文化服装学院デジタルファッションプログラム 講義レポート【第1回】
こんにちは!
急に寒くなり乾燥でのどがカサカサしているHaruです。
ホームページではお知らせをしておりましたが、この度日本を代表する服飾のプロ養成学校である、文化服装学院にてデジタルファッションプログラムが始まりました!
このプログラムは、2024年4月に新設した「バーチャルファッションコース」の後期授業としてロブロックスを活用する授業で、Roblox社も公式に協力をしてくれているすごいカリキュラムなんです…!
(ちなみに、新設コースというだけでなく、教室で全員がPCを使ってファッションのことに取り組んでいるクラスもここだけとのこと)
今回、GeekOutのクリエイターすしパさんがなんとその講師を務めることになったので、ぜひその姿や学生さんの反応をお届けするレポートをお届けしてまいります。
第一回は初回のイントロと模擬課題までの様子です!
まずはRobloxに触れてみよう!
第1回講義ではイントロダクションとしてデジタルファッション市場の拡大についてやRobloxの世界での影響力やアバターアイテムについての基本情報の講義から始まります。
2023年にRoblox社がニューヨークのパーソンズ美術大学と協業して開始した世界初のデジタルファッションコースについても紹介し、本プログラムへの期待が高まっていることをお伝えしました。(ちょっとプレッシャーになってないか不安ですが…)ただ、学生さんたちの様子を見ると、Robloxに興味を持ってくれている様子でした!
今回のプログラムでは最終的に卒業制作として実物作品とデジタルファッションの両方を提出するということで、学生さんたちも真剣です。
2月には卒業制作ショー(リアルの方)も予定されており、私たちも今からどんな作品に仕上がるのか楽しみにしながら、講義を進めていきます。
講義の後半では休憩をはさみつつ、学生さんの自己紹介のあとはみんなでRobloxをプレイしました。
短い時間の中でしたが、攻略を見つけたり、アバターをカスタマイズしてみたり、時間いっぱいまでRobloxで楽しんでいただけたようで、さすがデジタルネイティブ世代だなと感じました。
授業後に聞いてみると楽しいと言っていただけたり、後日講義に関するチャットではみなさんさっそくアバターをカスタマイズしてフレンド登録をしあっている様子がうかがえました。
模擬課題に挑戦!
第2回~3回でマーケットプレイスの基礎的な知識や、アップロードの仕様・禁止事項等を説明した後、学生のみなさんは模擬課題にチャレンジしていきます!
基本の仕様等はすしパさんが紹介しているこちらのnoteもご覧ください!
まずは、すでに完成したデータをRoblox Studio上でインポートからアップロードの流れを体験します。
大きさを変えたり、向きなどを調整し全員上手にアップロードができました。
ここからは自身の卒業制作に入る前に、模擬課題に取り組んでいきます。
模擬課題では頭につけるハットタイプのリジットアクセサリーを一つと、レイヤードクロージングのトップス一点の、計2点を制作。
バーチャルファッションコースでは、学生さんが起こしたデザインを「CLO」というファッションに特化した3Dモデリングツールを使ってデータとして作成しています。Robloxにアップロードするためには、CLOのデータを一度BlenderでRobloxの仕様にあわせたデータに調整してからRoblox Studioにインポートする必要があります。
そのため模擬課題のトップスについては、全員統一でシンプルなシャツのCLOデータから、色や柄のアレンジは自由に行い、アバターアイテムとしてのアップロードまでを行ってもらいます。
学生さんたちはCLOやBlenderは別に授業で学んでいるため、3Dモデリングについてはあまり問題ないようでしたので、独特なRoblox Studioの操作感を覚えるところから取り組んでいました。
初めて扱うツールなので手こずるのではと少し心配でしたが、授業後に聞いてみると「楽しかった」「少しクセはあるけど慣れれば問題ない」とさすがデジタルネイティブ世代…。
「今後も役に立つスキルだと思うのでしっかり覚えて活用していきたい!」と言っていただけたりもして、私たちもとてもうれしい気持ちになりました。
次回からは実際に学生さんたちがどのように模擬課題に挑戦しているかを見学させてもらいます!
第二回レポートもお楽しみに!