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とにかく発信せよ #DataForward #コミュニティ活動の地位向上に取り組む会
SalesforceやTableau,SnowflakeやAWSをはじめとして、ユーザーグループという活動が行われています。
昨日発表のあったSalesforce World Tour Tokyoにも多くのユーザーが参加し、最新情報を得たり、ハンズオンセッションに参加したり、コミュニティユーザー同士で会話したりと、良い機会となっているはずです。
🌈 今年は6月開催が決定✨
— Salesforce Japan (@SalesforceJapan) April 15, 2024
🗼#SalesforceTour Tokyo🗼
6/11(火) 〜 12(水)
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世界No.1の AI搭載型CRMがどのように生産性を高め、コストを節約し、成果につなげることができるのか。
ぜひご体感ください🙌
無料登録→ https://t.co/ov6cfiv5l1 pic.twitter.com/QzRVzo2WcI
一方、参加する側についてのお話
実はこのコミュニティ活動とされるものについて、参加する側には色々とハードルがあるというのが現実です。上述のイベントをはじめとして、業務時間内に開催されるものが少なくないため、参加したいと思った時に「今日は有給を取ってきました」ということがままあるんですよね。
これってなんでだっけな?と考えた時に、コミュニティ活動の地位がそもそも低いという状態をなんとかしないとだめだなということに行き着いたKTが中心となって立ち上がったイベントである、Data Leadership Collaborative(DLC)に参加してきました。
日本初のData Leadership Collaborativeのイベントまもなく開催です!会場もSwagもめっちゃいい感じ。今日ご参加の方、お待ちしております!!
— KT ❄️ (@DATA_Saber) April 15, 2024
We will host the first DLC event at Tokyo today! Hope this event inspires to the community.#DataForward @DataDLC pic.twitter.com/hqYBsO0fpp
そもそもコミュニティ活動って必要なんだっけ?
組織からするとそうなってしまうというのが現在地です。逆に言うとそんなこと言う必要もないという組織も存在していて(隣の席にいらしたのがクラスメソッドさんだったので)、感覚の違いは大きくなっていました。
今回のイベントでは、テーブルでディスカッションするスタイルだったので皆さんのお話を聞きながら明日から実践できる何かを紡ぎ出すというやり方をしたのですが、大きな組織であろうが、弊社のような小さな組織であろうが、結局のところ上司にあたる人の理解の有無でコミュニティ活動への参加がうまくいくかが決まるみたいなことがありそうです。
コミュニティ活動が漠然としている
業務時間内に参加するということは、それだけ業務時間を圧迫するということになりますので、参加したからなにかプラスになるの?と上司が思うというのは自然な流れです。これを払拭するには上司がコミュニティに対する理解を持っているという状態を作るしかありません。そこに参加することで様々な恩恵があるよな、セレンディピティがあるよな、ということを思ってくれている状態を如何にして作っていくのかが重要です。
対価を求めると失敗する
これはあるあるだと思いますが、コミュニティの場に参加したことでなにか明らかな対価を得られるという理由書を書いて申請させるというのはうまくいかないだろうという会話になりました。そもそも参加したい人の心が折れる可能性が高まります。もう一つはあんまり対価を求めすぎると参加したユーザーがコミュニティの趣旨から離れてしまってコミュニティ側に嫌われるということが発生します。わかりやすい話しでいうと「営業活動を熱心にしちゃう」みたいな奴です。コミュニティはそうじゃないんですよね。
じゃぁどうすればいいんだ!
コミュニティ活動を推進できるような組織体を作るにあたってはいくつかの合意形成が必要だと思っています
コミュニティ活動へのコミットによって、どこかの未来で恩恵を得る可能性があるかもしれないという薄い期待
コミュニティ活動に参加していることで社内では得られない何かしらのスキルが伸びるだろうという薄い期待
活動を続けていくことで情報発信力があがって組織への注目度があがる可能性があるかもしれないという薄い期待
短期的な成果を求めなくてもなんとかなるという経営基盤
みたいなものがあって、最終的には仕事ちゃんとやってればあとは自由にやればいいよという風土があることが必要です。
組織風土はこんなところで、あとは参加者側の意識みたいなものも必要
参加者側について
コミュニティ活動は基本的にGiveの精神です。自分がやったことをコミュニティに還元する人たちの集まりです。もちろん自分があまりわからない部分についてはTakeになりますが、それもGiverあってのことです。
参加側も「私なんでまだまだ…」と言い続けて何年みたいな人が現れやすいみたいなところはあるのですが、大したことないと思っていても、その情報は初心者にとっては貴重な証言だったりする訳です。
これは本当その通りだよね。とにかく発信せよ
— George リバネスCIO/リバネスナレッジ代表 (@geeorgey) April 15, 2024
わかりみしかない。 #DataForward pic.twitter.com/LIokEPlZ2y
組織内と書いてありますが、組織内外問わずこれだと思います。とにかく発信せよ。それだけで大きく変わるのです。
Dreamforce登壇の衝撃
私自身、2019年のDreamforce登壇でその後が大きく変わった人です。
きっかけは自分が書いたQiitaの記事でした。
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Qiitaに記事書く→Salesforceの担当AEが社内展開する→イギリスのPMが興味を持つ→AIブートキャンプが始まる→結果出たしDreamforce出ましょうか!となる。(いや、そうはならんやろと思いますが、そうなりました)
発信はもはや僕の個人的な趣味だったりするので、特に気負って何かをやりとげた!というものではないのですが、基本的にはGiveです。僕の場合は未来の自分へのGiveだと思って書いているので、それが多くの人が読もうが読まなかろうがあまり関係なく続けられます。モチベーションは自分の人生がベースになってるので枯渇することはあんまりないです。
と、自分語りはこの辺にしておきます。
登壇は良い機会になる
どんな小さな登壇でも良いのでコミュニティ活動の中で登壇の機会を貪欲にゲットしていくのが良い方向に動くことは多いでしょう。コミュニティは基本的に慢性的な登壇者不足に直面しています。恥ずかしがらずに手を上げてみましょう。とても歓迎されると思いますよ。
登壇はまだまだということであればコミュニティの運営側に回るというのもありです。
それでは私達がコミュニティ活動の地位向上に付いてできることは?
こればっかりは偉い人たちを巻き込んでいく以外に方法がないですね。彼らがコミュニティ活動に継続的に入ってくることを仕組み化していく必要がありそうです。
そういう活動を通じていろいろな人にコミュニティ活動というものが浸透していく。地道で長い道のりではありますが、一歩一歩進んでいくものなんだろうなぁと感じたイベントでした。
ということでDLCは一歩目を踏み出したばかりですが、このような活動を通じて少しでもコミュニティ活動に「業務時間を使って」参加できる人が増えると良いですね。
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