<コロナ禍におけるレジャーや映画館での映画鑑賞に対する意識>夏のレジャーとしての<映画鑑賞>の予定と自粛度、今後の注目作は『呪術廻戦』『007』『ワイルド・スピード』
GEM Partnersは6月26日~28日、新型コロナウイルス流行下でのエンタテイメント消費行動に関する調査「新型コロナウイルスの影響トラッキング調査レポート」の第11回(回答者数4,126人)を実施いたしました。今回はその中から、レジャーや映画館での映画鑑賞に関する結果をご報告します。
映画鑑賞をはじめ、様々なレジャー活動に対する「絶対に自粛した方がよい」という意識は、2度目の緊急事態宣言が発出された今年の1月よりは低下し、昨年の夏・秋の水準になっている。
「カラオケ」は依然として自粛意識が高く、今回(6月26日)の調査では4割強の人が「絶対に自粛すべき」と答えている。「映画館での映画鑑賞」は、最初の緊急事態宣言発令後(2020年4月25日)から比較すると、自粛意識が大きく低下したレジャー活動のひとつで、今回の調査で20%を下回った。そのほか、「スポーツ観戦」「1泊以上の国内旅行」「外食・飲み会」に対する自粛意識は25%前後となっている。
「映画館での感染リスクは少ない」という意識も1月から上昇している。
今回の調査では、「映画館など、人が集まっても声を出さない場は感染リスクが少ないと思う」に対して、「とてもそう思う」は12%、「ややそう思う」は26%と過去最も高くなった。レジャー活動全般に対する自粛意識は昨年の11月時点よりは高い水準ではあるものの、映画館が危険だという意識は低下が進んでいる。
映画館の自粛意識が高いのは、シニア層。ワクチン接種が進むなか、今後の変化が注目される。
男女とも60代で特に自粛意識が強く、なかでも女性60代は「絶対に自粛した方がよい」が24%、「やや自粛した方がよい」も含めると50%を超える。「自粛しなくてよい」意識が高いのは、男性15-19 歳と男性20 代となった。
こうしたなか、一般生活者がこの夏にやろうと思っているレジャー活動は、「テレビ等でのオリンピック中継の鑑賞」が23%で最も高い。これに「外食・飲み会」「県内でのお墓参り」に加えて「映画館での映画鑑賞」が続く。
今後(調査時点)の夏公開作品で鑑賞意欲度が高いのは、洋画では『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、邦画では『東京リベンジャーズ』『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』。
秋以降公開作品では、アニメシリーズの劇場版『劇場版 呪術廻戦 0』が最も高い。そのほか、洋画では昨年から公開延期していた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『トップガン マーヴェリック』、邦画では木村拓哉・長澤まさみ出演の『マスカレード・ナイト』への意欲が高い。
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■調査概要
【レポート名】新型コロナウイルスの影響トラッキング調査レポート 第11回
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【調査実施日】2021年6月26日(土)~28日(月)
【回答者数】4,126人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計、弊社実施調査を参考に回答者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