アウェイバスツアーの楽しみ方。
こんにちは、セタゲンゴです。
昨日は茨城交通さんのアウェイバスツアーに添乗し、味の素スタジアムで行われた東京ヴェルディ戦に行ってきました。
結果は2-0の完勝。
途中出場となった曽根田穣選手と、エース木下康介選手のゴールで、しっかり勝ち点3点をゲット。
写真©MITOHOLLYHOCK
アウェイバスツアーとしては今季初勝利ということで、参加者たちはもちろん、茨城交通の添乗員スタッフさんまでご機嫌での帰路となりました。
やはりアウェイ戦で負けると帰りにドッと疲れが出ますので。
この勝利はアウェイまで来て下さったファンサポーターにとっては格別なものになったと思います。
社長自ら添乗員
今日のバスツアーには社長の小島も乗車し、マシンガントークで車内を盛り上げました。
表には出せないオフレコトーク盛りだくさんでしたが、これを聞けるのは乗車した皆さんだけの特権。
ビンゴ大会もガンガン回して、全く飽きさせないまま、あっという間に会場到着となりました。
それにしても、ファンサポーターと一緒にバスツアーに乗っちゃうJリーグクラブの社長って他にいるんだろうか。
先日の小美玉市役所でのサイン会ではチケット販売を担当して、一生懸命チケット売ってくれてましたし。
水戸ホーリーホックはJリーグの中でも異色のクラブになり始めています。
それは間違いなく、社長の小島自身が先頭に立って旗振りをしてくれているからに他なりません。
そういう姿を見て社員もついていきますし、ファンサポーターもガンガン巻き込まれていってるんだなと、改めて感じます。
自分の会社の社長ですが、ひとりのリーダーとして、非常に尊敬できる方です。
アウェイグッズ販売
昨日はアウェイの試合でしたが、クラブとしては出張グッズ販売をさせていただきました。
私も少しの時間でしたが店頭に立ってお手伝いをさせていただきましたが、ファンサポーターの皆さんとの交流も新鮮で。
皆さんから普段は聞けない話も聞けるので、とても楽しかったです。
コミュニケーションすると皆さんの顔を覚えますし、グッズの値段も覚えるし、とにかく大事な時間だなと思っていました。
中でも嬉しかったのは、Noteで話題の“唐山カップル”の彼女さんが挨拶に来てくれたこと。
「おー、本物ですかー!」とテンション上がっちゃいました笑
詳しくはこのNoteをご覧ください。
それから昨日は、推しメン総選挙によって選ばれた選手のアクリル盤の見本を展示していたのですが。
大きい方が2365円、小さい方が1650円なのですが、これについて複数のサポーターの方々から
「安すぎる!3000円でも全然良い!」
というお声を頂戴しました笑
まさかサポーターから値上げ提案を受けるとは思わなかったので驚きましたが、絶対買いますっていう方々がたくさんいらっしゃって嬉しかったです。
ちなみにホーム東京ヴェルディサイドも隈なく視察。
参考になることも多々ありましたし、東京Vさんの強みを知れた一方、水戸ホーリーホックの方がしっかりできているんだと感じれる部分も認識できました。
水戸サポへの評価
昨日は私も、水戸ホーリーホックサポーターエリア付近で一緒に試合を見ていました。
そのときに東京Vのアウェイクラブ対応を任されているスタッフの方といろいろ話したのですが、とても嬉しい話があったので。
それはその方に、
「水戸ホーリーホックのサポーターは本当に応援も揃っているし、野次や罵声もないし、とても雰囲気が良くて素晴らしいですね」
と言われたこと。
素直に嬉しかったのですが、でもどうせお世辞でしょ、と思ったので、
「他はどこのクラブがいいんですか?」
と聞いてみたんです。すると、
「水戸さん以外は熊本さん。この2クラブです」
とハッキリ迷いなくお答えいただきまして。
「XXさんやXXさん、XXさんも騒ぎたいだけの連中が多くいますし、XXやXXも最近はコロナの影響か、相応しくない人たちが混ざるようになってきてます」
という感じで課題の多いクラブまで教えてくれたので、逆に褒めてくれている内容に信憑性が出てきました。
水戸ホーリーホックのサポーターは全体的にとても雰囲気がいい、これは私も思います。
1人で応援するようになった方たちも快く受け入れてくれる土壌がありますし、他を排除するような攻撃的なことも聞いたことはありません。
もちろん試合結果で感情的になることはあっても、総じてポジティブなスタンスを取ってくれていることが有難いです。
後ろから見ていて、昨日は改めてそれを感じることができましたし、これは客観的に見てもそうなんだということが分かったので貴重な話でした。
是非これからも、こういうスタイルは保っていきたいものだということを再認識した次第です。
お客様想像力
帰りのバスの中。
そりゃもちろん快勝の後ですから、みんな自然と笑顔が溢れます。
自ずと会話も弾むわけですが、バスツアーの常連の方たちから良い話を聞いたので、それを書き記しておきます。
