描きたい絵が描けてなくて、
気持ちが追いつかない時の幸せ。ってある。
絵は描きたいのに
何が描きたいか出てこないっていう不幸。もある。
どっちの感覚も、絵描きとして生活してるから、湧いてきます。
どんな分野でも、
どっちの時もあるのではないかと思ったー。
はたから見たら何もかわらないし、
外見や存在感はわからない些細なことだけど。
でも、内側から見たらこういう体験の両方はけっこう境地で、大事と思う。
ニューヨークで、「何者でも無い自分」という時間を集中して行いました。
観光客でもなく
(まぁ、ライブ行きたくてNY来たけども)
でも、観光でもないし、
生活者でもなく、
別に、個性もないとして、
画家であることも、
ちゃんと忘れてしまった時間。
こなに無くしてもいいんだって思って一人で削ぎ落とし遊びしてた時間。
全部を無くそうとしても残っている気持ち。
手放してるのにふんんわりそこにある気持ちが、
自分が思うよりも確固たる感じだった。
ちょっとびっくりしたよ。
なくなっちゃってもいいって思ったのに
あった。
あと、色が好きってところは絶対消えないっぽい。