されるとサイドを3枚取られる関係上、弱点を突かれて倒されるのはとてもつらいので、悪デッキ、特にムゲンダイナは対策必須だったのですが、「白銀のランス/漆黒のガイスト」発売の2か月程前、「双璧のファイター」にて、クリーチャーズは最強のメタカードを刷ってくれていました。
ガラルサンダーV。特性「とうそうほんのう」で実質闘1エネて打てる「らいめいげり」は、「ダメージを与える前に、相手のバトルポケモンについている特殊エネルギーを1個選び、トラッシュする」という、「ウィークガードエネルギー」+「HP340ムゲンダイナVmax」という悪魔のような組み合わせを一撃で葬ってくれる心強い味方でした。
そうして、イーブイヒーローズ発売後の2021年6月27日、シティリーグシーズン3@ドラスタ日本橋3号店で記念すべき初(準)優勝を納めました。
当時のデッキレシピがコチラ。
Cレギュには「マーシャドー」と「ポケモン通信」、そして何よりも「ゲンガー&ミミッキュ」というぶっ壊れポケモンがいたので、先攻3ターン目(実質2ターン目)でエネ7枚220ダメージがザラでした。
ポケモン通信は博士の研究を使う前にデデンネや黒馬Vmaxを山に避難させられる優秀カードですし、マーシャドーはバケッチャの完全上位互換、ゲンミミはエクストラターンとドロソを兼任する最強ポケモンです。
そんな訳で黒馬マホイップは環境最前線でバリバリ活躍し、同年7/17,18に行われたJCS2021マスターリーグで見事優勝を納めました。
しかし、後に出てきた・ゲンガーVmax(悪タイプ)・三神ファイヤー(悪タイプ+鋼タイプ)・ミュウVmax(速度で勝てない+ミュウ対策(頂への雪道等)が軒並み黒馬にもぶっ刺さる)らの台頭もあって黒馬に冬の時代が訪れます。雪道だけに。激さm
特にザシアンとファイヤーを両方とも用意して黒馬とマホイップどっちも弱点で1パンしてサイド4枚取ってきた三神ファイヤー、お前だけは絶対に許さん(私怨)。
ついにはスターバースからVstar環境になり、それまでの全てのデッキの完全上位互換であるアルセウスインテレオンやパルキアVstarが登場し、Vmaxは終わったかと思われていた最中、ついに第二の相棒が登場します。
ミュウツー、解禁。
ミュウツーVstar。ミュウやパルキアと比べてデッキ速度が劣るため、準備している間に黒馬Vが倒されると追いつけないというのが弱点でしたが、
・HP280の高耐久
・2エネでV全体に120ばら撒き
そして何よりも、Vstarパワーの技スターレイドを使った後にエネルギーが残るのが本当に強いですね。その後に黒馬Vmaxの技ダイガイストでそこそこ火力が出るので、Vstarも簡単に2発で倒せます。詳しくは後程記述。
そしてポケモンGo環境最初の大型大会「スパイクカップNeo」に持ち込み、6勝2敗完走、80位という好成績を残す事ができました。
さていよいよ、ここからロストアビス環境での今の結論デッキのリスト及び解説パートに移ります。
黒馬ミュウツーについて。
現時点でのデッキレシピ及び解説
基本的な動きは、
1.)1ターン目はバトルvipパス等で黒馬VやミュウツーVを並べる。最低限黒馬2匹、ミュウツー1匹が並べばOK。黒馬Vmaxは3匹で充分です。対面によってミュウは積極的に出していきたいですが出来ればクロバットVはこの時点では出さない方が良いです。
2.)2ターン目は相手がVを2匹以上出していればスターレイド1択。博士やマリィで手札を確保し冥界の扉を連鎖しながら盤面を作って行く。この時点でエネを飛ばすサイコパージは終盤の動きが弱くなるので避けた方が良い。
3.)3ターン目はミュウツーのVstarのサイコパージや黒馬Vmaxのダイガイストで相手のVstarを取りに行きたいです。
ダメージライン目安
・スターレイド120+5エネ(or4エネ+ベルト)ダイガイスト160=280
・スターレイド120+2エネトラッシュサイコパージ180=300
4.)終盤になると、場にエネルギーが沢山残るのでダイガイストでVstarを1パンする火力が出ます(エネ9枚orエネ8枚+ベルトで280ダメージ)。黒馬を入れ替えや風船🎈でぐるぐる変えながら相手にボスを要求させましょう。
という感じです。
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いくつか特筆すべきカードについて解説。
