熱量を上げる
所属する中小企業家同友会で開催している「共育塾」という中堅社員向けの研修会にて講師をした時の出来事です。「福留さんの熱量に驚きました。うちの社長とは全然違いますね?」と言われたと、ある経営者がおしゃっていました。
・「熱いですね」と言われて
「熱いですね」と言われることがありますが、私自身としては全くの無自覚なものですから、その熱源について思考してみようと思います。
「熱」というと、稲盛和夫さんの有名な方程式である、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」を思いだします。考え方については、弊社では「GSPolicy」と命名する指針書にまとめ、勉強会を開催し日々深めています。能力については、カッツ理論に基づいて、コンセプチュアルスキル・ヒューマンスキル・テクニカルスキルを磨くための教育を行っています。では「熱意」についてはと聞かれると簡単に出てきません。
・感情のエネルギー
創業から5年経過した2011年頃、プロスポーツ選手のメンタルトレーナーをされている方の研修を受けた際、感情にはエネルギーがあることを知りました。エネルギーが小さい順に、不満のエネルギー < 願望、自己のエネルギー < 好き、得意のエネルギー < 悔しさ、意地のエネルギー < 感謝、使命感のエネルギー であると教わりました。ちょうどその頃、弊社ではグループウェア上に「ありがとう掲示板」というものを社員が自主的に立ち上げてくれました。サンクスカードを使っている会社は多くありますが、同じような取り組みです。同時に、脳は習慣によって変えることができると教わりました。
・毎日「ありがとう」という習慣
これらのことから、半信半疑ながらも、自分自身をエネルギッシュにするために、毎日「ありがとう掲示板」に書くことを宣言し、すでに12年以上継続しています。良い点を見つけることから始まり、心から感謝するようになり、そして熱意が増すという好循環になったのでしょう。これが人前で話す際に熱量増加につながっていると思えます。
・「ありがとう」が合言葉の慶應義塾高校野球部
この夏の甲子園で優勝した慶應義塾高校に興味を持って調べると、「”ありがとう”という合言葉が強さの源」といった記事が見つかりました。弊社でも取り組んでいる、致知を使った木鶏会と呼ばれる読書会も行っているようで、共通点の多さに驚きます。スポーツであろうが、会社であろうが、チームで何かを達成するためには、相互に熱意を伝える必要があります。特に能力が乏しい私のような経営者は、その不足分を熱意でカバーする必要があります。そんなとから、引き続き「ありがとう」を言い続けようと思います。
尚、「ありがとう」を言うことに恥ずかしさがあるとの声も聞きますが、この行動による悪い副作用は一切ありませんから、勇気をもって習慣になるまでやり続けることをお勧めします。
・現場クラウドConneのオンボーディング
現場クラウドConneを導入頂いたお客様向けのオンボーディングの際に、弊社のカスタマーサクセスより活用事例を紹介しています。その際に必ず「ありがとう掲示板」の運用事例を紹介しています。先日、表敬訪問したお客様先では、コミュニケーションの改善についてアナログ・デジタル両面で取り組んで、3年間で離職者が激減しています。「ありがとう掲示板」の効果も大きいと、嬉しい声を頂いています。ありがとう掲示板の詳細な運用については、別な記事で紹介します。
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【自社サービスのご紹介】
「ありがとう」は、オープンであること、双方向であることで、その価値が何倍にも増します。
現場クラウドConneで、全社でありがとうを共有しましょう。
現場クラウドConne(コンネ)
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