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「石榴」劇団員インタビュー《後編》

名前のない演劇祭白で公演を行う「石榴」は、劇団HEN/SHINの記念すべき旗揚げ公演です🔅
劇団を立ち上げた皆さんに、公演への意気込みなどをたくさん語ってもらいました!

今回は劇団員インタビューの後編です!
劇団員は、以下のとおり
A-ta. (主宰)
◆安永かなえ (看板役者)

モトミヤ雄希 (劇団のオールラウンダー)
※3人は、立教大学の演劇サークル 劇団テアトルジュンヌの出身で、同期です

インタビューを受けてくれた皆さん☆
左から、モトミヤ雄希 / A-ta. / 安永かなえ

「《前編》をまだ読んでない!」という方はコチラ⬇️


Q. 『演劇のココが楽しい/好き!』どんなとこ?また、現時点で!演劇楽しいですか?


A-ta. やっぱりナマモノなところじゃないですか。ナマモノっていうのは、見るという意味でも、(公演を)やるという意味でも、やっぱナマモノっていうのが最も価値のあるところだと思っていて。映像だと繰り返し見れたりとか利点あるって思うんだけど、演劇の一瞬というか、例えば何回も公演打つ場合は、毎回毎回違った風に楽しめるというか、その時々の役者が発する言葉次第で空気が変わってきたりとか、そういうのって演劇にしかないなって凄く感じるところだし、楽しいところ、面白いところだと思いますね。 

――――役者として参加している安永はどう思う?

安永 役者としては・・・自分以外の人間になりたいなとよく思っています。私、人混みが嫌いだから、人を無というか物体だと思っていて。
A-ta.・モトミヤ (発言が)危ない危ない(笑)!
安永 何が言いたいかというと、関わりのない他人って意識がしづらい。たまに街ですれ違う人をふと見たときに、この人は、自分の姿を見たことがなくて、その人の視点しかなくて、この人の人生があるんだなっていうのを考えることがあって、なんで私この人になれないんだろうって思ったりするんですよ(笑)。その時にやっぱ演劇って、いろんな人の人生を歩めるというか、そこが凄く一番楽しいところだなと役者ながらに思っていますので、こう、自分以外の人間になって人生を8回くらいやりたいので(笑)。実際はできないけど、演劇ならできるということが、かなり楽しいところだなって思っております。
A-ta. 役者らしい回答だなって思います。

――――モトミヤはどう?演劇楽しい?

モトミヤ 演劇問わずになっちゃうんですけど、何かを作るとか何かを生み出すのって、そういうのってずっと自分のすぐ隣にあるもの、地続きにあるものっていう感覚はすごくあって。(今回のような)こういう形、外に見てもらうとかじゃなくても、何かしら自分の中にあるなっていう感覚があるので、だから演劇やってるって感じ。楽しくないとかじゃないですけど、あんまり、そういう価値観の軸にないのかも。好きだから、楽しいから、というよりは、(演劇を)やることが当たり前という・・・何て言えばいいんだろう・・・。あとは素敵なお芝居、素敵な音楽とか、そういうのに出会った時の、頭で感じるんじゃなくて、体で感じる感覚。例えば、感動したって頭で思ったわけじゃないのに、涙が出てくるとか、体が震えるとか、鳥肌が立つとか、そういう身体感覚として体験できるっていうのは、演劇の魅力っていうか、楽しいところなのかなって(見る側としては)思いますね。

