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ゴールの裏側。

こんにちは、セタゲンゴです。

水戸ホーリーホックファンサポーターの皆さんは、最高の気分で今週を迎えられましたね。

今シーズンの前半戦最後となったモンテディオ山形戦に、ホームで1-0の勝利。

しかも今季開幕戦以来、2番目に多い来場者数となった3797人という数字も嬉しかったです。

今シーズンは中位が大混戦のJ2リーグ。

だからこそ1勝で上にいったり下に行ったり。

緊張感のある戦いになっているからこそ、1勝の重みが増えていますよね。

ちなみに昨日はホーリーくんのバースデーということもあり、場外から場内までパレードもあったりと、とにかくイベント盛りだくさんでした。

パレード開始前の大整列はさながら撮影会に

前節の木下康介選手の不祥事もあったことで、今週の前半は正直なところモヤモヤした気分なところはありました。

それでも誠心誠意、研修プログラムをこなしてくれた木下選手がクラブ全体に良い雰囲気をもたらしてくれたことはお伝えさせてください。

昨夜、彼の研修プログラムのレポートがスタッフ全員に共有されましたが、毎日毎日反省と感謝の言葉がありました。

この試合は設営作業まで手伝って帰宅となった木下選手でしたが、自宅でしっかりと見て、喜んでくれていたと思います。

この機会を経て、よりチームのために働く選手になって戻ってくると確信しているので、是非皆さんもこれからまた、厳しく温かい目で応援してやってください。

ヒーロー梅田魁人の人間性

そんな今日の主役はもちろん梅田魁人選手。

ヒーローインタビューで涙しながらその想いを話してくれていたので、多くを語らなくても皆さんには彼の苦悩は伝わったと思います。

ここ数試合は特に、勝っても負けても、1人ピッチに突っ伏して芝生を叩いて悔しがっていた梅田選手。

周りからの得点への期待感は高まる一方でしたし、本人もとにかくそれをプレッシャーに感じながら頑張っていました。

だからこそ格別なゴールだったでしょうし、それは誰もが理解できるストーリーだったからこそ、多くの涙を誘ったのだと思っています。

フォワードというポジションは得点を決めることが多いからこそヒーローになりやすいし、逆に決められないで負けると戦犯扱いされることも多いもの。

今シーズンのホーリーホックは木下選手が8得点で得点ランキングではリーグ2位に位置していますが、梅田選手はフォワードながらまだゴールが決めれていなかったことはすごく責任を感じていました。

また唐山翔自選手も同様に、フォワードとしては得点が取れていないという意味で、2人にはプレッシャーは常に掛かっていると思います。

そんな2人ですが、先週の金曜日に行われたMake Value Projectで面白いシーンがあったのでご紹介します。

※ちなみにMake Value Projectとは、水戸ホーリーホック独自の人材育成プログラムで年間36コマで構成されています。これについてはまた別の機会に書かせていただきます。


この日はある児童養護施設の代表の方のお話を聞くという回だったのですが、その中でグループワークがあり、人を褒めるというワードはどれくらいあるか、というテーマで2グループに分かれて話し合いをする一幕がありました。

そのあと各グループから代表1人ずつが前に出て褒め合うことになったのですが、ここに立ったのが唐山選手と梅田選手の2人。

どちらもストライカーというポジション。

ライバルでもある2人がどんな褒め合いをするのかなと興味津々で見ていたのですが、お互い向かい合いまして。

唐山選手は「魁人くんは○○で、こんなときも○○で、だからすごいなと思ってます」という説明しながら褒めていたのに対し、梅田選手は「翔自は○○でいいな!お前は○○やな!」という感じで、単語でいろいろな言葉を使って褒めていまして。

実に対照的ではありましたが、どちらもいいなと。

本当ならフォワードというポジションでライバル同士で、バチバチしてもおかしくない関係性のはずですが、「尊敬してます」「弟みたいでかわいいよな」なんて言葉が飛び交ってて良い関係性だなぁとホッコリした気持ちで見ていました。

得点が決めれていないフォワード2人のそんなシーンを見て、改めてこの2人がゴールを決める日が早く来るといいなと思いましたし、こういう選手たちだからこそ、そのゴールはみんなで祝福できるだろうなと確信していました。

そんなことがあった2日後の梅田選手のゴールだったので、私としてはあのときのシーンがパッと頭に浮かび、ヒーローインタビューを横で見ていて、別の意味でのもらい泣きをしておりました。


魁斗、おめでとう。

これがケチャドバの一発になるといいね。


唐山選手にプレッシャーを掛けたいわけではないので、それは勘違いしないでください。

そして唐山選手の今季初ゴールも、楽しみに待ちたいと思ってます。


ちなみにタイムアップと同時にピッチに突っ伏してる梅田選手の姿を見て、勝っても負けても同じやないかい!とは思っていませんので悪しからず(笑)。

もう一つのサイドストーリー

おまけ話をもう一つ。

山形戦は「東海村の日」ということで、試合前には東海村の萩谷副村長がご挨拶くださいました。

山田村長は公務のため、後半到着予定だったのですが、なかなかいらっしゃらず。

実は会場に入られたのは75分ころ。

「もう間に合わないから来るのはやめようか諦め掛けていたんだけどね」とおっしゃいながらの会場入りでした。

急いで受付を済ませ、エレベーターで4階へご案内したのですが、そのときの会話で、「まだ0-0ですから何も見逃していません。村長が到着されてゴールが決まったら、まさに幸運をもたらすことになりますね」なんて話してたんです。

そして4階到着、エレベーターがチーン。

ゴーーーーーーーーーール!!!!!



そんなこともあるんですね。

村長、幸運を有難う御座いました。

これからもこういう試合展開の時は、駆け込みでのご来場をお待ちしております!笑

おまけですが、先日の東海村表敬訪問のときに、役場の職員の方々のメッセージの中に見つけたメッセージ↓

バモス!

梅田選手は小美玉市PR大使リーダーですが、東海村にもファンがいる、全く問題ありませんし、この想いが届いたのかもしれませんね!

さいごに

試合に勝つととにかく雰囲気は最高です。

順位も上がったし、ハートフルなゴールもあったし、ホーリーくんバースデーもよかったし、天気ももってくれましたし。

でもこれも42試合のうちの1つにすぎませんし、ここまでの21試合での反省点はたくさんあります。

電光掲示板や新商品で表示ミスがありましたし、雨のせいで駐車場はぐちゃぐちゃでしたし、まだまだ皆さんにご指摘いただくことが多いです。

勝ったことでウヤムヤにせず、ご来場いただく皆さんに、応援にきていただく皆さんに、安全で安心で楽しめる試合にしていけるよう改善を続けていきます。

それでは、梅雨ということで天気は不安定ですが、今週は晴れやかな気分で過ごしてください。

次は6/25のホーム岡山戦でお待ちしています。

もちろん次節アウェイのロアッソ熊本戦への応援もよろしくお願いします!

頑張るときはいつも今
瀬田元吾

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