アクセラレーター奮闘記(仮)Session1-②:何度もつまづいているの
もっとヤバい自分の癖
自分が尋問されている動画をみて絶望しながらも、本題はこっからです。
お題:組織の達成したい共通目標があるのに、「個人の感情」や「思惑」がその目標達成の阻害要因になってしまうことを避けるにはどうすればよいか?
と始めに設定したお題ですが、師匠とのセッションの中で、みるみる変化していきます。
まず僕の対話の課題として「こそあど問題」の次に「主語の欠落」があります。“誰の”何がどうなったか?“誰が”その発言をし、“誰が”その決定を下したのか?
第三者がこの整理をしながら、把握するにはひと苦労な説明を繰り広げてしまうことを自覚させられました。
自分ではできる限り具体的に言語化した“つもり”のお題でも、その解像度が荒いことがわかります。まず少しこのお題の背景を説明します。
僕は今の会社に入って2年間、リーダー(課長職みたいな感じ)として、「小児科医を1人でも多く集める」というミッションを背負っていました。
クリニック数が増えて既存のやり方では目標達成が難しくなってきたので、いくつも“改善のための新たな取り組み”を提案しては、実行に移してきました。
今の仕事に限った話ではありませんが、僕はこれまでの仕事でも身近なところに前例がなかったり、既存のやり方では改善が難しい局面にあたってきました。その結果、組織内では“斬新とされる方法”を集めてきては実践→検証を繰り返し、“何らかの変化”を起こす様な働き方をしています。
これだけ聞くと「そんなん仕事の進め方として当然やん」みたいに聞こえると思いますが、現実はそう簡単にいかないからややこしい!
自分では情報の仕入先を明かし、「どんな意図で、何をしようとしているのか?」をできる限り上司にもメンバーにも報告説明している“つもり”でいました。なのですが…
ある一定期間を過ぎると思いも寄らない結末を迎えます。理由は様々ですが、自分では改善計画の6合目を越えてきたぞ!ってあたりで、その歩みを止めさせられることが何度もありました。
毎回同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。僕もいい歳になって、経験もさせてもらったので、今回は直属の上司、そのもっと上に当たる人にも定期的に進捗を報告。
自分ではこれまで蔑ろにしてきた『社内政治』ってヤツもしっかり押さえた😏
部下にも自分のマネジメントスタイルや評価軸も提示して、戦略に関してもなるべく理解してもらえそうな言葉に置き換えて説明した。
「よし!できることは全部やった!」…はずだったんですが、どうやらそうではなかったようです😔
今回も同じ様な6合目、『3カ年計画』の2年まで終わった段階で「はい!終~了!」を言い渡されてしまいました。それが今回の異動の簡単な流れです。
そしてこんな感情が生まれました。
「何なんだ!?ここまでやってどこのが足りなかったんだ?誰のどんな合意を取れていなかったんだ?」と。
当然、何も原因が思い当たらないわけではありません。それなりにアクセルは踏んでいたし、部下に対しても言わなきゃいけないこと、指導しなきゃいけないことははっきりと伝えました。「パワハラ」という言葉が席巻し、世のマネージャーを苦しめている現代なので、それに反したとされれば言い訳できないこともあったかもしれません。
本当の理由はわかりません。しかも、ある一定以上の追求もしませんでした。途中で諦めてしまっていたようです。おそらく、この辺に僕の本当の課題がありそうです。
to be continued...