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とりあえず胃カメラを1回受けることを勧めています。

こんにちは。京本雅彦です。
外科医をやっていると健診を受けた方が良いかとよく聞かれます。
健診についてそこまで詳しくないのですが、胃カメラをとりあえず一度だけでも良いので受けるように勧めています。
僕は20代で一度受けてそれきりです。

胃カメラを受ける理由はピロリ菌感染の有無を確認するためです。
ピロリ菌は胃がんや胃潰瘍の原因の代表と
考えられていて、除菌することでそのリスクを減らせます。
日本は欧米と比べ胃がんの罹患率が5倍あり、ピロリ菌がその原因の一つと考えられています。
ピロリ菌は胃の一部に感染し、年月と共に胃の全体へ感染していき、胃の粘膜を変化させて癌化しやすい状態へ変貌させていきます。
そのため若いうちに除菌することで胃がんのリスクをより減らせます。
僕はピロリ菌に感染していましたが、萎縮性胃炎C2と呼ばれる初期の段階で除菌できました。
あらゆる検査、治療には少なからずデメリットもありますが胃カメラは一回しておくのが良いかと考えています。

ちなみに僕は眠り薬なしでやりましたが、もう2度と出来ないと思うぐらい辛かったです笑

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