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1202_スノウクラッシュ

サマソニではじめて観たBRING ME THE HORIZONを聴きながら、ニールスティーブンソンのスノウクラッシュを、一気に読み終えた。どっちもアクの強い、けれど見た(読んだ)人を引き寄せる強烈な匂いを持っている気がする。

スノウクラッシュのようなサイバーパンクのSF小説ははじめて読んだが、衝撃だった。これが20年前の作品だということも。

BRING ME THE HORIZONはLINKIN PARKの後追いでもなければ、代わりでも後継でもなくて、まったく別の存在であってその影響はまた新たな時代を作り出すアーティストなんだろう。両方とも、自分が大学生だったら、間違いなく夢中になっていただろう。

だけど、味わえる時代や年齢は関係ないが、受ける衝撃の鈍痛さがこたえる。

読後感として、不思議な達成感というか、自分では出せないスピードの出る新しい乗り物で高速道路を走り切ったあとのような、このドライブ感溢れる作品独特の世界観に酔いながらも、それと同時に自分のこの手のうちに新たに自分の世界を描いてみたいとも思った。

昔はこういう気持ちの高揚が、ちゃんと言語化されて(拙いながらも)、表したい気持ちを言葉にして捻り出してきて、よし、俺も物語を書くぞー、と思い立っては、また挫折していた。

いったい何を書く、何を求める?自分で経験した、自分の中にあるものでしか、勝負はできないが、どうするつもりだ。

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