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製図試験合格に必要な図面枚数は何枚?
こんにちは、記述研究所の源です。
今日は「製図試験合格のためには、図面を何枚書かないといけないか?」について考えてみたいと思います。
まず、世間でよく言われている枚数は最低30枚ですね。
多分、まともに図面を書き切れるようになるには、30枚程度は必要だという経験則でしょう。
また、合格者に聞き取った結果、ほとんどの人が30枚以上書いていたということだったかもしれません。実際、合格者には30枚以下の人もいるでしょうし、100以上書いても不合格な場合もあると思います。
結局、合格に必要な図面枚数は存在しないと考えます。
その理由は以下のとおりです。
◯図面といっても、初期課題のスカスカなものから、本試験並の密度の濃いものまで千差万別であり、一枚の図面の重さは全く異なる。
◯エスキスからの図面と、トレース図面でも重みは異なる。
◯作図能力は、一式図面ではなく、パーツや個別図面(一階平面図、断面図など)の練習だけでも上達できる。
◯作図能力だけではなく、エスキス能力も伴わないと合格できない。
これらのことから、単純に書き上げた図面枚数で能力を測ることはできません。
ちなみに、私が受験生だった頃に意識していたのは作図時間です。
◯自分のエスキスを見て書き上げる。
◯どのような課題でも2時間30分以内に書き上げる。
◯苦手とする縦敷地図面も同条件とする。
コレらの条件がクリアできるなら、枚数は関係ありません。ただ、結果として30枚は超えると思います。
枚数に囚われることなく、作図能力を上げることに注力しましょう。
作図のスピードが上がらない場合は、以下を確認してください。
作図時間測定 → タイムロスしている原因を探す
作図手順確認 → 定まっていないと手が止まり、タイムロスが生まれる
定規の使用 → フリーハンドを使用すると短縮の可能性あり
パーツ練習 → 特定のパーツに時間がかかる場合は、苦手をなくす
作図と記述は課題発表前に一通り完成させておくと、その後の試験勉強が楽になりますよ!
記述の勉強は、隙間時間を使って勉強する「記述研究所のテキスト」をご検討ください。
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