見出し画像

メタバースとビジネスについて想うこと

メタバース関連のことに関わり続けて1年半が経ちました。当初の驚きからその活用に自分自身が慣れていったのと、メタバースの中で何ができるのだろうかと、少しずつ試していってました。どうしてもメタバースというとゲームの延長上に思われがちですが、位置付けとしては新大陸的な部分が大きく、世界中の人々がフラットにリアルタイムに交流できる場所ができたと捉えた用が良いように感じでいます。なので、企業にとっては広告宣伝、ブランド構築の場としての活用が進んでいますよね。

もう一つが、身体拡張的な部分での活用が考えられます。アバターという自分の分身をメタバース上で操作することで、フィジカルな体では不可能なことを可能にできます。上記の「フラットにリアルタイムに」の部分で言えば、会社の打ち合わせを離れた場所でもその距離を感じさせない形で可能になりますね。また、アバターで擬似体験できることで、体が不自由な方が擬似的に自由を手に入れることも可能になります。こちらは、毎日新聞に目を通していると様々な話題があるので、1年もすれば全く違った活用方法が実行されている可能性もあります。

メタバースと言う空間はさまざまなことを実験的に行うことが可能です。なので、初期の頃(まだメタバースと呼ばれていない頃)から始めていた人たちは、この空間で何ができるのだろうかとさまざまなことに取り組んできていました。10年前ぐらいにスマートフォンがで始めた頃にスマホ上のアプリ制作に取り組む人が多かった状況に似てはいますが、大きな違いはその空間上に自身の存在も置けるので、メタバース上でのクリエイターという存在がちょっと特殊なものになて散る気がしています。

私は、見始めた最初の頃はこのメタバース上でさまざまな空間のクリエイターやアバターのクリエイター(その両者が同じ人ということも多々ある)が多かったとおおもいます。彼らはクリエイトしたメタバース空間上のものを、その多くの人は無償で提供していたので、ちょっとしたユートピア的な感じですね。これ、インターネットの初期の頃に似ている気もしています。みんなで、新しい世界を作っていく喜びを分かち合ってきる感じです。メタバース空間を提供している側もスタートアップ的な事業運営になるので、彼らクリエイターと共に進んでいこうという姿勢が強いと思います。このクリエイターたちは好奇心が旺盛なのでAIが出てきたら積極的にAIを活用してメタバース上で新しいことができないかと試しています。また、メタバース上のコミュニティーもだいぶ進化していてプロ顔負けのイベントが開催されることも増えてきています。この、プロ顔負けな部分はユーザーの技術力が上がったことと、デバイスの進化、サービスの進化の3つが合わさって実現されていますね。

ちょうど、この1年は「メタバース」ばバズワード化して一般企業や一般人も多くの人がメタバース体験をし始めたと思います。ただ、まだまだ、この正解は黎明期ですね。なので、冒頭のゲーム的な色合いが強いのだと思います。この世界で事業運営をすること自体がまだあまり考えられていないように感じています。企業の広告宣伝も映画やゲームの世界に協賛するような感覚の方が強く、メタバースを使った事業を本格的にやろうとはなっていないように感じています。初期のインターネットもそうでしたね。

メタバースが事業化しにくいのが今の課題だと思います。実際にこれ一本でできているのはサービス提供者ぐらいで、中の世界で事業運営をするにしても、まだそこまでの市場が現れていないのと、まだ初期のユートピアの段階なので、お金に対する感覚がシビアなのがあると思います。

ただ、確実にメタバースは今後活用されていくものになると思います。そこで何ができるのかを今のうちから探っておくことは、今後有効になってくると思います。

サポートいただけると嬉しいです。サポートいただいたお金は移働する資金に使わせていただきます。