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唯一無二クラブ

こんにちは、セタゲンゴです。

今季2度目の連勝となったグルージャ盛岡戦。

とにかく勝ててよかったです。

前半こそ苦しんでいた時間帯もありましたが、キャプテン新里涼選手が相手のミスからしっかりゴールネットを揺らして先制できたことが大きかったです。


天気も味方してくれて、雨が降らなかったことも有り難かった。

この日は運動会なども結構重なっていたこともあり、集客がいつも以上に苦しむんじゃないかと予想していました。

キックオフ時間を2時間遅らせたりして最大限の努力をしたつもりです。

その甲斐もあってか、当日券でご来場いただいた方が結構いたのではないかと思います。

目指す来場数には程遠い数字ではありますが、それでも多くの方々が足を運んで下さったことに感謝です。

3-0快勝をスタジアムで満喫したのは2,678人©️MITOHOLLYHOCK

社長小島を驚かせたある約束

この日は9つのホームタウンのうち、「小美玉市の日」という割り振りになっていました。

ご存知の通りPR大使たちも積極的に色々な行動を起こしてくれています。

小美玉市から指名を受けてリーダーに選出された梅田魁人選手は、今季新加入ながらその人間性を余すことなく発揮。

同じくPR大使の平塚悠知選手と一緒にオフを使って工場見学などに足を運んでくれたことは、この施策を仕掛けた私たちにとっても嬉しいサプライズでした。

さらにこの2人は試合入りの際に「オミタマヨーグルト」のロゴ入りトートバックで登場するという。

小美玉市PRメンバー4人とオミタマヨーグルトトートバック©️MITOHOLLYHOCK

あとで聞いたのですが、小美玉公社のヨーグルト工場見学の際に、これで試合の日に会場入りすると約束していたそうです。

担当者の方は冗談半分だろうなと思っていたわけですが、その約束をきっちりと守るあたり、漢気に溢れた2人。

そういう小さな行動1つが人の心を動かし、本当の意味でのファンを作り出してくれるんですよね。

この様子はDAZNでもばっちり抜かれていたようで、PR大使として大役を果たしてくれていたと言えるのではないでしょうか。


それにしても本当に粋なことをするなぁ。

社長小島とこの話をしていたのですが、2人でしみじみと感動していました。

PR大使スペシャルバッケージ

そんな小美玉公社(小美玉市の第三セクター)は、今回のPR大使企画にいち早く反応し、素晴らしい動きを見せてくれました。

もう説明も不要かとは思いますが、その際たるがPR大使スペシャルパッケージを、”神速“で作って下さったこと。

さらにめちゃくちゃカッコいいポスターまで作ってくれちゃって。

ポスターに関しては、特にモデルになっている選手たちが出来栄えを喜んでいたくらいです。

店頭で一際注目をひいていたポスター©️MITOHOLLYHOCK

この日限定で販売させていただいたスペシャルパッケージのヨーグルトは、多くの皆さんにご購入いただき、大盛況となってあっという間に完売することができました。

当日のブースは本当に目をひくような装飾でしたし、ブース前には長蛇の列。

この日のためだけに製作したノボリはその後抽選でプレゼント

実はある裏話があったのでご紹介。

先方の手違いがあり、在庫100本を積み忘れてしまっていたことが発覚。

慌てて小美玉まで取りに戻っていたのですが、持ってきていた分はその間に完売してしまう大盛況だったんです。

この日メンバー外となった松田隼風選手がブースに挨拶も兼ねてくることになっていたのですが、到着した時点で完売しており、長蛇の列も途絶えていたところ…

今残りの100本届きました!というジャストタイミングで。

そこから松田選手もブースに入り、残り100本の販売に貢献。

「ちなみに僕のお勧めは柚子ハチミツですよー」なんてコミュニケーションも取りながら、しっかりと売上に貢献してくれました。

小美玉の仕掛け人と松田隼風選手

購入できなかった方々からは、再販を期待する声も少なくなく、それも含めて嬉しい悲鳴です。

小美玉市の日はこれが定番の取り組みになっていく予感がしていますし、今回の関係をキッカケに、小美玉のヨーグルトとのコラボの機会はまた出てくるんじゃないかと思っています。

