【エッセイ】私の好きなもの100
好きなもの100個挙げてみる
好きなものを100個書き連ねてみた。理由は二つ。
一つ目は「自己紹介」。なにが好きか、という問いはその人がどういう人物か、を表していると思うから。
二つ目は「幸せであり続ける」ため。やや大げさだが、好き、があれば人は幸せだから。幸せのもとは多ければ多いほど良いのでなるべく多く、惑わされたり揺らいだりしないためになるべく具体的に、100個書き出してみた。
好きなもの100個
1.京浜急行のスピード感
2.IKEAのフェイクグリーン
3.山本直樹『明日また電話するよ』に収録されている「Cl₂」「テレビばかり見ていると馬鹿になる」「明日また電話するよ」
4.モスバーガーのモスバーガー
5.部屋とかカバンの中とかぐちゃぐちゃな女
6.槇原敬之の歌詞
7.タトゥ―シール
8.京都にある無鄰菴
9.カレーハウス11イマサのミニカレー
10.Curry草枕のなすチキン(なす増量チーズトッピング、辛さ0.5)
11.ピーポくん
12.金魚
13.岡崎京子『エンド・オブ・ザ・ワールド』
14.山田詠美
15.足首
16.江口寿史の女たち
17.中華風の和室
18.Instagramの考え抜かれた自分の投稿を眺めている時
19.Blue Bottle CoffeeのHOT NOLA
20.植物園
21.The Earlのサンドイッチ
22.KOOL
23.ケニヤン
24.ペデストリアンデッキ
25.ピアス
26.西原理恵子『ぼくんち』ラストシーン
27.いちじく
28.すもも
29.日向夏
30.『鋼の錬金術師』
31.アニメ『怪奇ゾーングラビティフォールズ』
32.性格の悪さを自覚しててまんざらでもない人(皮肉屋・ひねくれもの・毒っけのある人)
33.にんじんしりしりと納豆をごはんに乗せた丼
34.果実園リーベル
35.ドラマ『TRICK』シリーズ
36.都市伝説
37.日本の水道水
38.フェイクグリーンに、購入してから好きな匂いじゃないと気づいた香水吹き付けている瞬間
39.クリスマス一色になっている街の様子
40.SOUL'd OUTのラブソング
41.台北
42.ロイヤルホスト、できればテナント内じゃない一戸建てのロイホ
43.愛想笑いができる男
44.横浜中華街
45.セブンのかぼちゃプリン
46.環八からターミナルまでをつなぐ羽田空港内の道路
47.JR京都駅
48.ラグ
49.ペンギン
50.11月
51.ひき肉・ミンチを使った料理
52.TOCビルとその周辺(大崎広小路)
53.ゆりかもめ
54.熱めのシャワー
55.連休
56.サブウェイのチーズオンチーズ(セサミトースト•トマトとレタス増量•ピーマンとオニオン抜き•バジルソース)
57.好きな曲を使って振り付けしてる時間
58.矢沢あい『NANA』
59.東京
60.チープカシオ
61.上島珈琲店のかぼちゃミルク珈琲
62.部屋の模様替えしてる時
63.インテリア、家具、家電、アートを自分の部屋に置くことを考えながら見てる時
64.梅酒ロック
65.ワインカップ シャルドネ
66.服のコーディネート考えてる時
67.テアトル系列の映画館(ヒューマントラストシネマ・テアトル)
68.マミーズアンスリールのアップルパイ
69.ミスドのコーヒーおかわり自由
70.FREITAG
71.椎名林檎『流行』Mummy-Dのラップ
72. 夜の空港/新幹線/バスの待合室
73.BOOKOFF
74.深煎りあっついコーヒー
75.『出没!アド街ック天国』
76.Spotify
77.腕時計を利き手に着ける人
78.90年代~00年代のR&B(日本のでも洋楽でも)
79.日本語ラップ
80.DOUTOR
81.冬の鎌倉
82.BEAMSBOYのフェミニンな服
83.口元や頬にほくろがある人
84.「そのものが好きで仕方ない」人が対象について語っている様子
85.好きな人とコンビニ・スーパーで買い物した後の帰り道
86.文庫本
87.Patagoniaのベター・セーター・ジャケット
88.ふくらはぎあたりまでスリットの入ったボトムス
89.目黒にある韓国料理屋『NOON』
90.蔦屋書店
91.徒歩
92.新幹線と観光列車
93.資生堂パーラーのオムライス
94.黒のタートルネック
95.山下穂尊のいきものがかりの曲、特に『雪やまぬ夜二人』『タユムコトナキナガレノナカデ』『月夜恋風』『あまあし』
96.ピアス
97.フライドポテト
98.ゆっくり解説動画
99.「足るを知る」という考え方
100.宇多田ヒカル『Stay Gold』
好きなもの100個挙げてみて
こうして列挙してみると、改めて自分は安上がりな人間だな、と感じる。
基本的に1000円あればどれも手に入れることができる。ピーポくんは街中に溢れているし、日本の水道水は安全だから蛇口をひねれば飲み放題。どちらも徒歩でアクセスできる範囲にあるので、無料だ。槇原敬之の名曲達をSpotifyで聴きながら歩いたら、さらに幸せ。
この世には、(私にとっては)つまらなくてどうでもよいものを手に入れるために、病気になるまで働いたり、時には犯罪に手を染めてしまったりする人もいる。
もちろん、その人なりの事情もあるだろうし、何を価値とするかは人それぞれではあるが、私はタダで幸せになれるコスパの良い自分が好き。
数年前、『Hanako』の飲食店特集を読んでいて、キャッチコピーの「1000円の幸せと、6000円の悦びと。」を見た時、「自分だったら1000円の食事を6回食べて、頻度をふやすなあ。」と思っていた。今でもその考え方は変わっていないみたいで少し嬉しかった。
月とか桜とか揺らす風とか、自分の前を通りすぎないで欲しい。ちゃんと考えてちゃんと働こう、そう思いました!