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セラクレンズ値上げします。

送料別から送料込みの値段へ

実質同額だけど、値上げして送料を無料にします。実施は9/7の12時からになります。

この度、セラクレンズの価格をお客様への負担はこれまでと同じものの実質的に値上げすることに致しました。以下が価格表になります。


今回、なぜ送料込みの値段にするのか。お客さまの金銭的負担は変わらないけど、実質値上げに踏み切ったかの理由についてご説明したいと思います

たくさんの人に届けたい。セラクレンズのコンセプト

セラクレンズは無意識の洗いすぎにより、肌荒れをしている人がかなり多いのではないかというコンセプトの元、洗わないメイク落とし兼洗顔として発売を開始しました。

  • 洗いすぎる現代の美容習慣を変える

  • 生活の中の無意識の洗いすぎに気づくこと

を目標としてクラファンを行いました。

この思いを多くの人に届けるためには、より皆様が買いやすい価格設定にしなければいけないことが何よりの課題でした。またクラウドファンディングをするにあたり、一旦原価を無視して、自分たちが買いたい値段、買いやすい値段で商品を出してみようことでチームで話し合い、この価格を実現するためには、どういうものづくりをすれば良いかを徹底的に洗い出し、価格に向き合ってきました。

結果多くの方にお届けすることができました


日々のメイク落としや洗顔方法を変えるのはハードルが高い

多くの方にセラクレンズを通して洗う習慣を見つめ直して欲しいと思うものの、実際はとても難しいと考えています。まず美容理論がこれまでと真逆な上に、やり方も含めて新しすぎることや、慣れすぎてしまった習慣を変えるにはとてもハードルが高いと考えています。それに加えて以下のことが実際にやってみて課題として浮かびあがってきました。

日本では難しい王道のD2Cの販売方法

D2Cという言葉が世に広まったのはいつからでしょうか?これまで多くのD2CコスメメーカーさんがDirect to consumerを実現するために多くの取り組みを行ってきました。そのメインが自社のECサイトや店舗で直売するというやり方です。これは多くのアメリカのスタートアップ企業のやり方を模範した形で行われてきました。

しかしながら国土が大きすぎ、車社会でちょっとした買い物も一苦労するアメリカと駅前で何でも変えてしまう、電車社会の日本とではオンライン通販の重要性が全く違います。

実際に私たちもD2Cコスメとして、日本でのオンラインの直売モデルを模索してきました。実際にやってきた結果はやっぱりオンラインだけだとかなり難しいという現実です。この難しいという意味は単純に売るという意味だけではありません。伝えるだったり、広めるだったり、その他あらゆる面での難しさです。特にコスメの場合は売っている商品が液体のため、自分の肌に合うかどうかなどがオンラインでは分かりにくく、EC化率が非常に低いことも大きな要因となります。

1年間オンラインのみで販売してきて、オンラインの限界も知れた1年でした。

安すぎるほど難しいオンライン通販の道

 限界を知った一つの理由にセラクレンズの場合は価格が安すぎる面もあると思っています。私たちの一番安い商品は1800-1990円ぐらいの商品です。例えばオンラインで販売する場合、この商品に送料がのっかかるわけですが、例えば1万円や数万円の商品であれば、送料もそこまで気にならなくなりますが、500円や1000円ぐらいのものに送料が500-1000円ぐらいかかるとどうでしょう?単純な錯覚になりますが、送料が500円として、10000円の商品が10500円、500円の商品が1000円になると、安いはずの商品がずいぶん高い買い物だなと思ってしまうのは普通の感覚だと思います。それであれば、どこか近くのお店で買いたいと思うような気もします。

私たちの商品も全く同じで安いがゆえに、どうしても送料が気になってしまう。価格に対する送料の割合が大きいところがこれまでネックとなっていました。

Amazonで販売した送料込みの価格設定

実はすでに私たちの商品はAmazonでは送料込みの値段で販売しています。実際に自社のECサイトは送料別値段で販売、Amazonは送料込みの値段で販売しており、実際購入した際にかかる値段は全く同じなのですが、見え方は非常に変わってきます。

しかしながら、すごくありがたいことにAmazonでもほとんど広告費をかけていないにも関わらず、新規の方にもリピーターの方にもたくさん買って頂いている状況です。Amazonで、送料込みの値段にした理由は自分自身も含めて、ほとんど方が送料無料のサイトと認識しており、送料無料でないと絶対に買わないなと思っているからです。

自分たちの分析では、送料を足した値段でも内容量も多いし、美容オイルやオイルクレンジングと比較しても全然安いために価格が気にならないのが要因かと考えています。

送料込みの値段した方が分かりやすくないか?