とにかく単発企画で終わらないよう考えていきますね。

ご協力いただいた関係各位の皆さん、どうも有難う御座いました。

軒並み完売

ちなみにこの日は楠見材木店さんの実演販売もありました。

茨城県産の八溝桧を使用した勝収(消臭)プレート限定200個販売するという企画。

開けてみないとどんな展開になるかわからなかったので、我々も楠見材木さんもドキドキでしたが。

スタートしてみればこちらも長蛇の列で、完売御礼。

クラブとしてもこういう経験を積み重ねて、出店いただく業者の方々に安心して出店していただけるようにならなくちゃと思います。

準備した皆さん、ご購入いただいた皆さん、本当に有難う御座いました。


そのほかにもこの日はアウェイ岩手では知る人ぞ知るという福田パンさんが出店してくれたのですが。

こちらも見事に完売を達成できました。

ご購入いただいた皆さん、本当に有難うございました。

もうね、水戸ホーリーホックのサポーターの皆さんの購買力には頭が下がります。

皆さんの財布にばかり頼ってはいけないのですが、ご購入いただいた皆さんが満足してくださるようなものをしっかりと準備していくように心掛けてまいります。

ここでしか買えない、ここでしか楽しめないことを増やしていくことで、皆さんがお友達やご家族を連れてきてくださるようになることが大切だと思いますし、多くの方々にいろいろなものがいきわたるように考えていきます。

デジタルコンテンツ

集客が伸び悩んでいる中でも、私たちは自分たちの正しいと思うことをやり続けていこう、そんな話をしています。

チームの結果次第でその数字が左右されることは仕方ないことなのですが、大事なのはチームが見る人たちの心を揺さぶるようなサッカーをしてくれているということ。

そして選手たちを見ているとその仲の良さが伝わるような雰囲気を見せてくれているということ。

水戸ホーリーホックには有料ではありますが、ホリデジというコンテンツがあるのをご存じですか?

広報チームが毎回素晴らしい作品を素晴らしいスピードで配信してくれているのですが、毎回私はこれを見るのが楽しみです。

月額500円ではありますが、選手たちのコメントや日常生活の裏側、監督の話など、本当に盛沢山。

こういう部分も見ていただけると、クラブやチーム、選手たちのよりパーソナルな部分が見えてきて、もっと好きになっていただけるんだろうなと思っています。

まだまだ会員数は少ないのは課題です。

もっともっと多くの方に見ていただきたいと思っていて。

皆さんに届いていないのは皆さんの問題ではなく、きっとこちらの仕掛け方にもっと良い方法があるんでしょうね。

コンテンツの内容は間違いなく良い。

クラブの中の人間である私がそう思うくらいですから、皆さんにとっても絶対関心を持っていただけるものである自信があります。

この辺は現状維持に満足するのではなく、自分たちに矢印を向けて、アップデートを図っていきます。

まずは無料登録していただけるだけでも有難いですので、是非チェックしてみてくださいね。

感謝を伝えること

数試合前から始めたことがあります。

それは試合に関わってくださった方々へ、毎回ちゃんと御礼を伝えるということ。

SNS(ツイッター)上ではありますが、サンクスマッチへの協賛企業、ホームタウン市町村、ボランティアやボールボーイ、フラッグベアラー、担架隊、そのほかいろいろな企画にご協力いただいた皆さんに対して、1つ1つ御礼ツイートを出すようにしています。

