【コンサル志望就活生必見!】ChatGPTで出来るフェルミ推定のトレーニング
みんさん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、、、
【コンサル志望就活生必見!】
#ChatGPT に先生役をやってもらい、#フェルミ推定 のトレーニングを行う方法を紹介します!
はじめに
ChatGPTが公開されてから約10か月が経ちました。公開されてからたちまち話題となり、その活用方法や規制などについて多くの企業や国家で議論の対象となっています。誰でも無料で簡単に使える上に、人間の代わりに様々なことを行ってくれることから、我々の仕事や生活に大きな影響を及ぼすのではないかといわれています。
ChatGPTには無限に近い活用方法がありますが、今回の記事では、なんとChatGPTを先生にして、コンサルティングファームや金融業界の面接でよく聞かれる「フェルミ推定」のトレーニングを行う方法を紹介します。就活生必見です!
フェルミ推定とは
フェルミ推定とは、一見予想もつかないような数字や、調査しないとわからないような数字を、論理的思考能力を頼りに概算することです。例えば、「日本にある駅の数」や「一日に飲まれるコーヒーの量」などといった問いに対し、一般的に明らかな数字(都道府県の数や日本の人口など)や身近な情報(駅間にかかる時間やコーヒー好きが一日に飲むコーヒーの量)を組み合わせ、論理的に答えを概算していきます。フェルミ推定は、限られた情報を駆使して、論理的に思考することが重要視される職業(コンサルタントなど)の採用面接でたびたび出題されています。
ChatGPTにフェルミ推定の問題を出題してもらう
早速ChatGPTを使用してフェルミ推定のトレーニングをしていきましょう。ChatGPTは先生として、問題の出題、回答の解説、さらには生徒役(ユーザ)の回答の傾向や改善点のフィードバックまでしてくれるのです。先生になってもらい、トレーニングしていくための手順をご紹介します。
まずは、ChatGPTにお願いしたいことを指示する
ChatGPTにお願いしたい役割を伝えましょう。以下のようなことを伝えると役割を理解してくれます。
・先生役をやってもらうこと
・生徒に難易度を選択させ、その難易度に応じたフェルミ推定の問題を出題すること
・生徒役(ユーザ)の回答が正しいかを判断し、誤っている場合は回答・解説を行うこと
・3問終えた時点で生徒役にフィードバックを行うこと
実際の入力文は以下になります。(英文で入力した方が正しく動作するという印象です)
トレーニング開始・難易度の選択
役割を指示するとトレーニングが開始されます。指示通り、まず問題の難易度を聞かれます。
まずはおとなしく初級を選択してみます。すると、早速出題してくれました!
問題に回答する
【正解編】
初級編、最初の問題は「地球上にある車の数」です。フェルミ推定の設問としては確かに初級ですね。
生徒として、車の数の定義(今回は自家用車の台数)や算出方法といった考え方を含めてChatGPT先生に伝えてみます。
するとすぐにChatGPT先生が正解・不正解判定+回答へのフィードバックをしてくれました。先生は褒めて伸ばすタイプなのでしょうか。ほめてくれてうれしいですね。
【不正解編】
3問出題するように指示を出したので次の問題を出題してくれます。今度は「ピザの注文数」を求めるようです。一日にピザを食べる人の数、その人が注文するピザの枚数を考えれば、正解が求まりそうですが、今回はあえて間違った答えを伝え、ChatGPTが不正解時にどのような反応をするのか見てみましょう。
世界の全人口が皆ピザを1回注文すると回答してみます(80億人×100%×1回=80億回…多すぎですね、、)
なんとChatGPT先生は、的確に答えが不適切と判断しました。そして、ヒントをくれ、もう一度考えるチャンスをくれました。
今度は正解を目指し、ピザを多く消費する国とそうでない国に分けた上で注文率を乗じた数を回答します。
正解したようですが、細かな計算をサボった部分を指摘されています。。ChatGPT先生はなかなか厳しいですね。。
【ヒントをもらう】
最終問題は「サッカーボールの生産量を求めよ」とのことですが、うーん、最終問題とあって、なかなか難しいですね。ヒントをもらえるか聞いてみましょう。
ChatGPT先生は優しい一面もあり、ヒントをくれました!
2つ目のヒントと3つ目のヒントをもとに、世界のサッカー人口×交換周期で回答すると、正解とのことで、ほめてくれました!
【フィードバックをもらう】
最初にChatGPTに役割を指示した際に3問終えた時点で生徒役にフィードバックを行うことと伝えていたので、フィードバックをもらうことができます。
全体的に褒められており、親切に今後の取り組み方に関してもアドバイスをくれています。(途中、計算をサボったことをまた指摘されています、、)
おまけ~上級編~
難易度を最初に選びましたが、上級を選択すると以下のような出題がありました。難易度も適切ですね。
上級問題は歯ごたえがありますね。フェルミ推定が得意な方にはおすすめです。
感想
ChatGPT先生は適切な問題を出題してくれており、生徒が分からない問題に対してはヒントをくれたり丁寧に解説をしてくれている印象を受けました。(ピザの注文数やサッカーボールの生産数などは、ChatGPT先生がどこまで正解を知っているのかは疑問ですが、、)
また、フィードバックも的確で、無料で行えるトレーニングとしては十分であると感じました。
今回はフェルミ推定のトレーニングを行いましたが、他の分野の学習も当然できそうです。学生であれば、英作文の練習や化学の知識を問う問題なども出題してくれるでしょう。社会人であれば、いずれ研修の教材の一つとして、ChatGPTが用いられるかもしれません。
おわりに
今回は、ChatGPTの応用的な使い方として、ChatGPTを用いてフェルミ推定の学習トレーニングをする方法を紹介しました。ChatGPTをはじめとした生成AIの活用方法の可能性は無限大であり、今後も様々な活用方法が登場することを期待しています。生成AIを上手に活用しながら、人間と生成AIが共存する、そんな未来が来るのが楽しみですね!
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