このデッキのメインアタッカー。先2ならスターレイド、後2ならベルト込サイコパージ300ダメージを狙いたいです。ただ、ミュウツーVが風船🎈の貼り先としては弱いのと、冥界の扉がベンチにしか加速できず、これを使わずに前に2回手張りするのがしんどいので出来ればスタートしたくないです。複数回使いたいなら釣竿で戻せばいいですし、ゲーム終盤は黒馬のダイガイストで280ダメージでるようになるので2-2採用でいいと思います。
霧の水晶からでも持ってこれるサポートポケモン。とりあえず風船🎈はコイツに貼ります。特性でバトルvipパスや霧の水晶、ポケモン入れ替えやこだわりベルト、ロストスイーパーにも触れます。強い。
ただし、月光手裏剣やロストマイン等の狙撃技で何かのついでに倒されると3-2-1のサイドプランを通されやすくなる点には注意。デッキを回すサポートポケモン枠としては好みでネオラントとの択になると思います。
ツールスクラッパーとスタジアム破壊を両立する汎用カード。コストとして使わなかったバトルvipパスを送ればいい上に、ふしぎなしっぽで引っかかるので使い勝手もいいです。バケッチャにも霧の水晶で触れるんですけどただ、ハピミルのような雪道4投してるようなデッキが現環境に少ないので、環境を見て雪道多投のデッキが多ければスイーパー2枚目やバケッチャとの択になると思います。
汎用スタジアムカード。使い終わったクロバットやミュウ、ダメージを負った黒馬VmaxやミュウツーVstarをトラッシュすることで負け筋を消す事ができます。パルキア対面でも相手の火力を抑えたり、レジギガス対面で崩スタマリィで相手を事故らせに行ったり等是非とも採用したい1枚です。ロストシティでもいいかも。
特筆すべき対面
いくつか注意すべき対面を挙げて行きます。
環境の覇者です。亜空のうねりでVやVstarを1パン、月光手裏剣でミュウと黒馬Vmaxに90ずつの後ボスでVmaxをとられると余裕で負けるので、ミュウは出さないか早急に崩スタでトラッシュしたい所。ミュウツーVstar1匹、黒馬Vmax3匹以外は出さずに、終盤に掛けてベンチの数をどんどん減らしてエネを貯めて行きましょう。スターミーは知らん。
最近勢力を伸ばしています。黒馬をスターレクイエムで1パンされると非常にしんどいです。逆に言えば、ウッウのおとぼけスピットは黒馬以外ならどうせギラティナで1パンなので黒馬でおとぼけスピットをくらわないように動きましょう。もしくらったら進化させないのも択です。ミュウもロストマインで黒馬にダメカンを載せられながらついでに倒されると3-2-1のサイドプランになってしまうので出さない方が良いです。
後1メロディアスエコーでVを倒されると(ほぼ)負けるので、先攻をとれたらミュウを前にして番を返しましょう。この対面は火力をパワータブレットに頼っている分ミュウツーVstarか黒馬Vmaxどちらかしか1パンできないので簡単にサイドを2枚取られるクロバットは出してはいけません。相手に2-2-2で取られないように動きましょう。当然、スターレイドは相手のミュウVmaxのサイコジャンプでの誤魔化しが間に合わなくなったりゲノセクトを簡単に取れるようになったりするので効果抜群です。積極的に狙っていきたいですね。しかし、フュージョンエネルギーが2枚ついたメロエッタは放置するのは❌。メロディアスエコー280ダメージは許してはいけない。
この2つの対面は特殊エネとスタジアムを封じる黒馬Vの上技「シャドーミスト」が刺さります。相手が先1でダブルターボエネルギーを貼れていなかった場合積極的に狙いにいきましょう。
(なんでミュウにそれしたらダメかって?カミツレで全て解決されるからサ!)
また、ロストバレットにも採用されている「輝くリザードン」ですが、280ダメージなら黒馬で受けた後に崩スタでトラッシュすれば1回攻撃を無かったことにできるので、積極的に狙いにいきたいです。
環境TOPのパルキア、ギラティナ、レジギガスに対して軒並み有利ですが、黒馬に限ってはこちらが有利です。この対面はミュウツーVの下技「トランスブレイク」を使います。160ダメージで全てのレジを倒せる上に、相手側はレジドラゴのドラゴンエナジー以外こちらを1発で倒せません。残りHPが少なくなったり、レジアイスの技「ブリザードバインド」で技を封じられたとしても進化すれば回避できるので、時間を稼ぎながら頃合を見て、崩スタマリィで事故らせにいきましょう。
最後に
ここまで約5500字、長い上に拙い文章だったと思いますが読んでいただき本当にありがとうございました!
このデッキはDレギュレーションのカードが少ないので来年以降も安心して使えるのも良Pointなので、ぜひ組んで使ってみて下さい!(そして改善案を乞食したいなぁと思ったり)