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2023.3.2小屋入り日誌@ O木谷佳昭

こんにちは、劇団ONのO木谷です。

さて、今週からはイカロスの森での仕込み、リハーサルなどを行って、今週末が本番となります。イカロスの森は小屋の舞台と客席の距離が近いため、とても臨場感たっぷりのお芝居をお届けすることができると思います。ぜひ会場で確かめてみてくださいね。



僕は大学から演劇をしており、神戸大学演劇研究会はちの巣座27期生ですが、今回は後輩にあたる、現役のはちの巣座の41期生が参加してくれています。もう40期越え?!と思いましたが、時の流れはもちろん早いもので、あっという間ですね。でも、基礎練の筋トレなども、まだまだ若い者には負けないぞという気持ちで毎回頑張っています。筋トレ自体は好きなんですけどねぇ…老いを感じます。今回も自分より10歳も下の部員達と一緒に芝居を打てていることは非常に嬉しく思っています。

 お芝居というものは、全員そろって稽古することでブラッシュアップできる部分が非常に大きいです。誰一人欠けても、いい公演にはなりません。学生も社会人もいて所属がばらばらなので、全員が毎回揃う、というのは難しい面は多いですが、なんとか乗り越えてきました。

 私は今回の公演では舞台監督兼照明チーフ兼役者として、公演に纏わる様々なことを調整し、ここまでやってきました。この公演は、1度公演延期を決定したこともあり、公演を打つことの大変さや責任を改めて痛感しました。ですが、一度は危機に見舞われたこの公演ですが、参加メンバーの一層の頑張りにより、よき本番を迎えることができそうです。参加メンバーには頭が上がりません、本当にありがとうございます。

やはりいろいろな人たちと協力して、目標に向かって作り上げていくのはとても楽しいし、達成感も大きいですね。難しいことや大変なことももちろんたくさんありますが、やはりそれを乗り切った時の達成感に替えられるものはないと思います。

ただ、本番直前の小屋入り期間中みんなエナジードリンクに頼りすぎです(自分も含む)。

演劇は勉強とは違って、様々な場面で必要な力を統合する必要があります。国語社会数学理科英語だけではなく、美術音楽保健体育家庭科技術、すべての力が必要です。

基礎力をどれだけ持っているか、またその知っている知識を使える知恵に変えることができるかが大切です。

それだけではありません、自分のミスを受け止め、それをどう改善するかの方法を知っているか、またそれを実行できるか、そういう行動力も必要です。例えばビデオダメ出しなどでは、自分の演技をビデオで見て反省します。結構つらい作業です。ですが、それをすべて受け止めて、受け入れて、変化させていく、そういう姿勢が求められます。今回の練習でも取り入れてみましたが、みんな真剣に見ていて、とてもいい心意気だな、と思いました。

さあ、リハも終わり、あとはゲネです。明後日の本番に向けて、気合いを入れなおして頑張ります。

ぜひご来場ください。

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劇団ON 第5回公演
『ポテトサラダ』
作:田中千代之助
演出・脚色:西田かをる

▼日時
2023年
3月4日(土)13:00〜/17:00〜
3月5日(日)13:00〜/17:00〜

▼場所
イカロスの森

▼料金
ご予約:1000円
当日券:1500円
(当日支払い)

▼ご予約はこちらから!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSepreXGqINb9XSHeLb2qESNs3pFPRx-QJKBSNHXDmbnOdaRcw/viewform

▼キャスト
カブキストレッチマン
かおる
赤松遼子
鳴海遥真(どんぐり企画)
井上峻佑
高橋メロス(はちの巣座)
シアン
夏並ゆうり(はちの巣座)
おもち(はちの巣座)
さや
O木谷佳昭
二村萌

▼スタッフ
演出:西田かをる
舞台監督:O木谷佳昭
照明:二村萌
音響:147、高橋メロス
舞台美術:カブキストレッチマン、シアン、鳴海遥真
小道具:147、さや
衣装:西田かをる
制作:鳴海遥真、夏並ゆうり、赤松遼子
宣伝美術:二村萌、おもち
撮影:鷲尾光

▼あらすじ

時代の波がおそいかかる。その流れに抵抗して必死に向こう岸を目指す人。その人に、あたたかな交流をもたらす人。近づいたり離れたりしながら、その時代を生きる。ときには、ひみつを内包したまま。社会の光と影がまざりあう濁流の中で見えるものとは?
小さな街の小さな店、喫茶梨花子。女主人が切り盛りするこの喫茶店の名物は、リンゴ入りのポテトサラダ。「おいしい」という愛に包まれたこの店に、ある日、侵入者がやってきた。

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