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高見温| On Takami
2024年5月31日 23:40
大学院から離れられて時間の余裕ができたと思いきや、在学時よりも忙しくなっている自分に驚きました。少し違うジャンルの本を読んだかなという感じです。文芸書①彬子女王『赤と青のガウン』エッセイは「作者その人にしか書けない何か」が重要であり、そこが妙味だと思うのですが、その点でこのエッセイは彬子女王にしか書きえない逸品でした。とはいえ皇族ネタが面白いからというだけでなく、美術史を英国で専攻したとい