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世界で一番ゴージャスなアートフェア⁈ TEFAFレポート 前編
毎年3月に世界最大級のアートフェアがオランダのマーストリヒトで開かれます。TEFAFと呼ばれるそのアートフェアの特徴は古典絵画が中心だということです。日本ではほぼ知られていないようで、日本語の記事を検索しても基本情報以外は出てこないですから、TEFAFの紹介にもなればなと思います。
概要
The European Fine Arts Fairの頭文字をとってTEFAFとなっています。元は1970年代にあった骨董と古美術のアートフェアがあり、それが合体してできたものです。当初はアンティークが並ぶ感じでしたが、1980年代末にはヨーロッパを代表する国際的なアートフェアに成長しています。
スイスのアートバーゼルが現代美術最大のアートフェアなら、オランダのTEFAFが古典〜近代美術最大のアートフェアということになるでしょう。会期初めのVIPの期間には、ルーブル美術館はじめ世界中の美術館関係者が集います。
レポート
私が降り立ったのはVIPでも何でもない期間でした。一般見学者は入場料が取られますが、1日券は45€、複数日入れるものは105€と相当高めではあります。高いと思う時点て私は庶民だなあと。というのも、入ってすぐに金持ちのイデアみたいな人たちしかいないことに気がついたからです。
「私、浮いてます?」
と直感的に思うくらい緊張していました。少しいい服を着てきたつもりですが、全身ロロピアーナ(イタリアの最高級カシミアブランド)の人とかがちらほらいる中では、厳しいものです。とはいえ相手もこちらのことをお客さん扱いはしてこないので、途中から振り切って楽しめました。
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