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Dreamforce 2024 Recap in TokyoのRecap: Einstein 1 どうやって使いますか
先日開催されたのがDreamforce 2024 Recap in Tokyoなのですが、その中で一つラウンドテーブルセッションに登壇したのでその話をRecapしていきたい
Dreamforce以降、異常なスケジュールだったんだけどここにきてホッと一息。ということで今更ながらRecap Tokyoの登録を完了(遅
— George リバネスCIO/リバネスナレッジ代表 (@geeorgey) October 12, 2024
最後の最後のラウンドテーブルなのに満席になっていた。すごい。眠くならないような話しになるように頑張ります
裏番組が宮田さんなので、よろしくお伝えください>誰か氏… pic.twitter.com/L4ru6l4TMp
どんなラウンドテーブルだったの?
タイトル「先進企業の実践から学ぶAIとアプリケーションの戦略的活用」
今回はファシリテーションをSalesforceの横井さん。プレゼンターに同社の稲葉さんと私ということで17:15-19:05という夕方の疲れているタイミングで結構な組織のVIPの皆さんにお集まりいただいたにもかかわらずディスカッションが盛り上がったのは横井さんの企画力の賜物ですね
内容は?
稲葉さんと私でお話したのはSalesforceに限らない生成AI活用の話しとなりました。参加されたみなさんもCIO的な立ち位置の方が多かったので、そういった組織の中でどんなことが検討されているのかについてお話ができたのは良かったなと思っています
Salesforceのお二人は直前にセッションがありましたのでその話についてはこちらにダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=kVVZWNDgI7A
私のパートは、実際にEinstein 1 Platformを使ってみてどうなのよという話についてお話しました。
プロンプトビルダーは今後核になっていくだろう
皆さんAgentforceはやってみました?
やってない方はこちらからできるので是非チャレンジしてみましょう。日本語でやれますよ
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プロンプトビルダーは今年の3月くらいに使えるようになった記憶ですが、今回のラウンドテーブルではその使い勝手の話を結構しました。
これは、触ってみると簡単に使えるんですけど、ちょっと触っただけだとそれで終わっちゃうんですがかなり良くできていると思っています。
プロンプトを書き、データを読み込み、そこに実際のレコードを使って実験ができる。このループがですね、とても楽です。これをChatGPTでやると、プロンプト書き直して新しいチャットを立ち上げてからプロンプトを投げるというやり方になります。別のデータを呼び出そうとしたらプロンプトの中に入っているテキストも書き換えなければならない訳で、結構手間がかかっちゃうと思うんですよね。
細かい話しではあるんですけど、生産性にはめちゃくちゃ寄与するはずです。現場の人がめちゃくちゃ助かるというUIが作り込まれているのが素晴らしいところの一つだと言えます
LLMを利用するためのコア機能だ
今後このプロンプトビルダーはコアとなる機能になっていきます。Data Cloudをはじめとして色々なデータを簡単に接続できるようになる
まぁプロンプトビルダーで呼び出す部分にはコツみたいなものがあって、やってみるまでとっつきづらい部分はあるような気がしますが、これも別にコードを書かないとだめという訳ではないので簡単にできます
これはとても強いですね
Salesforceを使わない場合にどんな人がLLMと関わるかというと、LLMオタクの人たちです(自分を含む)。ラウンドテーブルでも言ったのですが、LLMは二年程度の技術です。ぽっと出てきたツールを、その特性を理解したうえで業務利用までこぎつけられるかというとこれは結構難しいと思うんですよね。その時点でレアです。
では、Salesforce上で使えると言うことはどういうことなのか。これはですね、SalesforceのUIを理解している人であれば(Admin等)比較的難易度が低くスタートできるんですよ。これはとてもとっつきやすいという面でプラスに働きますし、なんなら社内でちょっと興味がある人に触らせて上げることで生成AIを使いこなせる人が育つ可能性がある。ここが良いですよね
そういった意味で、難易度が低いUIを提供されているというのはとても良い点だと思われます
事例なんかは資料の20ページあたりから書いてあるので是非みてみてください。社内に膨大なテキストがある弊社リバネスにとってLLM活用はとても生産性向上に寄与しています。
生成AI時代の情報について
ここにも書いたのですが
今後人類が触れる情報というものは基本的に生成されたものに変わっていくのだろうと感じています。我々がすべきことは自分が考えたことをどんなに文章を書くのが下手だったとしてもとにかくインプットしていくということになるのではないかと感じています。もちろんインプットするタイミングで生成AIが介入することでより分かりやすく記入した意図を書き残すこともできるでしょう。
Slackは大きな知識の格納庫となり、人類はSlack AIを通して格納庫から欲しい情報を取り出すという使い方です。誰かが格納した文章を生データのまま使うということは今後減少していくようになるのではないかと思っています。
情報の取り出し方が激的に変わっていきます
業務アプリによってそれは急激に身近になっていくでしょう
Salesforceはこれを先進的に取り入れていくのだろうし、そこに乗っていくだけである程度のアウトプットが出せるように間違いなくなるんじゃないかなとは思います
ということで、Agentforce
この前までCopilotって言ってたやつですけどね。この二年の生成AI領域の発展は目まぐるしく、キーワードもどんどん進化していっています
Atrasとかいう推論エンジンが出てきてなにそれ?ってなっている人も少なくはないでしょう。
リーゾニングってなに?あの電話で音声対応してくれるソラっていったいなんだったの?新しい体験がどんどん目の前に流れてついています
当然、いま出ているもので完璧に何かをなせるかというとそんなことは無いと思いますが、この進化は連続性のあるものですから。まずはAgentforceが狙っていることに触れてみるということをおすすめします
これね
ということで、Recap Tokyoお疲れ様でした!!
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