実際に送料込みの価格設定は自社のECサイトで販売開始する時も相当悩みました。今のオンライン通販や物流が発達した社会では、送料無料が当たり前、むしろ送料が高いと購入する前に決済画面に移るとえっ、こんなに送料がかかるの?で購入を躊躇してしまうのが普通だと思います

これはおそらく人間の心理的な面も大きく影響しており、実際に値段を見て決済を決断したのに、レジでここで購入するにはプラス何百円で手数料がかかりますと言われてちょっと躊躇してしまうのは普通の人間の感覚です。

だったら最初から送料込みの値段にしておけば、心の決断が1回で済むので非常に楽です。ただし、送料込みの値段にするとデメリットももちろんあります。それはリピーターさんやたくさん買って頂ける人の存在です。送料込みということは1度にたくさん買えば買うほど、送料負担はお客様の方にいってしまい、会社の利益となります。この点が唯一悩ませたことでした。この点に関しては、まとめ買い割を導入してみようという決断に至りました。

店舗販売に挑戦してみたい。店舗の手数料と物流会社さんの働きは似たものでは?

送料込みの値段に決断したもうひとつの理由は、店舗販売に挑戦してみたいということもあります。ありがたいことにクラファン開始時点で取り扱い希望の話は来ていました。ですが、当時はまだ販売していない状態、自社ECもない状態で話が来ていたため、実際に販売してみて感触を得てからトライしてみたいという思いがありました。また自分たちが出したい値段で価格設定をしたために、卸価格に見合わない値段になってしまっているという課題もありました。

こうなると原価を下げるか、価格を上げるかの2択になりますが、原価はすでに下げているので、価格を上げるという選択肢しかありませんでした。しかし、よくよく考えるとECでは物流という配送費がかかり、店舗では土地代や人件費、管理料など様々な費用がかかります。天秤をかけた時に店舗での処々の経費を配送費と同じと考えればECを送料込みの価格にして、店舗と同じ価格にしても良いのではと考えるに至りました。

販売や展示会出展で重ねて得た自信

これまでECはもちろんのこといくつか実際に店頭でPOPUPのような形で販売したり、展示会に出展して販売して参りました。最初はどのように商品の魅力を伝えるかというところで苦労しましたが、最近はやっと売り方や見せ方が分かってきて、徐々に店頭や接客でもしっかり売れるようになってきました。また展示会などでは、ありがたいことに使って良かったと思われた方がたくさん人を呼んでくれたりとリピーターや口コミも増えており、

当初懸念していたのは、オイル洗顔という古くて新しい美容法がそもそも受け入れられるのか、既存の洗い方の代替にしてもらえるのかという不安がたくさんありましたが、実際はなんで落ちるの?、便利、こういうのを待ってたみたいなお声を頂くことが多く楽しんで頂けていることで自信もつきました。

いつか店舗販売してみたいという開発時点での思いと実際にお客様に触れあって販売した良い感触とが重なり合い、今年は店舗販売に挑戦したいという思いがあります。そんな時にちょうど課題としてあったのが価格の問題でした。

さいごに

色々書きましたが、ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、値上げしても、送料無料にするのでお客さまの負担はこれまでとほぼ変わらないものの、実質的には値上げになります。

これが受け入れられるか受け入れられないかは分かりませんが、今後MIULEでは店舗販売に向けて準備を行い、いつか店頭に並ぶ日に向けて頑張りたいと思います。

この機会に店舗で取り扱いたいよという方は下記よりぜひご連絡ください。在庫リスクゼロ、仕入れ不要、発送不要にQRコードで販売するMIULEが開発したOMOシステムのwith MIULEというサービスもあるので合わせてご検討ください。


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