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ジェムカンコール動画について解説!タイガーファイヤーとか倍速、段ボールって何?
GEMS COMPANY(ジェムカン)の1stワンマンライブ『Magic Box』まで、あと1ヶ月半となりました。待ち遠しい!
ジェムカンファンもメンバーもライブに向けて楽しみを募らせていく中、柚希ちゃんと撫子さんによるジェムカンコール講座動画(第1弾)が公開されました。以前のライブについての公式配信にて「コールの解説動画を」と言われていたのを受けてのものですね。
公式のお知らせ配信のときは、「MIXとかじゃなくていいから…」という話だったはずですが、今回の動画ではがっつりMIX(タイガーファイヤーとか叫ぶやつ)やオタ芸(ケチャやイエローパンチョス)が入っていました。
歌詞の中のかっこ書きを叫ぶものだったり、コール(そ〜いそい、とか)は概ねわかりやすいと思いますが、動画内で特に解説されていなかったMIXやオタ芸は知らないと意味不明なのではないでしょうか?というわけで、今回の記事では「タイガーファイヤーとか倍速、段ボールって何?」「ケチャとかイエローパンチョスって何?」という人たちに向けに解説してみようと思います。
そもそもMIXって?
コール動画のイントロや間奏、後奏で叫ばれていた次のものです。
「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!ファイボー!ワイパー!」
「虎!火!人造!繊維!海女!振動!化繊!」
「桃!栗!芋!乳!妹!油!段ボール!」
このように、なんか語呂のいい単語を叫ぶものがMIX(ミックス)と呼ばれます。諸説ありますが、コールでもオタ芸でもない己自身の高まりを解放するものと言われています。
MIXの発祥等については、アイドルのライブで日本で最初期にMIXをやり始めた方(園長さん)の解説動画が詳しいです。
普段MIXを入れないようなライブに行く人からすると、MIXについて賛否両論あるかと思いますが、そもそも始めた人からして「応援のためではなく荒らしのようなものだった」とのことなので無理もないのかもしれませんね。「MIXによって曲を完成させる」というのは、アイドルライブに独特な感性のように思います。
解説動画で述べられている通り、今では広くアイドルを応援するための共通のツールとして使われています。ジェムカンの所属するディアステージの先輩アイドルさんのライブでも同様です。
スタンダードMIX
「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!ファイボー!ワイパー!」
MIXとしてもっとも基本となる英語のものがスタンダードMIXと呼ばれます。だいたい前奏(Aメロ前)で、だいたい「あ〜よっしゃいくぞ」のかけ声の後に入ります。
一般的には「ジャージャー!」で終わることが多いですが、ちょっと前奏の尺が長いときには「ファイボー!ワイパー!」と続きます。オマフレはこのパターンですね。
単語の意味はさきほどの解説動画の通りで、最初に作った人が高まれる単語を並べたものなので気にする必要はないです。
倍速(日本語)MIX
「虎!火!人造!繊維!海女!振動!化繊!」
「虎!火!…」で始まるものは単純にスタンダードMIXを日本語にしたものなので日本語MIXと呼ばれます。だいたい1番のサビの後、2番のAメロ前の間奏で使われます。
一般的な楽曲だと間奏の尺が十分あるのでスタンダードMIXと同じような形で入るのですが(でんでんぱっしょんはこのパターン)、曲によっては尺が短くてそのままでは入りません。そういう場合はコール動画のように倍速MIXとして、短い尺に詰め込む形で入れることになります。
こちらもスタンダードMIXを単純に訳したものなので単語の意味を気にする必要はないです。
ディアステMIX
「桃!栗!芋!乳!妹!油!段ボール!」
「桃!栗!…」で始まるものはディアステMIXと呼ばれ、楽曲の最後の後奏部分で使われます。
ここまでのMIX(スタンダード、日本語)は一般的なアイドルのライブで広く使われるものですが、ディアステMIXはその名の通り、ジェムカンの所属するディアステージのアイドルのライブでのみ使われます。大先輩であるでんぱ組.incのライブではもちろんのこと、妄想キャリブレーション(2019年2月解散)や、若手グループであるCYNHNのライブでも使われているのが確認できます。
そのルーツとしては、ディアステージ(事務所)の元となったお店『秋葉原DearStage』にあり、そこに当時在籍していたキャスト(ディアガール)にまつわる単語を並べたものと言われています。秋葉原DearStageというのはでんぱ組.incメンバーも出勤していたお店であり、そうしたレジェンドを背負った単語が並んでいるというわけですね。
ケチャ
落ちサビでよく見る腕の動きをケチャと呼びます。みずしーが納豆に入れるやつではありません。これについては、アイドルだけでなくアニメ作品系のライブでも似た動きをするのではないでしょうか?
アイドルライブでのケチャについては元でんぱ組.inc 夢眠ねむさんによる下記の動画がわかりやすいです。
最近のアイドルのライブではケチャに似たもので、ケチャの動きに加えてクラップを入れる咲クラも一般的に見られますが、この辺は好みと育った文化によるのかなと思います。
イエローパンチョス
イエローパンチョスはわかりやすく言うと「腕をガッツポーズにしたロマンス」であり、オタ芸です。ディアステMIXと同じく、ディアステージ所属アイドルのライブでのみ使われます。
オタ芸(ロマンス)ついては、こちらも元でんぱ組.inc 夢眠ねむさんによる下記動画がわかりやすいです。
元々のロマンスはこの動画のように指差しのポーズで行うものですが、これをガッツポーズのようにして行うものがイエローパンチョスと呼ばれます。
具体的なイエローパンチョスの動きとしては下記動画が参考になります。こちらは秋葉原DearStage店舗での実際のライブ映像であり、歌われている『光のキャンベル』はお店の代表曲のひとつです。この曲では全サビでイエローパンチョスを入れていますが、一般的にはラスサビでのみ入れることが多いです。発動前には「そろそろ行こうぜ!イエローパンチョス!」と掛け声がかかります。
このイエローパンチョスの由来は、かつて秋葉原DearStageに在籍していた吉河順央さんの見せパンが黄色で、それに喜んだオタクがガッツポーズをした…ということのようです。
だいたい今みんなが普通にやってるヲタ芸だって発祥はわけわかんなかったりするからさ、イエローパンチョスとか吉河順央の見せパンが発祥だから…☺️💛
— 夢眠ねむ (@yumeminemu) February 9, 2016
最後に
コール動画内でも柚希ちゃん、撫子さんが言っていますが、ライブの楽しみ方は人それぞれなので、公式にコール動画が出たからといってその通りにする必要はありません。ただ、せっかくのライブなら高まりを共有できる方が楽しいのではないでしょうか。
ライブというのはメンバー12人だけによるものではなく、その会場に来る300人のファンを含めて成立するものです。ぜひ、多くのファンが一堂に会する場をみんなで楽しみましょう!