協力してくれる方々は毎回一緒とは限らないですし、参加してくれた方々にとっては掛け替えのない経験かもしれません。

常々社長小島が口にしていること、それは今日来てくださっている方々に最高の対応をすること、それを積み重ねること。

その考えに立ち返ると、毎試合その度にご協力して下さった皆さんに、1つずつ御礼を伝えることが大切です。

試合会場に足を運び、チームを応援して下さるファンサポーターの皆さんには、当然大感謝です。これはもちろんです。


細部にこだわること。

1%でも、0.1%でも、勝利に繋がる可能性があることはやる。

それがフロントのミッションの根底にありますので。

そんな想いでいることを知っていただければ幸いです。

クレイジージャーニー

前節の試合後、スタジアムではいろいろなイベントが行われていました。

  • ピッチメンテナンス:試合後の芝生のメンテナンスをファンサポーターが行うもの

  • TDJプロジェクト:タビナス・ジェファーソン選手企画の海外にルーツを持つ方々を試合に招待する取り組み

  • 小美玉市PR大使交流会:小美玉市の少年団の子供たちと、小美玉市PR大使メンバーによるトークセッション

本当に多くの方々が試合後にスタジアムに残り、アフター企画を楽しんでくれていたのですが、こんな光景、ほかのクラブではなかなか見れるものではないと思います。

この取り組みの背景には私たちが皆さんに、できる限り当事者として体験・経験してほしいという想いを持っているというものがあります。

実際に選手に(感染対策を徹底した上で)触れあうこと、実際に芝生に触れ合うこと、実際にクラブに貢献することなどが、ファンサポーターとの関係性をよりよくしてくれると信じています。

またタビナス選手の企画に関しては、本人からの発案で出てきたものですが、そういう想いは積極的に実現させてあげることが、クラブの信念として存在しています。

選手たちも締め付けられたり強制させられたりではなく、自分たちが積極的にアイディアを出したり、実行できたりすることで、よりクラブとの信頼関係を高めていってほしいと思っています。


また、試合後のイベントがたくさんあることは、帰宅ラッシュ(特に渋滞問題など)の緩和という目的もあります。

スタジアムに少しでも長く滞在してもらうことで、渋滞などの不満も解消していくことができるのであれば、それは 積極的に取り組むべきことなので。

もちろん感染対策を徹底したうえで、ではありますが、水戸ホーリーホックはこれからも積極的に取り組んでいくつもりです。

ちなみに試合後の光景を見て社長小島がぽつり…

「すごい光景だなぁ、ほんとここまでやるってクレイジーだよ」

試合に負けていたらどんな雰囲気なんだろう
ファンサポーターが試合に失望していたらどうするんだろう
選手たちが不機嫌だったらどうするんだろう

本来だったらそんなリスクマネジメントも必要なのかもしれません。

でもその心配がないのが水戸ホーリーホック。

そんなリスクがほぼないくらい、選手たちは毎試合全力のパフォーマンスを見せてくれていますし、だからこそフロントも信じてアグレッシブに仕掛け続けられるのです。

「こんなことできるの、俺たちだけだよな。ホント誇らしいよ(小島)」

そんな空気を作っているのは、間違いなく彼のスタイルのお蔭です(毎回Noteで社長を褒めてますね笑)

だから信じてこのジャーニーを続けていきます。

さいごに

秋葉監督体制になって、3連勝はしたことがない、という事実があります。

そんな中、次節はいま、乗りに乗っているアルビレックス新潟さんをホームで迎え撃つことになります。

ハードルは高い。とっても高いと思います。

でもバルセロナやバイエルンやリバプールと対戦するわけじゃありませんから。

同じJ2リーグのクラブですし、私が新潟側の人間だったら、3試合連続無失点、しかも誰がスタメンかわからないくらい選手たちの能力が拮抗しており、しかも勇気を持ってターンオーバーもしてきて、勝利すら納めちゃう水戸ホーリーホックはなかなか不気味ですし、まったく侮れない相手だと思いますので。

チームの雰囲気はいいし、やることは明確。

弱気にならず、前へ前へ。

勝利だけを信じて闘うのみです。

一人でも多くの方がスタジアムに来ていただき、そんな選手たちの姿を見ていただければ嬉しいです。

選手たちのお蔭で胸を張って言えるんです、

「次の試合も絶対見る価値がある試合になりますよ!」

ってね。


シーズンはまだ1/3が終わったくらいですが、徐々に本領発揮し始めてきてますよね。

悲観もせず、楽観もせず。

引き続きクラブスタッフ一同、気を緩めることなく準備していきます。

皆さん、是非またスタジアムでお会いしましょう。

来場が難しい方はDAZNで!(それもまたクラブの支えになりますので)

頑張るときはいつも今
瀬田元吾

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