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劇団NONNY部署紹介#8 衣装メイク編

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 みなさんこんにちは!  劇団NONNY3年 広報担当、まのです。
 新歓企画として、劇団NONNYにはどんな部署があるのか、対談形式で紹介しています!
 演劇に興味がある人、裏方に興味がある人、劇団NONNYにどんな部員がいるのか興味がある人……そんな新入生に必見の情報が盛り沢山なので、ぜひご覧ください✨

↓紹介していく部署は以下の通りです↓
・役者
・演出
・舞台監督
・衣装メイク
・宣伝美術
・音響
・照明
・小道具
・舞台美術
・制作
(順不同)

 8回目の今回は、『衣装メイク』の部署紹介をしていきたいと思います!
 舞台を美しく魅せるほかに、役者の顔がよく見えるようにメイクをするなどの細かい調整も行っています。

衣装製作の様子
メイク直しの様子

 繊細な作業が必要となる部署ですが、具体的にどう仕事を進めていくのか、どういうところが楽しいのかなどを、衣装メイク部署で活躍する部員に聞いてみました!


部員紹介#8

 今回は、現副団長! 素敵な笑顔が持ち味のしっかりお姉さん、小藤 那奈子さんに衣装メイクについて詳しく聞いてみました!

自己紹介

  • 芸名:小藤 那奈子

  • 所属:文学部行動科学コース 社会学専修 3年生

  • 主な部署:役者、舞台監督、衣装メイク

  • 演劇経験:高校1年から

  • 好きなこと:食べること、踊ること

  • 大学の豆知識:生協パンはマジで旨い。じゃがバタボールとチョココロネを愛しています。。。

衣装メイクの仕事とは

衣装の仕事とは?

小藤:読んで字のごとく、役者の着るものを用意するのと、ヘアメイクをやります。役が何歳なのか、どんな時代なのか、どういう服が好きそうか、色味はどうするか……など細かいことを考えて衣装・メイク案を考えます。
ミシンを使ったり縫ったりが必要なとこもあるので、スタイリストみたいな仕事だけじゃなくて、地道な作業をすることもあります。あとは、衣装チェンジがあったりもするので、早着替えの実現性を考える必要もあります。
まの:早着替えは毎回苦労するよね……(笑) どの部署もだけど、台本の読み込みは重要だよね。
小藤:台本の理解は役者・演出と同じくらい必要になりますね。役のイメージを作る上で衣装はすごく大事だと思っています。
まの:衣装は舞台やキャラの印象を大きく左右しますからね。

衣装製作をすることも

まの:新歓公演では衣装のつぎはぎとか、こだわって作ってたよね。
小藤:高校の時は布染めたりもしたことはあります。
まの:この間も服をティーバッグにつけて染色とかやってたよね!
小藤:あれは結局失敗だったけど(笑)そういう挑戦を実験的にできるのもいいよね!

メイクの仕事とは?

まの:衣装の仕事がメインと思われがちだけど……ヘアメイクの仕事はどんな感じ?
小藤:役者の表情がよく見えてほしいので、遠くの席の方からでも役者の顔のパーツがはっきりわかるようにメイクします。自分が小さい時からダンスをやっている関係で、遠くから見えるようにシェーディングとかハイライトとか入れろ! っていうのをよく言われていたので、意識しているポイントでもあります。

特徴的なメイク

小藤:あとは、思いっきり特徴的な役はそれが出せるようにします。例えば、疲れた四十代のおばさんとか、シワを濃く出したりしないと20代に見えちゃうので、そこは拘ります。
まの:ヤギとかオオカミが出る劇のメイクも特徴的だったよね!
小藤:そう! 人っぽく見えないように、チークいっぱい入れたり、ヒゲ描いたりしましたね。
まの:あとは、世界観に合わせて特徴的なメイクをしたりもあったね。役者全員赤いアイラインとか、まぶた・目尻にキラキラとか。
小藤:メイクは衣装との釣り合いもあるので、衣装が派手ならメイクも派手に、衣装が落ち着いてたら派手すぎないように……という感じで雰囲気に合わせたメイクを考えます。

衣装メイク部署の良いところ

衣装部署のいいところって?

