【DJ楽曲レコメンド】DAY IN DAY OUT WITH LERON THOMAS / COTONETE
最近は頑張って一週間に一曲は紹介しようと思ってますが、なかなか難しいですね。3週目で力尽きそうです。
出演するイベントが今月はというか今月もバラエティ豊かで、昨日はDISCOからNJSからFUNKまでやったし、今日はJ-POP多めのDJだし、今週末は結構しっかりめのHIPHOPがあると思いきや、自身のDISCOのイベント、そして日本語ラップ縛りという、もはや毎日何を聞けば良いのか状態です。そんな中、私がピックしたのはこちら。
◆情報
DAY IN DAY OUT WITH LERON THOMAS / COTONETE
リリース / 2023/07/28
レーベル /Heavenly Sweetness
ジャンル / JAZZ CROSS OVER,BROKEN BEATS
BPM / 114
太いBASS、SAX、跳ねるピアノ、AFROなパーカッション、RAPっぽいボーカルと、今っぽさを全開にした新しいタイプのダンサブルなJAZZです。完全に夕方から先の夜の世界の香りがします。データではリリース直後に買って、DJでもすでによく使っていたのですが、後発リリースの7inレコードを買い逃してしまい、すごく残念ですが、再発されたようでようやく手元に来てくれました。
リズムでいうと四つ打ち気味なのでBROKEN BEATS的な使い方もできるので、生音から硬めの音へのスイッチも行いやすいです。BPMは思ったより遅いですが、疾走感があるのである程度ピッチあげてもいけます。B面のArt of Tones RemixはよりBROKENでこちらもかっこいい。
◆アーティストについて
フランス、パリを拠点とするJAZZバンドです。活動自体はすごく長く、2004年くらいから活動しているようです。前作のLPでのリリースツアー中、ブラジル音楽と急接近した出来事があり、そこからこの曲が収録されているLPの着想を得たようで、このLPにはプロデューサーに、自分も大好きなAFRO DISCOを量産しているGUTSを迎え、よりトロピカルな音色の楽曲が揃うLPとなりました。フランス自体、アフリカの移民が多いので、実際良いAFRO JAZZのバンドもいたり、前に記事でも紹介したSuper Gumboもフランスのバンドなので、てっきりもとからそのようなアフロを取り入れたバンドかと思ったら違うものでした。
Super Gumboの記事はこちら
LPのタイトルがVictoire de la Musiqueとのことで、これはフランスのグラミー賞的な、権威ある音楽の賞をもじったというかそのまま使っているので、バンド自体がこのLPにすごい自信が感じられる、そして洒落っ気もあるタイトルなので、きっとバンドメンバーも気のいい奴らなんだろうと、勝手に想像しております。この記事きっかけにLPを一から聞いているのですが内容良くてびっくりです。LP買おうかな。
◆コメント
DJなら感じたことがあると思いますが、初めて聞いた時から「これは俺の曲だ!俺がかけねばならない」という、自分で作ったわけでもないのに生まれる独特な感情があると思いますが、これはもう激がかけないとどうするんだと、そんな曲であると位置づけてます。とはいえ、そこまで癖も強くなく、使いやすそうです。7inで入手したことにより、7inのオープンフォーマットなDJや、7in Onlyで行うCross OverでのDJでもガンガン使っていきたいですね。
先日、京都でも長くJAZZをやっているクラブイベント、DoItJazzというイベントに遊びに行き、JAZZという、普通にやったらあんまり反応されないような(失礼)、実際に反応する人を選ぶ音楽なのに、たくさんの人が集まっているのを見て感慨深かったです。何度か言ってますが自分はもうJAZZではないと自覚しているので、JAZZでDJが成り立って、それでお客さんを喜ばせている方は素直に尊敬します。それは続けているからこその力もあるなと。自分はもう素直にJAZZを行うことはできませんが、こういう自分が心震えた音楽を、適切にアプローチし続けることが重要だなと、感じたそんな週末でした。
◆ご案内
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