最近多くのファンサポーターが、自分が水戸ホーリーホックにハマった理由をNoteに書いてくれています。
私自身もいろいろ見させていただいていて、いろんなサイドストーリーがあって興味深いのですが。
インターネット上には書き込まないけど、それ以外にもやっぱり皆さんちゃーんと応援するようになったきっかけがあるんですよね。
ある方は10年以上前にプライベートで落ち込むことがあったとき、友人に誘われて無料券の招待で来場したんだそう。
その試合は勝利だったそうですが、試合後にファンサポーターがラインダンスを踊っているのを見たとき、理屈じゃなく一緒にやりたいと直感的に思ったそうで。
それからシーズン終了までずっと試合に来てくださったんですって。
そして今ではアウェイバスツアーまで参加するまでになっていらっしゃるということです。
また別の方は、全く興味なかったサッカーだったけど、あるきっかけで試合を観戦にいらっしゃったそう。
最初はメインスタンドだったそうですが、バックスタンドの楽しそうな雰囲気に誘われ、徐々に徐々にバックスタンド側に移っていったそうな。
知り合いなんかいなかったのにどんどん顔見知りが増え、コミュニティに入れてもらえるようになり、気づいたらもうこれが楽しくてしょうがない人生になってしまっていたんだって。
周りのご友人からは、サッカー観戦で盛り上がってる姿が想像できないって言われるくらい、見事な”沼ハマり”をされたというお話。
しかも最初はずっとシングル観戦をされてたんだそうですが、水戸ホーリーホックを通じてできたコミュニティで友人ができ、オフ会すらやるようになってるんですって(今はコロナ禍で自粛らしいですが...)。
そうやって最初は軽い気持ちで来たけど、ドップリハマるっていう事例を聞いてると、どんどん類似ケースを増やしていきたいなって思っちゃいます。
皆さんちゃんと #プラスワン 企画は理解して、ご友人やご家族にも声がけしてくれてるんですって。
ただ、興味を示さなかったり、あまりにも無理に誘い続けるとご友人とかから敬遠されちゃうかもしれないんだってお話も伺いました。
なるほどなるほど、そういうこともあるんですね。
#プラスワン も適度なお願いにしていかないとだなと、思った次第です。
「私たちだってこんなにハマるとは思ってなかったからね。なにか試合に来てくれるきっかけがあるといいんだけどね」
「今日みたいに勝ってくれるとやっぱりまた行きたいって思うわよね」
という話もはさみつつ、
「サポクラの特権の無料招待チケットを友人にあげることにしたから岩手戦に来ると思うのよね。そこではハマってくれると良いんだけど」
ちゃんと #プラスワン やってくださってるーーーー。
こりゃ岩手戦も最高のイベントにしなきゃ!
ファンサポーターの皆さんは、クラブのお願いに応えてくれてるんです。
ここでクラブがそれを裏切るわけにはいかんですからね。
よく小島が試合当日の朝のミーティングでスタッフ全員に言うことがあります。
「今日が初めての方も絶対いらっしゃる。もしかしたら今日が最後で来れなくなっちゃう方もいるかも知れない。だから誰もが楽しかった、また来たい、と思えるように、最高の思い出を作って帰っていただけるように、今日も全力でおもてなししよう」
そのために不可欠なのは「お客様想像力」。
どんな方々なのかを想像して、すべてのケースに対応できるような準備が必要だと思っています。
そのために彼はファンサポーターとの対話を大切にしているのです。
最後に
今回のバスツアーも前回とほぼ同じメンバーでした。
少し年齢層が高めなのですが、運転していくのは大変だけど、アウェイでも行きたいっていう方々。
そういう方々にとって、SNSやHP見てくださいねって言うのは結構大変なことなんだってことも、話をしていて改めてわかりました。
水戸ホーリーホックのホームタウン9市町村には70万人以上の方々がいらっしゃいますが、我々のツイッターアカウントはフォロワーは65000人弱。
届いていないところがいっぱいあるんだってことを痛感しました。
「PR大使企画でいろんなとこに行ってサイン会やったりイベントやることはすごく良いと思うよ。とにかくわたしたち世代は口コミだからね」
とのお言葉。これが大事なんだと再認識。
本気で種を蒔く。
一生懸命水をやり、丁寧に丁寧に育てていく。
まるで農業と一緒ですね。
茨城県は農業大県。
その理解が染み付いている土地柄だからこそ、私たちの取り組みもじっくり見られるでしょう。
だからこそそれがしっかりできていれば、素晴らしい作物ができるように、素晴らしいファン文化ができていくと想像しています。
たくさん学びのあるアウェイバスツアーでした。
長々と読んでくださり有難う御座いました。
これからもよろしくお願いいたします。
写真:©MITOHOLLYHOCK
頑張るときはいつも今
瀬田元吾
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