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オスロ大学サマースクールを終えて

本当に行ってきました!
そして5週間のコースを終えてきました!涙涙涙

オスロ大学の「北欧のジェンダー平等コース」です。
これで、いつでも日本に帰れますね。(半分嘘で半分本当)

学びのシェアはおいおい綴っていきたいと思うので、今回は概略と感想のシェアをメインにしたいと思います!

コース概要

オスロ大学が夏の期間だけ運営しているInternational Summer Schoolの1つのコースとして「Gender Equality in Northern Countries」がありました。学士と修士のコースがあり、私は学士として応募しました。でも、蓋をあけたら学士も修士も同じクラスでした汗

申し込み締め切りは2024年2月頃で、高校卒業証明書、志望理由書とTOEFLスコア(60点以上)が求められました。コース自体は2024年6月24日~7月31日の5週間。主にクラスルームでのレクチャーでしたが、2回ほど学校外の施設を訪れるエクスカーション(国会見学とWomen's museum)があり、その他グループワーク&プレゼンが課されていました。

そして最後の3日間はTakehome examで、初日の朝8時に課題が発表され、3日後の24時までに8ページの論文を提出するという個人的にはムリゲーな課題が課されました。子供在宅の中、何とか提出しましたが、結果はまだわかりません。。。(昨日、やっと通知がきて平均点以下ではありましたが(^^;)何とかパスしていました)

校内の並木道

どんな人がいたの?

予想通り、ほぼ20代の学生でした。オスロ大学の通常の学士コースはノルウェー語で行われるのですが、サマースクールは英語です。そのため、いろんな国から学生が学びにきていました。日本の大学は単位にならないのですが(単位にできるようにするべきだと思います!)多くの国は15単位取得できるので、それ目的で来ている人も多そうでした。

多かったのは元々交換留学先として提携していた歴史のあるアメリカからの学生。そして何故かベトナム人の学生(アメリカやイギリスに留学中の)も多かったです。日本人は私を含めて3人と多いほうでした。あとはパラパラヨーロッパのいろんな国からきていて、みなさん、とても真面目で優秀な生徒たちでした。(だって学生時代の夏休みの1か月を勉強に費やす人たちですものね!)

基本、学生はみんな同じ寮のようなところ(ホテル)に宿泊し、授業はもちろんのこと、食事も共にし、土日や連休にはハイキングや山登りのイベントもあったりで、濃密な1か月を過ごしている様子でした。私は寮生でもないですし、授業後は速攻で子供のお迎えをしていたので、あまり深くは交流できませんでしたが、そんな学生たちの様子をみて自分の学生時代を思い出したりして懐かしく思いました。

Opening Ceremony

ドキドキの初日授業を終えて、夜はかなり大規模なオープニングセレモニーが行われました。その日は子供たちのサマースクール初日でもあり、朝から弁当作りをし、すべてのアレンジがうまくいくか気をもんだりもしたので、夕方の時点でヘトヘトでしたが、「これだけは記念に行っておきたい!!」とヘロヘロになりながらも夕飯づくりをし、何とかでかけました。

会場はオスロ大学内の講堂で、ムンクの絵で四方八方が囲まれている部屋でした。各国大使も招待されていて、ものすごい迫力のパフォーマンス(Stella Polaris)もあり、オスロ大学がサマースクールに力を入れていることがとても伝わってきました。今年は80か国、約500名の学生が集まっていたようです。スピーチから1947年から続く伝統あるサマースクールであることを知り、参加できてよかったなと心から思いました。

ムンクの壁画の講堂
Stella Polarisのド迫力のパフォーマンス

パフォーマンスにもパワーをもらい、5週間頑張ろう!と改めて心に誓いました。それとともに、自身の年齢を考慮し「健康第一」で「無理しすぎない」ことを意識しました。私は周りの学生と違って子供を抱える母であり、時間にも体力にも制限がある。「マイペース」を保って楽しく駆け抜けようと思いました。

セレモニーのあとはオスロ市庁舎での夕食会がありましたが、次の日のことを考え、帰りが遅くなると早速破綻しそうなのでw、後ろ髪惹かれながらもその日は帰宅の途につきました。

感想

本当に受講してよかったと思いました。思い切って申し込んで、飛び込んでみてよかったなと。

正直、始まった当初は膨大なリーディングアサイメント(毎日60ページの論文)を目の前に呆然とし、「最後まで受講するのは難しいかもしれない・・・」と思いました。授業も先生が結構早口で聞き取れないことも多々あり、ディスカッションのレベルも高く、「あー落ちこぼれてるなあ」って思ったりもしました。(笑) 最終試験は英語の論文を8ページを3日で提出といわれ、「辞退しようかな・・・」と本気で先生に相談したことも。

でも、何とか終えることができました。試験もパスすることができました。

「やれるだけやってみよう」
「落ちこぼれでもギリギリでついていけばいいじゃない」
「私が知りたいことが知れればいいじゃない」

少しそうやって自分を緩めることで、持続できたのかなって思います。グループプレゼンも同じグループになった学生には最初から私の時間的制約を伝え、でもこういった形でなら貢献できると思うと話し、自分のできる最大限の努力をしました。結局あまり大した貢献はできなかったのですが(^^;)、甘えるのもたまにはいいじゃない、と思えるようになりました。

平日は授業後、ダッシュで子供をお迎えし、一緒に遊び、夕飯終えてお風呂入るころにはもうクタクタなので、そこは割り切って寝ることにして、朝5時起きで勉強することにしました。(もともと夜弱く、朝型なので)週末も5時起きを継続し、なるべく次の週の宿題を週末に済ませるようにし、何とかまわしていました。

確かに「大変!」だったけど、自分に集中できる充実した時間でもありました。こちらに来てからの夏休みは2か月と長いので、子供といかに時間をつぶすかと、毎日日めくりカレンダーのようにカウントしていましたが、今年はあっという間でした。

正直「あー疲れた~」と思うこともあったけど、「意外と忙しいほうが調子がいいかも」「目標がある生活はメリハリがあっていい」とも思えました。今回をきっかけに、朝勉の習慣を続けています。

娘も息子も私が手放すことで自律したように感じました。9歳の娘は初めて習い事に送迎なしで(連絡用の携帯は持たせて)行くことができました。途中2週間はパパと二人で日本に一時帰国もしていました。5歳の息子もシッターさんファミリーに良くしてもらったおかげで、一度も「行かないで!」などと駄々をこねることなく、私なしでも楽しく元気に過ごすことができました。

習い事に初めて一人で向かう娘を見送って自分も学校へ向かった初日の朝

こうやって振り返ると既に懐かしく、キラキラ眩しい日々です。辛かったことはすぐに忘れるタイプですね!(笑) 

でも、一生の思い出になること間違いありません!また近々大学を訪れてみたいと思います♪ 暗く、寒くなる前に。

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