アイナナ二次創作お題「バンさんにモモの愚痴という名の惚気をするユキ」

バン「お前から誘ってくるなんて、昔じゃ考えられなかったな〜。しかも店まで予約するなんて。」

ユキ「そうね。まあ、僕もこの5年で店の予約ができるくらいには成長したよ。モモのおかげでね。」

バン「それはモモくんに感謝しないといけないな〜。」

ユキ「そうだ。バンにあったら言おうと思ってたことがあったんだ。この前モモが

『今度アイナナ寮に行った時にバンさんに差し入れするスイーツ何にしよう?ユキ、バンさんの好み知らない?』

とか言ってきたんだよ。僕には家に来る時、直近で話した有名店のサラダしか持ってこないのに、僕より一緒にいる時間の少ないバンにはこんなに時間使って頭悩ませてるって、絶対おかしいだろ。僕の家に来る時だって毎回手土産悩めよ。」

バン「で?お前はその話を俺にして何が言いたいんだ?」

ユキ「モモがバンのことになるとファンの女の子みたいになっちゃうの何とかして。」

バン「何とかって、どうしようもないだろ。それよりお前もしかしてその話をするためだけに俺を呼んだのか!?」

ユキ「そうだけど。」

バン「は〜…。5年経って変わったかと思ったけど、やっぱりお前はお前のままだな…。」

ユキ「いいじゃない、たまにはこんな日があったって。なんせ、この世界じゃ照明が天井から降ってくる日があるくらいなんだから。それに比べたら良い時間でしょ。」

バン「それはまあ…そうだけど…。」

ユキ「…5年もあったら、ステッキを握った女の子も、目が覚めて幸せの魔法は使えなくなるかもしれない。でも僕らの5年は時が止まってただけなんだから。だから、季節を何度も繰り返したって、僕らの関係は変わらないんだよ。」

バン「…。そうか。じゃあ、これからやっと5年前の続きができるんだな。」

ユキ「そういうこと。」

バン「それよりモモくんは良かったのか?お前のことだし、どうせ連絡してないんじゃないか?」

ユキ「してないけど。モモは束縛とかしないし、まあ大丈夫でしょ。」

バン(嫌な予感がする……。)

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モモ「せっかく2人揃ったお休みだったのに、ユキってば用事があるってどうしたんだろ?おかりん何か知ってる?」

岡崎「ユキくんでしたら、今日は大神さんと久しぶりにお酒を飲むって楽しそうに話されてましたよ。」

モモ「ええ?!モモちゃん聞いてないんですけど!!!ラビチャしても既読付かないし!!!!も〜!!!ダーリンってば!!!!」

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