girandole -近藤林内物語- 終了しました。
ご無沙汰してます。
劇団コバヤシライタの座付き作家のコバヤシライタです。
いまだに賢太は公演の疲れが抜けてないらしくミスばっかりしていますが親子寄席の稽古では張り切ってそのあとお酒を飲みながらぐったりしています。
girandole -近藤林内物語- が終了しました。
上演作品としては初めての長編戯曲ということでいったいどんな評価になるのかと不安になりましたが沢山の人に見てもらうことが出来てポツポツとお褒めの言葉もいただいて大満足です。
やりがい搾取とかいろんな言葉が生まれてますが、結局のところ自分が発見した"タノシイ"を披露する機会があって、観てもらって、褒めてもらえるだけでこんなに嬉しいですしそれが"やりがい"なんだなって思いました。
そりゃもちろんお金だって欲しいですけど。
昔、私のおじいちゃんの住んでいたところが映画になったことがありました。
もう随分高齢だったのでほとんど外出なんかもしてません。
そんななか誘うとおばあちゃんと少し背伸びした服を着て普段なら絶対行かなかったであろう単館上映系の映画館に行きました。
そこには昔の知り合いである地元の人が何人かいて楽しそうに話して。
正直映画の内容は映画を見慣れてない人にはどうだったんだろうって感じでしたが終わったあとに「私が生きてるうちに映画になるなんてねぇ」と言ってました。
今回の公演も河之内の人がたくさん来てくれたと聞いています。
その人たちに「自分の住んでいる場所が演劇になる」という体験がどんな気持ちになったのか。
喜んでいただけたらいいな。
自分が楽しくてしょうがない作品を書くということで観た人に楽しんでもらえる。
それってホントに僕にとって幸せな営みです。
それでは次の劇場で。
コバヤシライタ