[無料]Genの骨延長イリザロフ経験談【帰国後半年の投稿動画をもとに】
こんにちは。骨延長経験者のGen(@Gen_ilizarov)です。
2018年に+10cmの骨延長イリザロフ手術を受け、167cmから177cmに身長を伸ばしました。東欧アルメニアに5ヶ月滞在し、帰国後3ヵ月で日常生活に復帰してます。費用は全部で500万円でした。
僕のYouTubeで一番再生されている動画をもとに記事にします。
「動画で見るよりサクッと文字で読みたい」ひともいるかもですしね。
というわけで、わざわざ動画見なくてもいいです(笑)
20分の動画って結構長いですしね。
↑ちなみに、いま(手術から2年)はコレくらい歩けてます↑
手術で、身長は伸ばせる
僕はイリザロフ手術という骨を延ばす手術で、10cm身長を伸ばしました。
日本国内ではなく、アルメニアという国で手術を受けました。
2018年5月から10月まで約5ヶ月間滞在し、現在は帰国してから半年ほど経っています(動画撮影時2019/3月)。
まだ屈伸ができないとか、アキレス腱の柔軟性が十分でないとか、走れないとか、ジャンプできないとか、正座できないとかあるけど、日常生活には特に支障なく過ごしています。
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情報発信を始めたのは「痛みを紛らわすため」
骨延長中は痛みやストレスでとにかくツラかったので、少しでも気がまぎれるコトを探して、匿名掲示板5chに書き始めました。
匿名掲示板ではアルメニアの骨延長に対する誹謗中傷が溢れていました。
僕自身は順調に手術や延長期間を過ごしていたので、偏見や嘘でアルメニアのドクターチームが悪く言われるのは嫌だなと思って、反論というか「自分は順調だよ」と知ってほしくて情報発信を始めました。
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動画撮影を了承し、2000ドル割引してもらった
ところで元々、アルメニアのチーフドクター、Dr.ミルゾヤンから「君の手術経過を撮影して我々のウェブサイトに載せたい。了承してくれるなら手術費を2000ドル割引くよ」と提案があり、実際割引いて貰ったのは事実です。
その動画で顔はモザイクをかける予定でしたが、Dr.ミルゾヤンに「顔も載せてもいいか?」と頼まれ、公開することを了承しました。
彼にはアルメニア滞在中すごくお世話になって恩義もあるし、アルメニア骨延長の普及と発展に少しでも助力になればな、と思ったからです。
そちらで顔も載ることになったので、「今さら顔を隠してもしょーがないな」と思い、今回顔出し動画を撮ったわけです。
↑ Dr.ミルゾヤン(身長180cm)とGen
アルメニア最大の湖「セヴァン湖」にて(琵琶湖の1.5倍くらいの広さ)
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500万円と半年間で「+10cm」
10cm伸ばすのに、費用は約500万円かかりました。
LON法という、髄内釘(インプラント)を併用するイリザロフ手術です。
LON法は Lengthening over nails の略称で、従来の手術法と比べて、約半分の期間で帰国できます。
従来法で10cm伸ばすと約1年かかりますが、僕は5ヶ月で帰国できました。
だから現在(動画撮影時2019/3月)、両脚の大腿骨と脛骨に髄内釘(インプラント)が入っています。
日本の整形外科医にも何人か確認しましたが、「抜いてもいいし、抜かなくてもいいよ」と言われました。
なので、髄内釘は一生抜かないつもりです。(結局、2020年1月にアルメニアに再渡航して抜きました)
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帰国直後の3ヶ月間は実家で過ごした
最後の手術(創外固定器を外して髄内釘をロックする)を終えて、2週間後に帰国しました。
帰国時は杖でも歩けない状態だったので、ご老人が使うような手押しの歩行器で移動していました。
で、しばらくは実家で過ごしていました(色々サポートしてくれた家族ありがとう!)
もともと自分の部屋は2階でしたが、階段を登れないので1階に簡易ベッドを置いていました。
ご飯は普通に食卓で食べられるし、トイレやお風呂も入れます。
幸い、両親が将来に備えてトイレやお風呂に手すりなどを設置していてくれたので、非常に助かりました。
日常生活を淡々と行うのがそのままリハビリになるので、特に病院やリハビリ施設に通うことはありませんでした。
帰国して2、3週間(最後の手術から4、5週間)も経つと筋力や柔軟性が少しずつ回復してきて、歩行器でなく杖だけでも歩けるようになったので、両手で杖2本を使って歩き始めました。
気分転換に外を散歩してみたり。この頃には手すりを使えば階段の昇り降りもできるようになっていました。
今(帰国して半年)はもちろん普通に歩けるし、片足立ちもできます。
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イリザロフ手術で、なぜ骨が伸ばせるのか
人体の「再生力」を使って、骨を伸ばします。
骨延長手術では、まず全身麻酔手術で人工的に骨折させます。
一般的な骨折治療では、骨が元通り繋がるまでこのまま固定します。
ですが、骨延長の場合、「創外固定器」を使って骨折部分の隙間を少しずつ伸ばしていきます。
骨折部分には新しい骨を作るための仮骨(骨の赤ちゃん)が形成されます。
仮骨は最初は柔らかく、水飴というかスライムみたいな状態です。
創外固定器によって、スライム状態の仮骨を少しずつ伸ばしていきます。
まさにスライムがびよーんって伸びるイメージです。
予定の延長量が完了したら、そのまま固定を続けて完全な硬さの骨が完成するのを待ちます。(この期間はLON法であれば、創外固定器が外れます)
神経・筋肉・皮膚などの「軟部組織」は骨の延長に伴って自然と伸びてきます。(もちろんストレッチやリハビリは超大事!)
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外野の雑音なんか、気にするな
匿名掲示板でイリザロフ手術について調べると罵詈雑言の嵐です。
・そんなことをやるのはバカだ
・切断になったらどうする
・一生車椅子
・親からもらった体を大切にしろ
匿名で批判を書き続けるのは「本当はやりたいのに出来ない」人たちです。
だから前向きに手術しようとしている人たちを叩く…。
たしかに、骨延長にはお金も時間もかかり、痛みやリスクもあります。
それを乗り越えて、手術に踏み切れる人は少ないでしょう。
でも、
だからこそ、
本気で手術を考えている人には、正しい情報をもとに正しい判断をして、後悔のない決断をして欲しい。
外野のノイズに惑わされるな。
他者の人生じゃなく、自分の人生を生きよう。
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【Genの骨延長経過】
2018年5月~10月、アルメニアに滞在し骨延長イリザロフ手術を経験。10cm(大腿5cm / 下腿5cm)をLON法(Lengthening over nails)で。
費用は全部込みで500万円。
帰国後3ヶ月で日常生活に復帰。
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