「記述研究所のテキスト」の読み方
こんばんは、源です。
テキストをまとめていく際、このように読み進めてもらいたいと意識したことをお伝えします。
お伝えはしますが、勉強方法は千差万別ですので、どのように読み進めていただいても構いません。読み進める際の参考としてください。
テキストの全体は、以下の8章から構成されます。
読み進める際の注意点
1.総論
総論では、製図試験を受ける時に知っておいた方が良いことをメインに書いています。
一度読めば十分なことばかりなので、繰り返し読む必要はありません。
時間がない場合は後回しにして構いませんが、どの記事も5分もあれば読めますので、隙間時間で読んでください。
2.建築計画
建築計画では、自分のプランを説明することを求められます。エスキスの時に考えたことを書きますが、苦手とする方が多い分野です。
まずは、どのようなポイントに注目しながら説明すると相手に伝わりやすいか踏まえ、様々な設問パターンを確認します。
「記述が苦手」な受験生の多くは建築計画が苦手なことが多いため、解法パターンを理解することで苦手意識を払拭しましょう。
記述を好きになって、得点源としてもらうため、全体の始めに建築計画を配置しています。
まずは、用語集で知らないことがあれば覚えてください。一度、読んでしまえば飛ばして構いません。分からない時に、辞書的に使ってください。
基礎編では、設問に対して、どのようなポイントを踏まえて解答するかを、理論的に説明しています。中身を理解した際には、繰り返し読む必要はありません。
基礎問題集では、基本となる例文を示しています。基礎編の理論を踏まえて、中身を理解しながら読んでみてください。繰り返し読むことで、記憶に定着させてください。
応用問題集では、基礎例文を組み合わせて解答にしたものを例示しています。解答欄の大きさに合わせて、例文を組み合わせる方法を示しています。
基礎問題集が最も重要なので、基礎問題集を複数回に対して、応用問題集を一回の頻度で確認してください。
読み上げデータは、読者の要望に応じる形で用意したもので、ながら聞きで覚えるためのテキストデータです。
本来は、例文とイラストをリンクさせながら記憶に定着させていただきたいため、読み上げデータの使用は積極的に推奨していません。
読者がテキストデータ作成のために無駄な時間を使うことを防ぐために作成したので、必要な方のみ使ってください。
3.設備
建築計画の次に苦手な方の多い分野です。とりわけ、空調設備は複雑で訳がわからなくなりがちです。
当テキストでは、複雑な設備を必要最低限のシンプルな知識とし、素早く全体像を理解できるようにしています。
また、方式の選定については、条件分岐によりシステマチックにできるようにしています。
用語集から読み上げデータについては、建築計画に同じです。
4.環境負荷低減
省エネルギーに関する問題は、近年、出題が増えています。設備とセットで勉強することで、理解が深まりますので、設備の次に配置しています。
省エネルギー手法を問われることが多いですが、知らないと解答できないことが多いため、設備を理解した上で、様々な省エネ手法を覚えてください。
用語集から読み上げデータについては、建築計画に同じです。
5.構造
この分野は定番問題が多い分野です。唯一、暗記による要素が高い分野です。
受験生のほとんどが答えられる定番設問が多いので、取りこぼしがないように押さえておきましょう。
用語集から読み上げデータについては、建築計画に同じです。
6.法規
製図試験の法律知識は、具体的な数字が重要となり、曖昧な知識では失格を招きます。
試験元が発表する製図試験の解答例では、多くの受験生が間違った法令を示しています。少なくとも、これらの法規に関しては再確認しておくべきとして列記しています。
もし、一つでも曖昧な知識があったら、製図試験勉強を始める際に再確認してください。本来であれば、一番始めに配置すべき事項ですが、記述メインのテキストなので、後ろに配置しています。
7.年度別課題テーマ
この章は、各年度に応じた課題テーマに応じた事項を説明しています。令和6年度は令和6年7月26日(金)の課題公表を踏まえて記事を追加します。
課題テーマに特化した記事であるため、テーマの異なる知識は、他に流用することができません。よって、令和6年度製図試験対策として、令和5年度「図書館」の記事は読む必要はありませんので読む必要はありません。
8.添削例
記述の勉強においては、自分の解答を客観的に読めるようになる必要があります。
添削例を通して、受験生が間違いやすい場所を説明します。添削例を踏まえて自分の解答を客観的に読めるようにしてください。
どのようなポイントに注意すべきかを、忘れた頃に確認して欲しいので、試験勉強期間の初期、中期、終盤の最終チェックに読んでください。
©️2023一級建築士記述研究所