Salesforceの導入から47ヶ月が経った導入担当CIO視点の話

*2017/12/05に書いた記事の転載です

前回書いたのが一年前で、しかも経過月数が間違ってて恥ずかしいですが、細かいことは気にしないで行きましょう。一年後の話です。

2017年は初めてdreamforceに行った
【dreamforce初参加】2017行ってきました #DF17

行ってきた様子はそちらをご参照ください。開発や運用を担当している人にとってはコスパ悪くないのでは無いかと思います。

より一層データの一元化が進みました
一年前は、開発者講習に行ってなにをどうしようかなと試行錯誤していた時期だったのですが、開発に関する経験が増えるとともに実装したいことが増えていきました。

具体的には、Salesforce導入前のデータのインポートがより進み、これまでの沿革が把握できるようになりました。

特に、採用・育成についてのデータを歴史を紐解くことが出来るようになったのは面白かったです。

営業・売上管理はより高次元へ


Salesforceの導入から11ヶ月が経った導入担当CIO視点の話

11ヶ月目に、Salesforceデフォルト機能である売上予測がめちゃくちゃ使える!と気付き、一気に社内の利用度が高まった弊社ですが、この1年の間に、カスタマイズ版の売上予測画面を作成することにしました。

毎週のミーティングで必要な情報を一元管理し、事業計画に対する進捗が一目瞭然。

前年度以前の数字との比較も簡単にできるようなインターフェイスを作り込み、別途スプレッドシートでミーティング用の込み入った集計データを作っていたのですがそれをやめました。

スライドに貼ってある画像で数字を知るのではなく、リアルタイムなデータをダッシュボード上で見ることが出来ます。これは便利

人事評価もより高次元へ

Salesforceの導入から33ヶ月が経った導入担当CIO視点の話

前年に既に試行していたのですが、こちらが高次元になりました。

人事評価の対象期間における情報だけでなく、社員自ら自分の過去の任意のデータを閲覧することが出来るようになりました。

これまでの自分の給与等級がいつ動いたのか、その頃はどんな仕事に関心を持っていてどんなパフォーマンスを挙げていたのかが一目瞭然になりました。

集計作業はApexが自動でやりますので、現時点のパフォーマンスはリアルタイムに確認することが出来ます。

採用希望者の管理についてもSalesforceに乗せた


リバネスでは、様々なイベントを開催しており、そこで採用できそうな人と出会うことがあります。

加えて、研究室に取材に行きますので、そこで出会う人ももしかするとリバネスに興味を持ってくれるかもしれません。

週末インターンシップは創業時からずっと継続しておりますので、インターンシップ生が新入社員になってくれるチャンスもあります。

だがしかし…

管理はスプレッドシートで行っていました。

商談管理で上手く行ったこの方法を、採用に転用しない意味がわからない。

ということで、今年から採用情報をマージすることにしました。

結果が出るのはまだ先だとは思いますが、着実に進めています。

コミュニティクラウドを使ってみた

リバネスでは、TECH PLANTERという新規創業者のメンタリングプログラムや、中高生向けの研究支援サービス等が存在しているのですが、そこに入ってくる人と弊社社員とのやり取りがとにかく煩雑で、データをまとめるのに一苦労するという自体が起きていました。

そこで、Salesforceのコミュニティクラウドを採用。

応募者はコミュニティクラウドで立てたコミュニティサービスにログインしてもらい、所定の書式で必要な情報を登録してもらいます。

当然レポート管理が出来ますので、誰が出来ているのか、どのイベントの参加状況が芳しくないのか、誰をプッシュすれば事が進むのかといった情報を把握するのも容易です。

Visualforceページを使って帳票作成を行えば、弊社クライアント向けのデータシートの共有も簡単です。

コミュニティクラウドを使ったメンバー管理はひっじょーに工数削減に寄与したなと思っています。これは入れて良かったなー(大変だったけど)

次はなにする?

2018年に向けてどんな取り組みをしようかなと思った時に、弊社の今一番の課題は

会議過多

これに付きます。

ありがたいことに売上も伸びており、人数も増えています。プロジェクトを掛け持ちするのはリバネスでは当たり前なのですが、プロジェクト数が増えてくると定例会議なんかを突っ込まれると、会議だけで一週間が終わってしまいます。

これを解決したい。

ということで、Quipの導入を検討中。

2018年度の結果として何か言えるといいですね。

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George Yoshida/吉田丈治
noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。