現八推薦漫画/うめざわしゅん著『えれほん』
今日はオススメの漫画を紹介したい。
それは、うめざわしゅん著『えれほん』である。
そもそもこの漫画を知ったのはnoteのおかげである。
なんと、本著収録の短編、『かいぞくたちのいるところ』を無料公開してくれているのだ。
まずは以下をお読みいただきたい。
これがあまりに面白かったために、えれほんを即買いしてしまった。
これだけのストーリー力と画力を両方持ち合わせている作家はそうは居ない。異才とか紹介されてるが、掛け値なしに天才だと思う。
ただまぁ、万人にオススメ、というわけにはいかないのが残念なところ。
『かいぞくたちのいるところ』をお読みいただければお分かりと思うが、理解するためには結構な事前知識が必要。
これが好きな人は、他の収録作品も絶対おもしろいはず。そのために無料公開に踏み切ったのだろうか?
しっかし、noteが無ければ知ることは無かったのかも、と考えると英断だったのではないかと思う。
冒頭の短編、『善き人のためのクシーノ』もかなり面白いぞ。
色んな用語をパロった造語が多数あって、ニヤニヤしてしまうのだが、「偽装一人焼肉(フェイクぼっちグリルドミート)」は吹いた。
『もう人間』はアンビリスク症という、へその緒を切ることができないという病とそれにまつわる人々の人間ドラマ。
これは誰が読んでも面白いはず。
『なんちゃらで叫ぶ』とか『なんたらを食べたい』みたいな、ただ、不治の病可哀想っていう話とは一味違う。これ映画化したら良いんじゃないか?
先生は他にもいくつか著作があるのだが、なかなか入手困難な品もある。良い漫画は、Kindle版でなく、単行本が欲しいんだけどなー。
プレミア価格になってるものだったり古本には手は出したくない。それが作家さんに還元されるんだったら良いんだけどさ。
みんなも面白いと思ったら買って欲しいんだぜ!
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