東京メモ
①東京で楽しかったのは移動で、地下鉄のホームに着いたらリュックから文庫本を出して読み、電車に乗って読み、乗り換えでエスカレーターに乗って読んだ。
移動中の読書って一石二鳥で、ケチな私にはうってつけ。
高速バスなんて一番読書がはかどるはずなんだが、ひっさしぶりの高速バスゆえ車酔いの気配が…ほとんどただ乗っていただけ。MOTTAINAI。
②レアな書店ではなく有名どころをまわった、地元にないから。ある書店は置いてある本が汚なかった。好きな作家さんの、昔の本を棚から抜いて見たの。垢…いやカビ?その書店は立地も好きな街ではなかったし、もう行かない。たぶん。
③ホテルは東急ステイしか勝たんと思っていて、なんといっても各部屋に洗濯機完備。コインランドリー空いてるかな~とか終わったかな~の往復がない。しかしエコだか何か知らんがどうして連泊は掃除ナシなの?自分ちでも毎日お風呂掃除するのにどうしてお金払って汚いお風呂に入らならんの?
④八重洲ブックセンターは楽しかった。8階から順に見た。
中二階のドトール、外を眺める席に座ったら、俄然、外を見る方が面白くて本は読まなかった。
なんか見るたびに気になる文庫があって、呼んでるのかな?と思ってここで購入したのだけど、なんと読了本だった。ダメもとで返品したいと告げてみたら、もっっのすごく丁寧に対応していただけて感動したしすみませんでした…
この後同僚に頼まれてた「ショコラひよこ」を探すのに時間をとられてムキーとなる。
⑤帰り。高速バスが八王子バス停に停まると、待ち合いのベンチに二十歳の私が恋人と手を繋いで座っている。
私だけがバスに乗り、見送る彼に手を振る。バスは動きだし、彼はバス側から眺める乗客の目を気にして軽く手を上げるのみ。この後彼は最寄りのバス停まで20分弱も歩きバスに乗り、八王子駅で電車に乗り換え橋本に行き、そこからまた20分歩いて家に帰る。家に着いたよと私にメールする。次は俺がそっちに行くよ。
…いや来んでええわ と私は思う。ド田舎で何すんねん。
懐かしい。
懐かしいけど八王子バス停に停まる度に思い出すのがうざいな…
スマホの充電器を忘れた。コンビニに売ってなくて、閉店間際のヨドバシカメラに駆け込んだ。
食べたものでNo.1は教文館を出てすぐのとこで食べためかぶそば。
地元にも本屋はある。
地元応援のつもりでけっこう使っていたのだけど、いつ行っても買いたい本はなく、そもそも、仕方ないのかもしれないが新刊人気本しかない。なので買うのは雑誌くらい。
そんな地元から東京は教文館にやってきた私は、本棚を見て驚いた。
教養文庫の特集だったと思うが、私にはタイトルからしてよく分からない本がたくさん並んでいて、 ほとんどの本にポップがついていた。それぞれ違う筆跡で、本当にその本を読んでる人のポップ。おすすめしたい気持ちが伝わるポップ。感動で涙ぐんだ。これを読んだ人たちがここで働いている。信頼できるし頼れる。
買いたい本はすぐに5、6冊にもなり、しかし今日の本命は閉店間近の八重洲ブックセンターであるので1冊だけ購入。また行きます。