【保存版】タッカーカールソンのイーロンマスクへのインタビュー[翻訳:費府の飛行士]【全文訳】
(前半)
● 雑談(0:00〜)
イーロン・マスク:カマラ・ハリスを殺そうと思う人はいない。ジョー・バイデンも。だって彼らは二人とも操り人形だから。殺す意味がない。(後略)
タッカーカールソン:あなたは政府との最大手契約先ですよね。
マスク:我々は政府の為に役立っている。例えば、NASAとはスペースXとボーイングの2社が宇宙ステーション飛行ロケットの契約をしているが、うちの契約単価はボーイングの半分。政府が補助金を出しているからと言われているが、バイデン政権が私に補助金を出すと思いますか?ハリケーンヘリーンの被災地域への通信スターリンクのFCCとの契約は一方的に違法に打ち切られた。端末を被災地にヘリコプターで配ろうとしたが着陸させてくれない。飛行禁止中であり、誰に配るのか特定されていなければ許可を出せないということだった。通信ができなくて孤立している人に届けようとしているのに。ブティジェルジ(運輸長官)と交渉したらオーケーになり被災者に届けることができた。
● トランプが負けたらどうなるか?(9:22〜)
カールソン:トランプが負けた場合には?
マスク:もしトランプがこの選挙に勝たなければ、今回が最後の大統領選挙になるだろう。民主党政権は国境をオープンにし大量の不法移民を輸入し、彼らを激戦州に送り込んでいる。激戦州での不法移民は過去3年で数百%、700%増加している州もある。
従来の激戦州での得票差はせいぜい数万票に過ぎない。そこに数十万の不法移民を入れ込んで彼らに投票させたらどうなると思いますか?
民主党は彼らにずっと民主党に投票することを条件に特急待遇でのグリーンカード、市民権を与え彼らが合法的に投票できる仕組みを作りつつある。それが実現すればもはや4年後には激戦州などなくなり、全て民主党の支配する州になってしまう。そしてアメリカ全体が民主党の一党独裁になる。カリフォルニアがそうなったように。ニューサム知事のカリフォルニアでは全ての選挙に身分証明書を求めてはならないという法律を最近作ってしまった。ある人が身分証明書を提示したら、それを見ることも禁止されていると言われた。不正投票があったかどうかは誰も証明できなくしてある。明らかにその目的は不法選挙をやろうということだ。
カールソン:残りの49州も同様になる?
マスク:そこまでしなくても、激戦州の6州をそうして仕舞えば万事完了です。そうなった州では国民の投票ではなく、民主党の予備選挙が最も重要になります。今のカリフォルニア州やNY州のように。もうすでにカマラの選出過程でそれを見ましたよね。彼女は民主党の予備選挙さえ經ずに民主党の大統領候補になりました。もはや民主党では民主主義さえなくなりました。
カールソン:しかも我が国で、あなたを除き最も裕福な人々がそれを決めている、と。
マスク:民主党は共和党よりもずっと裕福な資金があり、マスメディアも圧倒的に民主党贔屓です。殆どのハリウッドも芸能界の住人も民主党贔屓です。そういう意味ではトランプ大統領は逆境にありますが激戦州で接戦を演じているというのは人々がおかしさに気づき始めたからだと思います。
カールソン:どうして安易な道(民主党支持)を選ばなかったのですか? トランプ支持は茨の道と言われたでしょう?
マスク:一党独裁ではなく、民主主義を選んだのです。トランプは民主主義を破壊すると言っている人たちこそが民主主義を破壊しているのです。一党独裁は民主主義ではありません。カマラを誰が選びましたか?一般の民主党員は誰も彼女に投票していませんよ。民主党のエリート達が彼女を選んだのですよ。彼らの操り人形のバイデンが使い物にならなくなったらポイと捨てられました。そして今度は別の操り人形を据えようとしています。それが今起こっていることです。私は間違っていますか?
カールソン:間違っていないどころかカマラハリスを批判すらしていません。
● 誰が人形を操っているのか?(21:40〜)
マスク:カマラハリス本人がどうこう言っている訳ではないのです。彼女は単にもっと大きな機械に操作されている操り人形に過ぎないのですから。彼女はテレプロンプターに表示されたセリフを読むだけの人なのですから。だからテレプロンプターの具合が悪ければ同じ言葉を何回も何回も繰り返すでしょう?
カールソン:操り人形のカマラを誰が操っていると思いますか?
マスク:特定の一人の黒幕ではなく、百人以上の人といったところでしょうか。
● エプスタイン/ディディハレンチリスト(22:50〜)(イーロンマスクはそのリストを持っており彼の保険になっているのか?)
カールソン:あなたはディディのことをご存知ですよね?あなた自身というわけじゃなくてあなたの仕事柄情報は入ってきますよね?
マスク:多分殆どの人のことは知っていると思います。カマラを操っている上位百人のリストと、エプスタイン/ディディの上位百人の顧客リストを突合したいですね。大分重なり合うのじゃないかと思うのですがね?彼らは少年少女などに悍ましいことをしているのに誰も逮捕されず、1月6日事件の人々は何百人も監獄に繋がれていますよね。
カマラが彼らから大変な支持を受けているのは、もしトランプが大統領になればそのリストを公表されると懸念しているからだと思います。
カールソン:リードホフマンは気が気じゃないと思いますか?
