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本のレビュー「ワタナベ薫さん著書 生きるのがラクになるネガティブとの付き合い方」

最近ワタナベ薫さんのこの本を読みました。

実はこの本、2016年に出版されてるので
もう9年前のワタナベさんの著書なんですよね。


当時から読みたい読みたいと思いながらやっと最近読みました😅
まあ私もネガティブというか、私の場合はとにかく心配性なんですよね💦


私最近、体調が良くないけど・・・
インフル、コロナの検査した方がいいかな。
このまままた喘息になって数か月咳が止まらなかったらどうしよう。
婦人科とかでも診てもらったほうが良いかな。
どんな薬も効かなかったらどうしよう。
あの時も効かなかったし・・・。


なんて、考えだしたらキリがないほどネガティブです💦

ワタナベさんの著書では、ネガティブな感情は悪いものではない。
生きていくのに必要なものであり、「ネガティブになってはいけない」と
押えたらなおさら危険!
と書かれています。

私たち人間はほとんどがポジティブな面とネガティブな面があって・・・
どっちも生きていくのに必要な感情なんですよね。

ポジティブは前を向いて新しいことをやっていくのに必要だし
ネガティブは危機管理能力として生まれたときから
私たちの中にあるもの
で、ネガティブな感情がもし無かったら、
目の前に落とし穴があっても気づきません。

私たちにネガティブな感情があるのは、危険を避けるためなんですよね。

私たちは子供のころは、危険なことをそんなに知らないのでテーブルの角にぶつかって痛い思いをしたりしますが、その経験があれば、
「テーブルの角の近くを通るときは気を付けよう」という
対策が生まれます。

100%ポジティブな人はあんまり見たことないですが、いつも能天気で、
一見ポジティブだけど実は本人は危機管理能力が無くて、
事故に巻き込まれたり他人にだまさやすい人というのは
結構、見たことはあります。

ワタナベさんは、ネガティブな感情が湧いてきたら
自分の中でどう向き合い、消化していくのかについて
著書で詳しく書かれています。

モヤモヤしたり、辛い気持ちがあっても「ネガティブになっちゃダメ!」
なんて思ってると、目の前の問題を無視しているのと一緒で、
ますます辛い気持ちはこじれて大きなものになっていくんですよね。

「Aさんってなんか信用できない」という気持ちがあって、
それでも無理やりAさんを信用しようとしていたら、ますます
モヤモヤが膨らんで、不信感も大きくなり、違和感のある態度は
Aさんにも伝わって、相手から見ると「何この人?なんか変だな」
となり人間関係がこじれる、なんてこともよくある話です。


ネガティブ、モヤモヤな気持ちがあったら一旦それが
自分の中にあると認めること!

そのうえで、自分はどうしたいか考えたり、対策を考えたり、
誰かに相談することで初めてネガティブな感情は上手に昇華されていくとのことです。

ワタナベ薫さんの、心の中に染み込んでいくような
優しい文章だと、いつも安心して読むことが出来ます✨

ぜひ、おすすめの一冊です。
特にモヤモヤした気持ちにとらわれがちな方、
苦手な人、嫌いな人がいるけど本当はその相手を嫌いたくない
もっと優しくなりたいという方におススメです✨

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