劇団限界集落の人たち 柳澤知子
私たちは、宝塚歌劇団ゆかりの地、浜松市天竜区春野町で旗揚げした住民有志の手づくり劇団です。
劇団員は町内在住、在勤の、園児から70代までの老若男女。今回は、そんな劇団限界集落のメンバーを紹介します。
第4回目は、柳澤知子(やなぎさわともこ)です。
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Q.「あなたはどのようにして、劇団限界集落と出会ったのか?」
ミュージカルをずっとやっていた長女が、春野町で演技のワークショップに参加し始めました。
見学しているうちに、あまりにも楽しそうだったので、自分も「やりたい」と……。やってみると楽しくて、本当に笑い転げてたような。
でも、こんなたくさんの人の前で歌を歌う事になるなんて、この頃は考えてなかったなー。
Q.「あなたはなぜ、参加してみようと思ったのか?」
社交ダンスを習ったり、エアロビやジムのスタジオレッスンで、音楽に合わせて踊るのがすきでした。歌もお気楽に歌うのは好き。
ガラスの仮面っていう、演劇の漫画もハマって、この漫画だけは数十年人生を共にしています。それから、長女の出るミュージカルも楽しく観てました。
だからでしょうか?
「親子でミュージカルが出来たら楽しそうだなー」って思えたのは。
Q.「あなたにとって演劇・舞台・音楽とは?」
舞台って多分奥が深いんですよね。歌も踊りも演技も……。演劇について書かれている本を読んでもチンプンカンプン、練習していても深い溜め息の連続です。
でも、なんでやってんのかなぁって考えました。
それは「私」にとっての舞台は、新しい世界への扉だから。
舞台に触れ、舞台に立ち、仲間と繋がる。新しい人と繋がる。自分ではない役になり、新しい世界を知り、別の「私」を知ることができるから。素敵な扉です〜。
Q.「あなたの地域(春野町)への想いは?」
春野って素敵な響きだといつも思ってます。春野の端々まで行くと、奥が深い。
そして、そこに暮らしている人達は個性的で明るくたくましい。
まだまだ、春野は知らない事だらけ。
でも、自分や家族、仲間が暮らしている町。
自分がとは言わない。
劇団限界集落が少しでも、春野町に暖かい風を運んでくれたら……。素敵だなと思います。
(柳澤知子)
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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
すみれの花咲く町、春野より愛をこめて。