第4回公演のお知らせ 「庚申堂 ─ 僕は、ほんとうの僕に会いに行く ─ 」
私たち「劇団限界集落」は、静岡県浜松市天竜区春野町で旗揚げした、住民有志の手づくり劇団です。
春野町は、宝塚歌劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」の訳詞者で知られる、演出家・白井鐵造先生の生まれ故郷。
「劇団限界集落」は宝塚歌劇団ゆかりの地で、舞台のチカラでふるさとを元気にすることを目指して、2021年に旗揚げしました。
2022年3月の初公演、11月の第2回公演、2023年3月の第3回公演を終え、今回第4回公演を開催する運びとなりました。
今回の作品は、劇団初のオリジナル脚本であり、お客様に楽しんでいただけるよう、団員一同、日々稽古に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
劇団限界集落公演
オリジナルミュージカル
「庚申堂 ──僕は、ほんとうの僕に会いに行く──」
公演日:2024年2月23日(金・祝)
時間:【開場】午後1時30分 【開演】午後2時(上演時間:約1時間30分)
会場:春野文化センター 入場無料【全席自由】
ご不明な点、ご質問などがございましたら、春野文化センター(053-989-0200)までお問い合わせ下さい。なお、駐車場に限りがございますので、乗り合わせでのご来場にご協力お願いいたします。
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さて、今回のミュージカルのストーリーは…
というお話。
さて、物語の舞台となる「庚申堂」は、「庚申信仰」に基づいて建てられたお堂がモデル。「庚申信仰」とは、60日ごとに巡ってくる庚申(かのえさる)の日に行われる信仰行事です。「お庚申」「庚申講」「庚申待ち」などと呼ばれ、庚申の日に夜通し、共に飲食しながら語り明かします。
人の体内にいる三尸(さんし)という虫が庚申の夜に天に昇り、天帝にその人の罪を告げにいく。だから長生きするために、庚申の夜は眠らずに三尸が告げ口できないようにする……という理由なんだそう。
私たちの住む春野町では、いまでも各地区で「お庚申」が行われていますが、その地区の数は高齢化やコロナの影響もあり、徐々に少なくなってきています。
三尸が体内から出てこないように夜通し飲食するというのが起源ですが、地区の人同士、相談をしたり連絡をしたり、お互いを知ったりする機会でもある「お庚申」。こういった風習が失われつつあるのは、少しさみしい気もします。
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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
すみれの花咲く町、春野より愛をこめて。
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