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【仙台の蕎麦】

仙台空港から仙台空港アクセス線に乗って仙台駅に到着したのがちょうど昼時だった。

コインロッカーにスーツケースを詰め込んでおいて、取り敢えずは昼御飯を食べることにした。

何を食べようかと、仙台駅のビル〈S-PAL仙台〉の中を家内と2人でウロウロする。

「S 子ぉ~・・なに食べるぅ❓️」

「なんにするぅ❓️迷うよねぇ・・」

「どうせなら仙台の名物を食べたいけど、〈牛タン〉は今日のよる食べるから〈牛タン〉は止めとこうかなぁ」

「そうだね」

「仙台って〈牛タン〉以外に何があったかなぁ❓️」

「〈ずんだ餅〉❗️」

「〈ずんだ餅〉は昼飯にゃならんしぃ」

色々迷っている内に、ふと4・5人の行列が出来ている店が目に留まった。そこは〈そば処 丸松〉という蕎麦屋だったのだが、行列が出来る店なら間違いはないだろうということで、その店に入ることにしたのである。

店の外には長椅子が置かれているので、それに座って暫く待っていたが、客の流れが以外に早くて5分も経った頃には店内に案内された。

席に座って〈メニュー〉を見ると、セット物からご飯物まで、実に色々な物が揃っている。ガッツリと食べたいところだが、夜には〈牛タン〉が待っているし、軽い物にしておこうかということで、2人は〈五目蕎麦〉を注文したのである。温蕎麦で税込¥800―だ。

やがて運ばれてきた〈五目蕎麦〉には、温泉卵・椎茸・鶏肉・焼き麸・笹蒲鉾が乗っているという豪華なものであった。

麺は細麺で程よいコシがあってモッチリしている。出汁は関西と関東の中間どころといった感じだ。

「父さん、美味しいね」

「あぁ、これにして正解だったよ」

仙台の蕎麦に大満足した2人なのであった。

そんなことで、仙台は蕎麦処なのかなと思ったのだが、転勤で2か月前に仙台にやってきた娘婿君が言うには、仙台には〈ラーメン屋〉が物凄く多いんだという。

例えば、札幌なら味噌、福岡なら豚骨、函館なら塩、東京なら醤油などと、それぞれにご当地ラーメンというものがあるが、〈仙台ラーメン〉がどんなラーメンなのかは知らない。

よし❗️帰るまでに〈仙台ラーメン〉を食べるぞ、と思っていたのに、結局、2泊3日の仙台滞在中に〈仙台ラーメン〉を食べる機会は、ついぞ訪れなかったのである。

よ~し、今度きた時には絶対にラーメンを食べるぞ・・・


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