小藤:台本や役について深く考えることができるし、手を動かしながらイメージを形にしていけるのが楽しい。実際に衣装を着て舞台に立ってもらった時に、グッと役が深まる感じがするのが嬉しいです。自分で作ってる段階ではイメージがはっきり見えなくても着てもらうとしっくり来たりするので、そこで達成感を感じます。
まの:服1枚で、年をとったり時代が変わったり、時間経過をはっきり表せるのもすごいところだよね。誰かの私服を借りたりしたときにぴったりだった時の驚きもすごい。
小藤:それも楽しいよね! あれ、こんな感じの服あの人持ってなかったっけ……って思い出して借りてみたらぴったりだったみたいな!

小藤:あとは古着が好きだから、古着屋さんによく衣装探しに行くんだけど、そこでしっくりくるやつが見つかったときも嬉しい! 誰かが長く着てるっていう質感もあるし、安いからこそ躊躇なくビリビリにしたりできるから。
まの:意外と古着屋の服使ってるよね。コストもかからないしめちゃくちゃ良い。誰かの私服を借りたりしたときにぴったりだった時の驚きもすごいよね。

衣装部署に向いてる人

まの:衣装部署に入ったきっかけってある?
小藤:うーん……ものを作るのが好きだったから、最初は小道具よくやってたけど、衣装も創意工夫が凝らせる部署なので、気づいたら衣装チーフになってました。
まの:NONNYの衣装担当といえばふじさんのイメージがあるね。
小藤:ヘアメイクが好き、ファッションが好きな人にはオススメ! 作るのが好きな人も向いてますね。買うだけじゃなくて、一手間加えてみたりできるので。

小藤 那奈子が思う、NONNYの良さ

小藤:私がNONNYに入ったきっかけが、体験会の雰囲気が良かったからで……そこにいた先輩たちのあったかい雰囲気が良くて、初めて会った人たちのはずなのにとにかく楽しくて! ガンガン話しかけてきてくれるし、楽しませてくれるし……っていう雰囲気が良くて。この中で演劇やりたいな!って思ったのが最初だった。先輩方が卒業した後も、稽古中の雰囲気とか、変にピリつかず、それぞれがのびのびやりたいことやってる感じがいいなって思ってます。
まの:代が変わっても、そういう空気感は変わってないよね。

小藤:NONNYに入る人って、稽古頻度を気にしてる人が多いと思うんです。キャンパスが違って参加しづらいとか、そういう、訳ありな人が結構多いと思ってて。だからこそ、それぞれの強みを短い時間の中で発揮してるなって思うんです。ものづくりの人がいるとか、作曲できる人がいるとか、他にやってることがある人がいるとか……そういう、いろんな人がいるからこその、演劇まっしぐらすぎない空気感とか。仲良くなった人でも二人で話してみたりすると、そんなこともやってるんだ、って深く知れたりするし。
まの:経験者ばかりじゃないからこその新鮮な表現方法とかもあるしね。高校演劇でよくありがちな、本番直前はピリピリしなきゃいけない、みたいな固定観念もないし。
小藤:私語厳禁!みたいなのないからね(笑) これまでの経歴とかでその人が持つ雰囲気とか変わるから、いろんな人がいて団体として凝り固まってないなって思います。


 衣装メイク編、今回は小藤 那奈子さんに話を聞いていきました!
 衣装メイク部署の魅力が伝わったのではないでしょうか!
 演劇では日常的にしないような特殊なメイクや普段着ないような衣装を扱うことが多いので、見る側も、用意する側も非日常感を味わえて良いですよね♪

 次回は引き続き小藤さんと一緒に、舞台監督を紹介します! 更新をお楽しみに🌸