1123_お子持ち様
昨日は酔っ払って鬱々とした気持ちで書いた文章がやけに刺さる。
ラジオ感覚で聴いているYouTubeのライブ動画で聞き慣れない言葉を聞いた。
「お子持ち様」
子供を盾に他者への配慮を欠いた振る舞いをする子持ち親を揶揄するネットスラング、であるという。
ギクリとした。自分が「子なし」と「子持ち」の、分断された社会の一方に組み込まれていることに。確かにそこに超えがたい壁があった。
子育て世帯は、すでに日本でも18%程度なのだという。子育てを経験する人間は、10人に2人ほど。子を育てることが、圧倒的にマイノリティになっている。
なんとも得がたいこと、至高の命題なのだということだろうか。生物学的に子孫を残すことは至極当然のこととされているのに。
周りを見渡しても、子どもがいるのが当たり前と言う感じだったのだが、自分特有のエコーチャンバー効果だったのだろうか。自分のいない場所の社会はどうやら違うらしい。
だから、「子どもがいると、大変だねー」いかにも、羨ましくなんかないと虚勢を張っても、隣のブドウは酸っぱいと言い張る狐と一緒だった。万年、出産祝いの祝儀貧乏である。
そのくせ、過去3回、育児休暇を取った職場の同僚後輩の仕事の皺寄せをくったことがある。仕方ないと言い聞かせつつ、人事との面談でも子なしが割りを食っているをこと愚痴ったことも事実だ。
子持ちとか子なしとか、そこから生まれる分断とかハレーションとか関係ないとこでに生きさせてほしい。
だって、俺は子を育てられないのだから。代わりに自分の好きにさせてくれ、それくらい享受させてくれてもいいだろ。誰に懇願するわけでもないのに、呟いてみる
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