フリーゲーム『ネガイのラビリンス』が面白かったという話4
ディンクさんが作ったゲームである『ネガイのラビリンス』で書きたくなったので書きます。あいかわらず内容とかは説明しません。というわけでルフォン戦です。スピネル→アリスの順で書きます。
ルフォン
ルフォンの行動は完全固定です。初動【ホラードール】生成フィールド展開、それ以降はモンスター召喚、《愛の贈り物》によるポイズンポーション製薬、《お人形遊び》による攻撃のローテーションです。ダメージを与える行動が一つしかありませんが、【ホラードール】だけの手札になるなどの実質詰みになるパターンがあるためアリスのように障害カードを消滅できないスピネルでは速度を出す必要があります。ルフォン戦では初動のフィールド展開《呪いの舞踏会》でも召喚モンスターの行動でも【ホラードール】という妨害カードをデッキに生成されます。この【ホラードール】にどう対処するのかがデッキ構築の鍵です。
【ホラードール】自体に効果はありませんが、使用しても消滅せずドロソにもならないので確実にデッキが回らなくなっていきます。特に展開を軸にしてデッキを構築しようとするとかなり足を引っ張られます。さらにルフォンはポイズンポーションを製薬することでポーションセット枠にも干渉してくるのでアイテムを使用して乗り切ろうと考えていると逆に早く詰んでしまいます。幸いポーションセットはない方が有利なので影響は少ないです。またモンスターからは2巡目の行動で行動制限の状態異常が飛んでくるので召喚され次第即座に倒す必要があります。
スピネル
護符についてはこれで固定です。鼓舞は絶対に必要です。デッキはかなり攻めに寄せています。【赤の勾玉】すら入っていないので防御のことは考えていません。迷宮主戦のカードの入れ替え候補は【ニーズヘッグ】です。このカードがあるとあまりにあっけなく終わります。入れ替えは【雷轟電撃】がいいと思います。もちろん【星と竜の導き】を入れるのはありです。
カードの採用理由(スピネル)
アレス戦でも紹介したカードは特筆することがない限り説明しません。
安価な消滅札の役割には変わりありませんが、今回はダメージ調整にも使います。
単発でダメージ効率がいいカード。【混沌の支配者】に比べると取り回しやすく、連打しやすいです。このカードを4回撃つことがルフォン戦での目的です。
召喚モンスターの《ホラードール》を一掃するために使います。召喚ターン後ごとにだけ使いますが3回目を撃つ時にとどめがさせるのならそのまま使用してもいいです。
単体ダメージの最高峰です。【デモンハンド】1回とこのカード2回で終わります。
いろいろと効果がありますが、スピネルの場合、使う目的はコストの低いAPブーストカードとしてだけです。
立ち回り(スピネル)
初動で気をつけることは【幽霊波】を脳死で撃たないことです。優先すべきはAPブーストカードを探しに行くことなため、【火柱】であっても【欲深い壺】があるのならそれを優先して撃ちます。ただし展開の都合上初動の1枚目だけは【火竜の誓い】も【混沌の願い】もない場合は【幽霊波】か【火柱】のどちらかを先に撃つことになります。おすすめは【火柱】です。もう一つの注意点は先に【混沌の願い】が撃ててしまう場合でも、【欲深い壺】を切らないようにすることです。ここでドローが1枚足りないと後の展開にかなり支障が出ます(主に【デモンハンド】の展開10に)。
ルフォンがモンスターを召喚したら展開10以上になるよう調整して、【デモンハンド】を撃ちます。【デモンハンド】はこれ以降もモンスターを召喚した後のタイミングまたはとどめの一撃以外では撃たず温存します。
余ったAPで【雷轟電撃】をルフォン本体に撃ちます。【欲深い壺】のドローは【デモンハンド】と【雷轟電撃】がそろったらルフォンの《お人形遊び》のタイミングで【ホラードール】をなるべく捨て札に置かないように調整します。ルフォンのHPは444なので【雷轟電撃】4回、展開10【デモンハンド】2回、【幽霊波】3回で倒せます。万が一【デモンハンド】の初動で展開10にならない場合は1ターン撃破が遅れます。
アリス
護符は聖女が安定ですが絶対にそうでなくてはならないわけではありません。一方デッキの方はアリス側は【光の加護】があるので【ホラードール】によるデッキ圧迫は全く怖くありません。しかしルフォンは積極的に攻撃をしてこないので祝福を発動させずらく、【星の強撃】では召喚モンスターを一撃で倒せないため使い勝手が悪いです。そのため【宵闇の月】を大量に投入し【超新星】を連打します。【僧侶の祈り】は保険なため、この枠で完全に固定なわけではありません。【結界石】でも悪いわけではありません。迷宮主戦で手に入るカードでの入れ替え候補は【星の超越】です。【僧侶の祈り】の場所のAP0の消滅枠です。【メテオ】の方はダメージ量的に撃つ回数が大して変わらないため誤差だと思います。当然【星と竜の導き】はあった方がいいですがなくても十分勝てます。【精霊のお守り】はルフォン戦では過剰になってしまいます。
カードの採用理由(アリス)
スピネルと同じく特筆すべきことがない場合は、アレス戦で紹介したカードの説明はしません。
ギミックつぶしカード。とりあえず撃つだけで【ホラードール】が消えます。このカードのおかげでアリス側はルフォン戦では悠長に試合ができますが、それだけでは面白くないです。
アリス側のダメージソース。【宵闇の月】3回と【天の川】で無理やりぶん回します。全体攻撃であるのでモンスターも倒せて一石二鳥です。
アレス戦では使いませんでしたがアリス側のHP回復付与カードです。ルフォン戦では役割はあくまで保険でありますが、他に入れるものもないので入れています。
普通に使う分ではターンスキップ目的では使いません。完全に消滅用です。もしかしたらうまく回って1ターン撃破が早くなるかもしれません。
APが4である分取り回しが悪いです。ルフォンのHP444に対して100ダメージは77ダメージに比べて1発分の優位しかありません。さらに【星と竜の導き】が必須であるため、入らないと思います。
立ち回り(アリス)
初動は【宵闇の月】を優先に消滅カードを順番に撃っていきます。【宵闇の月】3枚【超新星】2枚なのでAPを使い切るようにきちんとカードを切っていけば最初の召喚ターンまでには【超新星】のカウントは間に合うはずです。
毎ターン【超新星】を撃てるように【光の加護】と願い系のカードでAPと山札を調整します。願い系のカードではAPは減らないため【ホラードール】は1枚の時でも消していいです。むしろ消した方がドローが安定します。【キャンドの飴】はドローの邪魔になるので基本切らず、APが余って他にどうしても切りたいものがない場合だけ切ります。
召喚ターン前は手札に【超新星】が1枚は残るようにもう一枚の【超新星】を使っていきますが、願い系三種がそろっている場合は無理に引きに行くでも間に合わせることができます。状況次第ですが【星に願いを】と【月に願いを】だけでAPを回復させに行くということもあります。ルフォンのHP444に対して【超新星】は6回撃つのが目標です(77*6=462)。上手く回れば3回目の召喚ターンで勝てると思います。
とりあえずこんな感じで。迷宮主戦のデッキ構築も改善の余地がありそうです。
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