ケーズデンキスタジアム集合!
いよいよ水戸ホーリーホックの2022シーズンが明日、開幕します。
本来は先週が開幕でしたが、対戦相手にコロナの陽性者が出たことで急遽中止になりました。
これに関してはどこのクラブでも起こり得ることですし、リスクを考えたら中止は致し方ないこと。
コロナ禍でのリーグ開催ですから、こういったアクシデントも込みで、タフに戦っていかなくてはなりません。
その辺は選手たちも十分理解してくれていますので、すぐに切り替えて今週末のホーム仙台戦に向けて最大の集中をしてくれています。
とにかくホームでスタートできることになったわけですし、ワクワクした気持ちで準備を進めています。
森勇人という選手
そんな中ではありますが、今週ウチの選手である森勇人選手が「サポーターは移籍できない」というタイトルの記事をNoteで公開しました。
名古屋グランパスの育成で育ってきた彼は、今も名古屋を応援するサポーターだと。
だからこそ、今所属している水戸ホーリーホックのサポーターの気持ちがよく分かる、というのです。
今はプロサッカー選手として水戸ホーリーホックのユニフォームをまとい、そして責任を背負ってプレーしています。
チームの中でも模範的で、新加入の選手や若い選手たちの見本になる人間性を持ち合わせた素晴らしい選手、それが森選手です。
彼は自分発案でYOTO SEATという企画を行なっています。
自分が子供の頃にJリーグの試合に招待された感じた喜びを、プロサッカー選手になった今、今度は与える側として提供していきたい、という想いからです。
詳しくはこちらを参考にしてほしいのですが、とにかくこういうことを自分から発信したり行動するのは、簡単なようでとてもパワーがいること。
だからこそ客観的に見て、1人の人間としても尊敬出来ますし、1人のアスリートとして模範的だと思っています。
きっとこれにより自分の活躍もより求められるでしょうし、いい意味でのプレッシャーを自分にもかけているのかもしれません。
フロントサイドとしても彼のような存在は大切ですし、とにかく怪我なく活躍してくれることを願っています。
サポーターはなぜ応援してくれるのか
サッカークラブには必ずサポーターが存在します。
サポーターの方々は、ときにはアウェーまで飛行機に乗り、ホテル代を払って応援に駆けつけてくれる方たちです。
私自身(三流ですが)サッカー選手をしていた頃は、選手としてチームのバスに乗って移動していましたし、サッカークラブのフロントで働くようになってからは、時にはクラブスタッフの一員としてアウェーに行くこともありました。
しかし、自分が贔屓に思っているクラブのためにアウェーの地まで自腹を切って応援に行ったことは一度もありません。
ドイツ時代、サッカーの試合を観るためにオランダやベルギー、フランスまで車を走らせたことはありますし、チャンピオンズリーグの試合を観るためにミラノに行ったこともあります。
でもそれはあくまでも興味深い試合が見たい、友人がプレーするところを見に行きたい、という動機があったからで、応援するチームのため、というわけではなかったです。
だからこそ、サポーターという方々のチームへの、クラブへの献身的な行動には本当に頭が下がりますし、我々はそういった存在をほんとに大事にしなくてはいけません。
ではクラブとして我々は彼らに何ができるのか。
それはピッチに立つ選手たちは魂の籠ったプレーを見せることですし、試合運営に関わる我々は、如何にサポーターらが安心安全にスタジアムで試合を観戦し、チームを応援できる環境を作っていくか、ということだと思っています。
そして、これは自論ではありますが、サポーターサイドもクラブサイドも、〇〇をやってあげている、的な感覚を持つことだけは避けるだき。
むしろお互いを尊重し合い、ディスカッションを大切にしていくべきだなと。
そうすることで、ものすごい相乗効果を生んでいくと信じています。
ホームスタジアムは常に青く
話をぐっと戻しますが。
今週末が水戸ホーリーホックにとっての本当の意味での開幕戦。
天気予報もばっちりですし、気温も上がるとのこと。
たくさんのお客様にご来場いただきたく、とにかくイベント内容も盛りだくさんとなっています。
お米やらお菓子やらポストカードやらホーリーコインやら。
宇宙まおさんらアーティストのライブもあるし、オリンピック選手野口啓代さんのゲスト出演もあるし。
スタジアムグルメも充実していますから、食事も是非スタジアムで摂るつもりでお越しいただければ幸いです。
子供向けにホーリーホックパークなるものもご用意し、存分に楽しんでいただける準備もしております。
ですから是非、水戸ホーリーホックの開幕戦へお越し下さい。
来ればわかる、面白いやつですから。
私は水戸ホーリーホックのスタッフの一人として迎える初めてのリーグ戦です。そういう意味でとても楽しみです。
だからこそ開幕戦で勝利したい。
相手はJ1から降格してきたベガルタ仙台。
仙台から多くのサポーターが来水します。
だからこそ、スタジアムを青く染めなくては!
繰り返しになりますが、是非ともスタジアムに足を運んでください。
水戸全力で迎え撃ちたいので、よろしくお願いいたします。
「張るときはいつも今」
瀬田元吾
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