「卒業」ダンビラムーチョ・大原優一
3月なので「卒業文集」企画。
ヨシモト∞ホールで活躍する6人の芸人、ダンビラムーチョ・大原優一、うるとらブギーズ・佐々木崇博、空気階段・水川かたまり、アイロンヘッド・辻井亮平、ラフレクラン・きょん、やさしいズ・佐伯元輝にそれぞれの想う「卒業」を文章で表現してもらいました。
ダンビラムーチョ大原です。
今回テーマが卒業ということで、大学を卒業したときの話をしたいと思います。
僕は大学3年の時にNSCに入ったのですが、それからというもの、漫才とCR北斗の拳 剛掌とCR銭形平次にのめり込んでしまいあまり大学に行かなくなってしまいました。
それにより、単位が足りなくて大学4年の時に卒業論文を書いたにもかかわらず留年してしまいました。
その後は漫才とCR AKB48にハマってしまいなんとさらに2年留年して大学を卒業するのに7年もかかってしまいました。
友達もみんな3年前に卒業してしまっていたので卒業式に出るのは億劫だったのですが、さすがに卒業証書は貰っとこうと思い、卒業式のあと大学構内で行われる卒業証書授与式には行こうと思いました。
卒業式終わりなのでみんなスーツや振袖を着てくるだろう。
しかし当時の僕はスーツを持っていなかったので普段着ていた青色のノースフェイスのマウンテンパーカーを着ていく選択肢しかなく、困って卒業証書授与式スペース私服で調べるとYahoo知恵袋に卒業証書授与式に私服で行く人はいますか?という質問があり、アンサーで全然たくさんいますよ!と書いてありました。
これは良かったと思いマウンテンパーカーでいくと学科700人中私服なのは僕だけでした。
恥ずかしっ!!!
そして教授が
「卒業証書を授与します。代表者だけ前に出てきてください。大原優一くん。」
俺かよ!!
よりによって青マウンテンパーカーの俺かよ!
振袖の女の子同士の会話が聞こえてきた。
「なにあいつ!私服じゃん!」
「あの人留年してて学籍番号が1番若いから代表なんだよ多分。」
そういうことか!!!
そして卒業証書をもらいそそくさと帰りました。
これが人生で1番恥ずかしかった経験です。
卒業証書授与式にはフォーマルな格好でいきましょう。