大好きなバーで聞いた話
何だかんだ言ってfacebookで、まだ知らない人に友達申請できてないチキンな私。
でも、プロフィール写真やヘッダーなどは変更し、設定していなかったユーザーネームも設定して。
できるところから、一歩ずつ、ね。
…とはいえ、ここは「イタいことをあえてする」が課題なので。
カウンセラーからも「準備が整ってからするなんて言ってたら、いつまで経ってもできないんだよ!」と、耳にタコができるくらい言われているので。
グズグズせず、四の五の言わず、バンジー飛ぶ覚悟でやってみるっきゃないよねぇと納得してはいます。
ダメ元でやってみるか、やらないでこれまでの自分を延々と継続するか。
いまの私には、この二択しかないわけで。
そんなの考えるまでもなく、どっちを取るかは決まっているのです。
チキンよ、いまこそ飛べっ!
跳ね返されて、痛い思いしてナンボじゃあっ!
…とまぁ、そんな状況に立ち至っている近ごろの私が、毎日のように思い出している話があります。
これ、ちょっと前によく通ってた大好きなバーのマスターから聞いた、若き日のマスター自身の体験談なんですけど。
高校生のころ(卒業してすぐって言ってたかなぁ?)、元町の洋服屋さんでバイトを始めた当時のマスターは、ずっと男子校だったこともあり、とんでもなくオクテな男の子で。
女の子を前にするとしゃべれないわ、せっかく試着してもらっても肩にすら触れられないわで、先輩から叱られてばかりの毎日。
「何とかしなきゃ」と思い詰めたある日、全長600mの元町ショッピングストリートを端から端まで歩くあいだに、毎日10人の女の子に自分から声を掛ける決心をするわけです。
ところが、最初のうちはぜんぜん目標に達せず、それでもいろいろ試行錯誤して。
鏡の前で、違和感なくあいさつできるよう、練習したりなんかして。
そんなまさにイタぁい努力の結果、無理なく10人には声掛けられるようになってきたなぁと自分で思えたら、次の日からは人数を20人に増やして…、っていう果てしない課題に果敢に取り組み。
50人だったかなぁ?に声掛けられるようになったときには、「今日は声掛けるだけじゃなく、抱き上げて“高い高い”しよう」って決めてみたり。
そうすると彼氏と歩いてる女の子もいるから、今度は男性を軽くいなす度胸まで付いて。
そういう訓練を一年以上も続けて、何があってもたいがいはうまく対応できるようになれたなぁと思えたら…。
こんどは何を思ったか、真っ白なネッカチーフを一気に100枚買い込み。
その1枚を胸ポケットに差して、真冬の寒い朝に、コンバーチブルの屋根を全開にして出勤して。
女の子に会うたんびに車を止め「今日は寒いねぇ、ほら、これして行きなよ」って、胸からチーフを取って女の子の首に掛けてやるっていうのを、一日のあいだに100人に対してやって。
それでめでたく、訓練を終えることにしたっていう話。
どうですか?この話ムッチャ、カッコいいでしょ?
まぁ、どこまで盛ってるのかは分らないけど__。
でもやっぱ、コンプレックスを乗り越えるって、そういう泥臭いことの積み重ねなんですよね、きっと。
だからこの話思い出すたび、私もガンバロウって思えるんです。
そういえば、ここんとこしばらく、あのバーに行けてないなぁ。
久々に、顔だそうかな?
ホームページつくったので、ぜひ、見てみてください。
感想など、コメントしていただければ励みになります。
では、お互いがんばりましょーっ!