マスク:そうでしょうね。ゲイツもね。司法省が何らかの訴追をするのではないかと恐れているようです。
カールソン:動画も出回っているようですよね? 少年少女誘拐をしてとんでもないことをした連中はどうなりますかね?
マスク:そうですね。トランプ大統領になれば闇の部分に光を当てるでしょうね。言論の自由を無くそうとする動きがありますが、我々は法律に従って言論の自由を守ることが我々の大きな役目だと思っています。そして情報の透明さを確保することも。
(後半)
● ローフェア(法律/司法制度の悪用による政治的武器化)が罷り通っている((28:06〜)
カールソン:カマラが勝利したらそれや、法律に従ってという部分はどうなるでしょう。
マスク:法律によってという考えは無くなるでしょうね。法治国家ではなくご都合主義で法律を運用することはすでに行われています。例えば、スペースX社は軍事上の機密の技術を扱うため、グリーンカード保有者か市民権保有者でしっかりした身元の人間を採用する義務が課せられています。ところが司法省はスペースX社を大規模に訴えてきました。移民や難民を差別している、という理由でです。こんなことが起こされているのです。二律背反のルールを押し付けられているのです。どちらを守っても訴えられます。
カールソン:あなたがXのオーナーだからですか?
マスク:そうです。昔ソ連時代に誰でも連れてくれば俺がそいつの罪を作ってやると言った有名な男がいましたが、それと同じ状態です。
アメリカの伝統的な法の正義という概念がなくなっています。アメリカの司法制度全てが悪化しているとは言いませんが、裁判官に活動家がなる例が多くなっています。バイデン政権が指名する裁判官は法律そのものではなく、社会正義を実現するのが自分の役割と思っている人の割合が多くなりました。
● ワクチンメーカーへの補償責任(33:38〜)
カールソン:でもワクチンメーカーの補償責任は問わないのですよね?
マスク:そうですね。私はワクチン全般に反対というわけではなく例えば天然痘ワクチンや小児麻痺ワクチン等は効果がありますが、効果と安全性はしっかり確認されるべきであり、しかも強制はされるべきではないと思っています。自由意志であるべきです。
アメリカは自由があり、機会があれば精一杯頑張って結果を出す人が重要視される社会の筈です。
カールソン:アメリカでは技術者が厚遇されていないように見えますね?気候変動コンサルタントとか〇〇コンサルタントは厚遇されているようですが、実際に現場で活動する技術者が厚遇されていませんよね。
マスク:役に立つ技術者がね。
● カリフォルニアでは犯罪が矮小化されている(49:30〜)
マスク:カリフォルニアでは犯罪が矮小化されています。千ドル未満の窃盗は罪に問われません。これは小さな小売店にとり死活問題になっています。今後は窃盗は罪に問われるようにすべきだと皆に訴えかけています。
カールソン:カリフォルニアのギャビンニューサム知事は個人的に話す時はそんな馬鹿な人物のようには見えないのだけど、何でそんなことをするのかなあ?
マスク:私は彼とも長い付き合いがありますが、彼はこれは政治活動のパッケージの一つであり、やることになっていると言っていました。
● トランプ当選後のマスクの役割(1:43:10〜)
カールソン:昨日はトランプラリーの演壇に立ちトランプ支持を訴えましたが、トランプ当選後も彼を助けますか?
マスク:もちろんです。彼とは政府の効率化委員会のようなものを立ち上げて政府の効率化を推進することを話しました。
カールソン:ツイッター社の従業員はどれほど効率化されたのですか?
マスク:約80%の従業員を解雇してすんなり運営できています。過去8年間よりもずっと効率は良くなりました。
カールソン:トランプとはどんな話をしましたか? 政府の効率化委員会ではどんなことをやることになるのでしょう?
マスク:現在連邦政府には428の省庁機関があります。あまりにも数が多く、誰も聞いたことのないようなものもあります。連邦政府設立後毎年一つ以上の期間を増設してきたことになります。しかも機能や権限が重なり合っているものも多くあります。少なくとも99の省庁機関はなくすことができると思います。規制強化をする度に期間が増設されてきました。規制が必要なものとそうでないものを整理し、オーバーラップを無くすればもう少し効率が良くなると思います。
カールソン:だけどそれには抵抗がありそうですね。
マスク:そうですね。これを始めると相当の身辺警護チームが必要になるでしょうね。
カールソン:当面は激戦区での有権者登録と投票を促す運動(アメリカパック)を推進するのですか?
マスク:そうです。アメリカの普通の中道の人達が望んでいること、治安の回復、国境の強化、意味のある予算の使い方、自己防衛の権利、憲法を守ること、法律を武器にして政敵攻撃に悪用しない事、言論の自由等を訴えています。これらはこの運動のホームページに掲載しています。言論の自由がなければ民主主義は成り立ちません。
共和党が完璧だとは思いませんが、今回の選挙は共和党か民主党かの選択ではなく、どちらの候補者がアメリカにとって重要なことをやろうとしているかの選択です。それは明らかにトランプだからトランプ支持をしているのです。カマラを選んだらアメリカは直に一党独裁になり、今回が最後の大統領選挙となりかねません。
カールソン:ありがとうございました。(終)
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