Q.  旗揚げ公演となる「石榴」に対する意気込みをお願いします 


安永 「やるぞ‼」という勢いしかないと思います(笑)。頑張るぞ!やるぞ!という(笑)。私たちのことを知らない人にも見ていただいて、知っていただければなと思っております。
A-ta. 私もなるべく長く息をしていたい(笑)、と思ってるので、そのための旗揚げ公演と思っております。なので気合いも入りますし、やっぱり学生時代と大きく違うのはチケット代があることだと思っておりますので、お金をいただくってことを前提に作品を作ってますので、今回でなんとか「HEN/SHIN」を知ってもらいたいなという気持ちです。
モトミヤ これから先、「HEN/SHIN」がどんどん成長して大きくなっていくためには、色んな出会いが大事だなと思っていて、もちろんお客さんも出会いだし、素敵な役者さん、素敵なスタッフさん、色んな出会いがこの先もっともっと必要になってくる。もちろん劇団テアトルジュンヌという母体があって、そこのメンバーが中心ですけども、色々な環境でもっと色々な人達と出会えたらって思ってるので。今回の演劇祭でも、そういう出会いがあるかもしれないし、私たちのことを知らないお客さんとも出会えるかもしれないし、(今回の公演が)そういう場になるようにしたいと思っているところではあります。あと個人的な話としては、音響卓を操作するのが実に6年ぶりとかなんですよ。そこはちょっと大丈夫か!?というか、ドキドキしてます(笑)。この劇団における私のポジションが、足りないところを補うというポジションなので(笑)。A-ta.からこの部署人がいないんだよねって言われて(笑)。
A-ta. それだけ聞くとパワハラっぽくなっちゃう(笑)!
安永 言われてちゃんとできるのが凄いよね。もし私が言われてもその部署ができる人を捜さないとって感じ(笑)。
A-ta. 昔から足りない所にモトミヤに入ってもらってて。彼女はオールラウンダーですから。
モトミヤ そこは部署をグルグルしながら頑張りたい(笑)。

Q.   お客様へメッセージ(見どころなど)


A-ta. 見終わった後に、「あー、現実じゃなくてよかったなぁ」って思ってほしい(笑)。私たちもできればね、お客さんをこの(公演の)世界の地続きの人間として巻き込みたいって思ってますので、見終わったあとに、なんかよかったな、(現実に)戻ってこれたなって思ってもらいたいですね。没入感といいますか。
安永 とってもステキな劇になっておりますので、皆様ご覧くださいませ!
A-ta. それ誰でも言えるやつ(笑)。定型文じゃん(笑)。
安永 まあ、旗揚げ公演の題目がこれはなかなかいいなと。今回の劇みたいな旗揚げ公演ってあまりないのかな?わかんないですけど。なんかこう、ぐわっていう、人の心をゆさぶる力を持った劇に仕立ててくださいましたので、ぜひ見に来てください!劇団員でないにも関わらず、(劇団テアトルジュンヌの)現役大学生の方とか、先輩方とか、私の知り合いの友達とかが、かなり命を削りながら演じてくださって、とても素晴らしい劇になっておりますので、ぜひ、彼らの勇姿を見に来ていただければと思います。そして、X(旧Twitter)のフォローもよろしくお願いいたします!
モトミヤ お客さんに、数ある作品の中から選んでいただいて、(お客さんから)貴重な60分をいただいて、本当にありがとうございます。こちらとしては旗揚げ公演とか色々な事情がありますけど、お客さんからしたら様々な作品のうちの一つっていう面もあると思います。本当に純粋に目の前で起こっている温度感、質感を感じていただければと思います。

A-ta./安永/モトミヤ 公演頑張ります!ぜひご覧ください!

(インタビューまとめ 伊佐間)


劇団HEN/SHINのnoteでは
◆役者(part1・part2)
◆オペ(照明)
◆スタッフ(※掲載中
のインタビューも掲載していきます!

次回投稿のお知らせは、劇団HEN/SHINの公式Ⅹ(旧Twitter)でチェック✅
【公演情報】
劇団HEN/SHIN 旗揚げ公演 「名前のない演劇祭白」参加作品
「石榴」
脚本・演出  A-ta.
⚖️公演日程⚖️
・8/12(月・祝) 19:30開場/20:00開演
・8/13(火) 19:30開場/20:00開演
⚖️会場⚖️
北池袋新生館シアター








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