「石榴」役者インタビュー PART1《後編》
今回は役者インタビュー PART1の後編です!
メンバーは、「石榴」役者陣6名から以下の3名です。
♦︎川合星奈(役:小野千佳子)
♦︎狩集俊哉(役:伊東聡一郎)
♦︎増田承太郎(役:金成芳雄)
「役者インタビュー PART1《前編》をまだ読んでない!」という方は先に以下のNoteからご覧ください!
~役者インタビュー PART1《後編》~
Q.自分が演じるキャラクター、どんな人?
狩集:そうですね、なんかちょっと難しい…。(自分が演じる)【聡一郎】とは知り合ったとしてもそんなに知り合わないなって。なんか多分そんなに接することがないだろうな。なんか、そうですね、浅い関係で終わりそうな…
【聡一郎】はちょっとつかみづらいというか、分かりづらいというか…
本心が本心本心してないっていうか。
一同:あぁ~(納得)。
川合:私、この子(【千佳子】)好きなんですよね。すごい哀れでみじめで救えねぇところが好きなんですけどれども。本当に本当にどうしようもなく思うんですけど、なんかやっぱそこが愛おしいみたいな私の感想になってしまうんですけれど。(人間臭いっていうのは語弊があるかもしれないですけど、)そんな人間臭さが魅力。
増田:【金成】はキャラクターの役割として物語の進行役としての意味役がある。いい意味でも悪い意味でもお仕事を頑張っているんですよね。
逆に言うと、機械的って思われるかもしれないですけど、すごくそこに僕は人間味を感じて。実際、私も働いてますし。
(今回の公演では)いろんな人が出てくるんですけども、そういう曲者相手に話を進めようとするところはすごく頑張っているなっていう風に思いますね。頑張り屋さんですよね。
Q.自分が演じるキャラクターに言いたいことは?
川合:正直何も言えないですね。彼女にかける言葉はないですね。私が安全地帯から彼女に声かけることが一番嫌がることだと思う。
なので、(安全地帯から)何も言ってあげられないです。
増田:飲みに行きたいですね。是非、一回彼とはお酒の席でちょっと酔っ払いながら、語り合ってみたいですね。人生生きてる限り、苦労があると思うので、そういった話ができそうだなっと。
狩集:どうなんですかね、とりあえず好きに生きてくれって。僕からは彼の生き方に口出しするつもりはないんですけど…。現時点ではないんですけど、【聡一郎】が死ぬときぐらいにお疲れさまぐらい(は言いたい)。
Q.『演劇のココが楽しい/好き!』どんなとこ?
狩集:そうですね。さっきもいろいろな人と(演劇を)やりたいみたいなこと言ったじゃないですか。座組によって、やっぱ色々変わるものはあると思いますし。(演劇は)いろんな役割があるじゃないですか。それがいろんな力を合わせてるみたいな感じだけど、足し算ではないような。
結局、自分が何しても、ほかの人がどうするかによってまたいろいろ変わると思いますし、どうなるかわかんないみたいな。
(そういうところが)なんか面白いなと思います。
増田:自分はお笑いもやってるんですけど。お笑いなんて言っちゃえば、前日にネタ覚えて当日やっててできるんですよ。
それはもちろん、本気でっていうかクオリティあげようと思ったらね、もっとやんなきゃいけないんだけど。
演劇はミニマムの練習量がめちゃくちゃ多いなって思うんですよ。やっぱ本番の2か月前ぐらいから、週2、週3とかで人数集まって練習してやっていく中で、勿論日々の稽古もすごく楽しいですけど、みんなで何かを作り上げるっていう意味では本番ですよね。
2か月ためにためて練習したものを、解き放つあのエネルギーと言いますか。あれはもう何事にも代えがたい感覚というか、快感というか。
舞台とお客さんの境目がなくなって融和していく空間が形成できたとき、1つの作品の中にいるような感覚は他では味わえない。
川合:(回答に)すごく悩んでて。狩集の話を聞いてて思ったのは、やっぱ演技じゃなくて演劇っていうことに焦点を置いて質問されているじゃないですか。なので、演劇の楽しさって思ったときに、全体というか、やっぱほかの部署とか人の兼ね合いで生まれるものじゃないですか。ちょっと噛み合い方が全然違ったりとか、ちょっと人間が違うだけで全然変わるじゃないですか。いろんな人間によって、作り上げられていくのが面白いかな。
Q.現時点で!演劇楽しいですか?
増田:演劇最高!!いや、楽しいですよ。やっぱ久しぶりの演劇ですから。
社会人1年目で(演劇を)やって、それ以来3年ぐらいもうまるっきり空いているんで。リハビリは大変でしたが、それも含めて楽しかったですよね。
やっぱ久しぶりになんか作ってるなって。楽しいですね。
狩集:なんか今、演劇が楽しいのか、座組が楽しいのか、承太郎さんが楽しいのかわからないけども楽しいと思いますね笑。
川合:ぶっちゃけ苦しいこともありますけど、無から有への生み出す作業なので。でも、最終的にやっぱ毎回よかったなって思うので。今もやっぱり座組の雰囲気かもしれないですけど、演劇は楽しいと思います。
Q.お客様へメッセージをどうぞ!
川合:【千佳子】という一人の女が、一人の人間が少しでもお客様の心に跡を残せますように。
狩集:まぁまぁ(いろいろ表現を吟味中)~、楽しんでくれればなと。
ほんと楽しんでください笑。
増田:(自分の演じる)【金成】はお客さんと同じ目線に立てるキャラクターだと思うので、お客さんも【金成】として楽しんでいただけるように
この公演がやれたらいいなと思います。
(インタビューまとめ 黒澤)
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【公演情報】
劇団HEN/SHIN 旗揚げ公演 「名前のない演劇祭白」参加作品
「石榴」
脚本・演出 A-ta.
⚖️公演日程⚖️
・8/12(月・祝) 19:30開場/20:00開演
・8/13(火) 19:30開場/20:00開演
⚖️会場⚖️
北池袋新生館シアター