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色即是食う

これが人間を含めた生き物の本質だ。

これは、服部文祥さんの「サバイバル」からの引用です。

暇を持て余していたら、嫁から小学生の課題図書の中の1冊から、どーぞと渡されて拝読してみました。

サバイバル登山家である著作が、チャレンジングな登山活動を通して、これまで積み重ねてきた経験をもとに、そこでの生き方の問いについて、書かれています。

印象的な問いとして、「近年、人は、山でも街でも年中お客さんをしているのが当たり前になっているように見える、恒常的なゲストという人生に何の魅力があるのか」である。確かに、同意。それが当然の権利だと思い込み、自分で考えることを知らぬ間に放棄してしまっている人が多くなってきているのだろうか。知らぬ間に、そうなっていく傾向があるので注意していきたい。

あとは、「正しい判断を支えるのは、選択肢と洞察力であり、洞察力を高めるには経験を積み重ねるしかない。その洞察力には、2つあり、周りを観察する力と自分を観察する力だ」のところ。概略で書いているが、最後の、自分を観察する力は、難しいと思う。感覚で判断して、深くまで見つめようとしてない。なんか、だるいな、なんか、暑いな、なんか、なんか、なんか、と非常に曖昧に捉えている。無意識で動いている行動がほとんどなので、意識で捉えられないのかもしれない。とはいえ、重要だなと感じたので、自分への意識は高めていきたいと思いました。

最後に、「生きるためのありのままの危険性に、私は透き通ったリスクの匂いを嗅いでいる。そこに惹きつけられる何かがある」。これも共感できるが、なぜなんだろうか?

常に自然環境と共鳴したい無意識の欲求があり、リスクをとるのは生きているという確かな実感が欲しいからではないか。街で生きていても、生きている実感が薄いから。とも思う。生きる欲求。

鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ。




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