〜邦画版「最高の人生の見つけ方」観た〜途中から最後までずっと大号泣

吉永小百合さん・天海祐希さん主演の「最高の人生の見つけ方」観ました
事前情報なしで見ましたが、途中からずっと大号泣。
家庭のために生きてきた主婦の幸枝さんと、会社社長のバリキャリマコさん。対極で生きてきた二人が出会うところから物語は始まります。


人生の意味、後悔のない生き方とはなんだろう。
自分にもし死が迫ってきたときにどう過ごすのか。死が迫り、人生を振り返ったとき、どう思うのか。
今の自分の生き方を見つめなおそうと感じる映画でした。



観る前の方へ


人生の残り時間があるうちに、少しでも早くこの映画を見てほしいと、強くそう思います。
毎日淡々と過ごす日々、それはもちろん愛おしいものではありますが
今を生きている自分は、この毎日を愛せていますか?
やりたいことを後回しにして惰性で生きていませんか?
それが悪いわけではなくて、ただ、もしそう感じていて、なにか変えるきっかけが欲しい人にこの映画を見て欲しいです

もしくは、人生頑張りすぎていませんか?
あれをしないと!これをしないと!ってなっていませんか?
今やらないといけないと感じていること全てちょっとだけ放り出して、一度この映画の世界に没頭してみてください。
もしかしたら、もっと頑張れるかもしれないし、しなくてもいいこともあるかもしれないですよ。




以下ネタバレあり





観てない方はスクロールしないでください…!!





まず最初、JAXA??宇宙?そんな話なのかな?から始まります。
終盤、ノートに、最後の一つだけ塗りつぶされていないハートを見たとき
そういうことだったのかと驚きと納得感。
なんて話のまとまりが上手なのかと大感動しました。

二人は出会ったシーンから本当に真反対で、
旦那さんに愛されている(風)?かつそれを自慢げに話すのはマコさんに本当は自信がないゆえでしょうか。
死ぬまでにやりたいことリストは、家庭という世界で生きてきた幸枝さんを人生最後に世界中へと連れていく魔法の道具になりました。
世界中を旅して
例えばスカイダイビングをしても、例えばピラミッドに行っても、例えば地元の教会であっても
そこで高田さんが一番怖がってたなあとか、足の裏火傷して水かけられて大爆笑したなあとか、教会で二人でこんな話したなあとか、
旅先に存在している大きなものより、結局そんなことばかり思い出しますよね。

ももクロのライブシーンで、マコさんが、幸枝さんに大きな勇気と、一歩踏み出した先の楽しさを伝えたように感じました
対して京都のパフェのシーンでは、幸枝さんが、マコさんに、小さな世界を幸せにする素晴らしさを伝えたように感じました。
もちろんそれだけではなく、映画全体を通して、お互いの人生で重なってこなかったお互いの幸福を優しく共有しあっているように感じました。

さて、全体を通してこの映画に良い味を出しているのは
圧倒的ムロツヨシさん演じる高田さん。
そして映画の終盤で幸枝さんの旦那さんと娘・美春さん。そして息子・一慶さん。
マコさんと幸枝さんを取り巻く周りの人を見て、この二人が愛されてきたことが伝わり、観ている私も二人とその周りの人全てを大好きになりました。



「人生」という言葉をよく使いますが、人生は毎日の積み重ねだなと改めて思います。
幸枝さんの自分の人生をしょうもないと決めつけないでという言葉はすごく印象に残っています。
有名だとか、お金を稼いだとか、社会への貢献、家庭を守った、愛とか恋とか、、
誰かにとっては大事な指標で、誰かにとってはどうでもいい指標で、どちらであっても誰にも馬鹿にはできないですよね。
自分が何を大事に感じるのか、大事にしてきたのか、大事にしていくのか、
改めて自分の人生を考えさせられる本当に素敵な映画でした。


いいなと思ったら応援しよう!