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劇団限界集落の人たち 進藤博行

私たちは、宝塚歌劇団ゆかりの地、浜松市天竜区春野町で旗揚げした住民有志の手づくり劇団です。

劇団員は町内在住または在勤の、園児から70代までの老若男女。今回は、そんな劇団限界集落のメンバーを紹介します。

第1回目は、劇団の副代表、進藤博行(しんどうひろゆき)です。

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実は若い頃から、いつか演劇をやってみたいなあ〜と、思い続けていた。もちろん経験はまったくなかったし、自分が向いてるかどうかも、まったくわからない。
でも、とにかく演劇はやりたかった。

だが、年齢から言っても、いまやらなかったら、思いだけで、一生終わってしまうかも……。
そう案じて、70才をすでに越し、仕事も、役仕事も一段落した頃、行動あるのみと考え、子供ミュージカルや音楽教室を主催し、プロを目指しセンス抜群の松井茉未さんへ、ひと言。

「ねえ、松井さん。どこか演劇集団知ってる?」
すると、松井さんの嬉しい、ひと言。
「わたし、春野で大人のミュージカルをやりたいんです。一緒にやりませんか?」
「え、本当?でも俺なんか、出来るかな…」
「大丈夫!ぜったい出来ます!!」
俺の心は、小躍り〜小躍り〜。
そして劇団がスタートした。
ありがとう茉未さん。ありがとう春野町。

実際に舞台に立ってみての感想?
そりゃもう、可愛い子どもたちと、若い人たちと一緒になって、稽古に稽古を重ね、観客の前で演ずることが出来たのは最高の気分でした。
でも一方、痛感したことも事実。
何をかと言うと、やっぱり自分の未熟さもわかったし、こりゃもっと真剣に向きあって練習し、レベルを上げないとダメだなあと言うこと。
声の続く限り舞台に立って、フットライトを浴びる楽しさを団員みんなで共有したいですね。

(進藤博行)

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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
すみれの花咲く町、春野より愛をこめて。

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