1282_つまらないか面白いか
毎日。何を食ってるかで私たちの体はできているだ、とよく言われる。
だから、毎日、音楽は何を聴いているか、本は何を読んでいるか、他人と何を話しているか。見たり聞いたり感じたり怒ったり泣いたり笑ったり。そんな日々の由無し事が積み重なっていく。
そんなもので、私たちの心や頭の中はできている。
結局のところ、自分がどんな人間かは今までどんな風に生きてきたかによるもの、ということなんだろう。常に過去の蓄積による最終的な集大成が現在であり最新の自分。
つまり、これまでがあるからこそ、今がある。
何者にかになりたくて、やってきたことがあったとしても、結局、何者にもならなくて、今の自分にしかならない。
だから、つまらない人間なんであれば、これまでつまらないことを自分でやってきたり、つまらないことを見たり聞いたりしてきた結果なんだろう。
これを否定できる人間っているのだろうか。
つまんねーテレビ、つまんねー仕事、つまんねー人間関係。つまんないことから、面白いことを生み出すのはなかなか厳しい。
面白いことをやったきたから、面白い人間になりそうな気はするけど、実際はつまらない人間もいることはいる。でも、つまらないことを散々やってきて、面白い人間ってそうそういない気がする、なんとなく。根拠はない。