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2022台灣木蘭足球聯賽④

今回のnoteでは、2022台灣木蘭足球聯賽④について書きます。

5月7日(土)に行われた試合では、昨年まで私達のチームの主力選手として戦っていた3人の選手が移籍をしたチームと戦いました。
相手チームの特徴として、台湾の女子選手の中で最もキック力があるのではないかと思われるディフェンスの選手がいることや、前線の選手の個々の能力が高いことから、迫力のある攻撃が挙げられます。
このような相手に対し私達のチームは、前節までスターティングメンバーとして出場していたセンターバックの選手がコロナの濃厚接触者となり出場停止、その他にも試合に来れないメンバーが複数人いました。

過酷な戦いとなることが予想された試合であり、試合前日の雰囲気としても少しピリついた感覚がありました。
それでもチームの一体感としては、徐々にではありますが良い方向に進んでいっていることを感じていました。
監督の新たな要望に対し、練習中に一旦ストップをすることを要求する選手が現れ、自分達で話し合いをしてからもう一度同じメニューをやらせて欲しいという今までにない行動が起こりました。
台湾人の選手はとても素直な面があり、指導者から言われたことは忠実に実践しようという姿勢を感じます。
しかし反対に、言われたことしか出来ず、その場その場の状況に応じて臨機応変な対応をしていくことは非常に苦手であると言えます。
この現象は、台湾の教育そのものが影響しており、サッカーの指導者の指導の仕方についても、選手の創造性を尊重するような導き方はほとんど行っていません。
だからこそ、チームメイトに現れた変化は例えそれが小さなものであっても、私には大きな一歩であるように感じました。

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