夜景が好きだ…
高い場所から
夜景を見おろす
綺麗だ…
百万ドルの夜景
そんな言葉を思い出す
不思議だ…
昼間に見る風景と全く違う
当たり前だけど
なぜだろう
例えば
目の前の夜景を
一枚の写真に収めて見る
やはり綺麗だ
分かった
この一枚の写真には
そこに住む人々の生活が
凝縮されているのだ
もちろん昼間だってそうだろう
でも…
一軒一軒の家の窓
ビルやマンションに並ぶ窓
それぞれに灯りが灯っている
何の灯りだろう
ビルなら残業だろうか？
家々なら家族の団らん？
それとも勉強中の受験生？
カップルは愛の語らいの真っ最中かも？
子供達はもう寝ているのかな？
いろんな生活が思い浮かぶ
街の灯り…
幸せな灯りばかりでは無いだろう
犯罪が進行中かもしれない
灯りの中で命を失う人も
いるだろう…
でも…
そこに人々の暮らしがある
一軒一軒の窓の灯りに
喜怒哀楽が詰まっている
人々の生活が営まれている
そう言った人々の営みを
夜景に浮かぶ灯りの一つ一つに
想像することが出来る
今日も人々はあの灯りの中で
精一杯生きているのだろうな
そう思うと心が温まる
夜景を見るとなぜか安心できる
だから私は夜景が好きだ
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